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iPad Proを早速分解してみたレポートが登場、バッテリー取り外しは以前より容易に


iPad Proを予約した人は明日届くのを楽しみに待ちわびているところではないかと思いますが、海外では早くもiPad Proを手にして触りまくっている人がいるだけではなく、分解まで済んでしまっています。

iPad Pro Teardown - iFixit
https://www.ifixit.com/Teardown/iPad+Pro+Teardown/52599

これがiPad Pro、画面サイズはシリーズ最大の12.9インチ。


Surface Pro 4と重ねると、iPad Proの方が薄く、かつ大きいということがわかります。


iPadの画面は接着されているので、まずは温めて接着剤を溶かした後、できた隙間にピックを差し込んで開けていきます。


パカッ


ディスプレイケーブルが接続されているので、コネクタを外します。


これで本体部分とディスプレイ部分が上下に完全分離しました。これは本体(底面)側。


実に面積の50%をバッテリーが占めています。


本体角の部分にあるのが……


カメラです。しかし、本体サイズこそ大型化していますが「見た感じ、iPad Air 2のものと変わらない」とのこと。


そして、本体中央のロジックボードに手を付けます。


iPad Proの心臓部です。


赤枠で囲まれたものがA9X 64ビットプロセッサ。オレンジ色の部分がLPDDR4 RAM(2GB×2)で、黄色は東芝の32GB NANDフラッシュ。


バッテリーの側面にこんなものが……。


これはバッテリーの固定に用いられている粘着性のタブ。作業が非常に楽になるため分解を担当した人が喜んでいるのがわかります。


バッテリーはロジックボード両側にあって、容量は10307mAh。


iFixitによると、数字が小さいほど解体が難しくなる10段階評価の解体難度は「3」。バッテリーとロジックボードははんだでくっつけられているわけではないので、比較的簡単に取り外しが可能。しかし、フロントパネルとLCDが完全にくっついているため、本体を開けたときにLCDが破損する可能性があり、また、画面が割れたときの修理費用が高くなりそうだとのことです。


2015年11月17日 10時30分追記:
海外ニュースサイトのArs Technicaによると、iPad ProはUSB 3.0のコントローラーを搭載しており、理論的にはデータ転送速度がUSB 2.0の約10倍である、最大5Gbpsをたたきだせるとのこと。ただし、iPad Proに同梱されているLightningケーブルはUSB 2.0対応の品なので、USB 3.0の速度を実感するためには今後AppleがリリースするであろうUSB 3.0対応のケーブルを購入する必要があります。

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in モバイル,   ハードウェア, Posted by logc_nt

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