寝る姿勢をサポートして快適な睡眠のための抱き枕シリーズ「Sleep Yoga Posture Pillows」

1日の疲れをとり、体を回復させる睡眠の時間は人間に取って不可欠なものであり、健康な生活のためには良質な睡眠をとることは非常に重要であるといえます。快適な睡眠のためには自分にあった枕が欠かせないといわれるのですが、そんな枕をヨガとカイロプラクティックの観点から考えた抱き枕のシリーズが「Sleep Yoga Posture Pillows」です。

Sleep Yoga Homepage
http://www.sleep-yoga.com/

Sleep Yoga™ Posture Pillows - Improve posture and help sleep by Glen Sun — Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/1878352656/sleep-yogatm-posture-pillows-improve-posture-and-h

Sleep Yogaがどのような製品なのかは、以下のムービーなどを見るとわかるようになっています。


人間は2本足で歩く生き物ですが、その基本構造は4本足で歩いていた祖先の頃から大きくは変わっておらず、肩や腰には常に多くの負担がかかっている状態となっています。

このように、椅子に座って背筋を伸ばし、PCを操作するという動作は私たちのDNAに備わっているものとは到底いえないものです。

このような現代的な生活が、人間の体に無理な体勢をとらせているという考えもあります。長時間座っていることが喫煙並の健康被害をもたらしたり、死のリスクを40％増大させたりすることが指摘されたこともあります。

そんな体の不調をリセットするために人気のエクササイズの1つが「ヨガ」です。ヨガは体の調子を整え、インナーマッスルを強化することで姿勢を良くし、体のバランスを整える効果があるとされています。

そんなヨガによる姿勢改善を取り入れた抱き枕が「Sleep Yoga Posture Pillows」です。

同シリーズでは目的に合わせて4種類の形状の枕が用意されているので、ユーザーが求める効果にあったタイプを選べるようになっています。

「Multi-Position Body Pillow」は円筒状の枕がソーセージのように3つつながった変則的な「抱き枕」と呼べるタイプ。全体の大きさは直径20cm×137cmとなっています。

抱き枕らしく、このように横になって眠る時に足や腕で挟んだり、体をもたれかけさせることが可能。自由に角度を変えられるので、一般的な抱き枕よりも自由な体勢をとることが可能です。

また、クッションのように使うことも可能。このように箱形に並べることで、ベッドや床の上に座る際のサポーターとして使うことも可能です。

「Side Slleeper Arm Rest」は、横向きに寝ることが多い人向けの抱き枕。少し変わった形状の枕ですが、どのように使うのかというと……

横向けに寝る際に、上に来た側の腕をのせておくために使います。普段は気にならないかも知れませんが、横向けに寝ている時の腕の行き場は意外と無理な体勢になっていることもあるものです。

この上に腕をのせることにより、前方に引っ張られていた上半身のねじれが解消され、自然な姿勢で眠りにつけるというわけです。サイズは61cm×43cm×18cmです。

六角形が重なったような形状の枕「Shoulder Posture Pillow」はその名の通り、肩の姿勢を作るための枕。サイズは53cm×33cm×8cmです。

この枕は単体で使うというより、普段の枕と組み合わせて姿勢を作るための補助枕と考えたほうが良さそう。このように、通常の枕に対して90度の角度に置き、六角形の部分に肩甲骨をのせる体勢で寝るようになっています。

この上に仰向けに寝ることで胸全体が持ち上げられ、両肩が自然に下へと引っ張られることで、日中の無理な姿勢で丸まっていた背中や肩を伸ばす効果があるとのこと。また、胸を伸ばすことで多くの空気を呼吸できるようになるとも説明されています。

そして、もっとも枕らしいといえるのがこの「Dual Position Neck Pillow」。サイズは50cm×71cmとかなり大型です。

この枕は首のサポート部分に特徴があり、寝ている状態の自然な骨の形状をサポートするように設計されているとのこと。

また、大型サイズのため、左右どっち向きに寝た状態でもベストなサポートを得られるようになっているとのこと。

その大きさのため、薄手の枕のようにも見えましたが、実際にはそれなりの厚みが備わっている様子です。

このシリーズは、ベッドの卸業を営んでいるGlen Sun氏(右)と、彼がお世話になっているカイロプラクターのNaveen Sharma医師(左)が共同で開発したもの。

肩や首の痛みを抱えていたSun氏の悩みを解決するために知恵を出し合って、良い姿勢を実現する枕の製作に取り組んできたとのことです。

製品はアメリカでデザインされ、特許技術を持つデンマーク産の中綿が使われているとのこと。洗濯もOKで、型崩れしにくい素材が使われているそうです。

Sleep YogaはクラウドファンディングサイトのKickstarterで出資を募集中。目標金額の1万ドル(約120万円)に対し、記事作成時点では約6万ドル(約720万円)の出資が集まっています。

各タイプの製品は、それぞれ単品に出資することも可能ですが、仰向けに寝る人用や、横向けに寝る人用、そして座った時に使えるセットも用意されています。単体の出資額は、「Shoulder Posture Pillow」が日本への送料込みで54ドル(約6600円)、「Side Slleeper Arm Rest」と「Dual Position Neck Pillow」が69ドル(約8400円)、そして「Multi-Position Body Pillow」が79ドル(約9700円)などとなっており、それぞれカバーがセットにされているのがうれしいところです。

さらに、全4タイプをセットにしたプランも用意されています。各1個ずつをセットにしてギフトボックスに入れたセットだと175ドル(約2万1500円)、通常パッケージだと125ドル(約15000円)などのセットを選べるようになっていました。

なお、出資の締め切りは日本時間で2015年7月8日(水)午前3時24分となっており、出荷時期は2015年8月～9月ごろが予定されています。

Sleep Yoga™ Posture Pillows - Improve posture and help sleep by Glen Sun — Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/1878352656/sleep-yogatm-posture-pillows-improve-posture-and-h