真っ白な氷で覆われた美しく広大な南極大陸をドローンで撮影したムービー「Antarctica」
地球の最も南にある南極大陸は、地表の約98%が厚さ平均約1.6kmの氷に覆われ、時には-90℃近くまで気温が下がることもあり、とてつもなく厳しい環境にあります。そんな厳しい環境の南極大陸で16日間を過ごした写真家のKalle Ljungさんが、南極の様子をドローンで撮影したムービーを公開しており、あまり伺い知ることのできない南極大陸の様子がよく伝わってくる内容になっています。
Antarctica on Vimeo
Ljungさんは父親と一緒にヨットで南極大陸に向かいました。南極大陸で撮影を行い、美しい風景と孤独感を伝えたかったとのこと。
手前の島には小屋が3軒ほど建っています。
小屋がある島は雪や氷が比較的少ない場所のようです。
濃いブルーの海にポツンと浮かんでいるヨット。真っ白で広大な南極大陸とどこまでも続く海から、人間の存在の小ささが伝わってきます。
無数の流氷が浮かび、奥には雪に覆われた険しい山がそびえ立っています。
Ljungさんが立っているのは……
流氷の上でした。海に隠れている流氷の部分は透きとおるくらいきれいな水色。
手前に浮かんでいるヨットから、大陸を覆う氷の厚さがよく伝わってくる1枚。
まるで映画「ロード・オブ・ザ・リング」に出てきそうな氷の山肌。
巨大な流氷の横を通過するヨット。これくらい大きな氷の塊を見ると圧倒されそうです。
あれほど大きく見えた流氷も、背後に写った南極大陸と比べるとかなり小さめ。その流氷よりもさらに小さいヨットに乗ったLjungさんを想像すると、周りの圧倒的なサイズ感に何だか背中がゾクゾクしてきました。
真上から流氷を見ると、海の中に隠れている部分がどんな形になっているかがよくわかり、流氷の違う一面が垣間見えます。
ヨットのマストで作業中。
いびつな形の流氷は自然に作られたアート作品のようです。
真っ白な氷の世界で生きているクジラの姿。
ムービーの最後の方には空を舞うワシのような鳥の姿が収められていました。
・関連記事
南極大陸の棚氷が終わろうとしている - GIGAZINE
ドローンで空撮したムービーのYouTube投稿をFAAが禁止する動き - GIGAZINE
南極大陸の地下5メートルから撮影された神秘的な風景 - GIGAZINE
ドローンを使って噴火する活火山に接近して激写したムービー - GIGAZINE
御年79歳のミスターペンギン、夢は「南極大陸で永眠すること」 - GIGAZINE
ドローンを使って「ツァラトゥストラはかく語りき」などを演奏するパフォーマンスを収めたムービー - GIGAZINE
・関連コンテンツ