レビュー

風の力を7倍増させサーキュレーターとしても使えるボール型扇風機「創風機 Q」を使ってみた


吸気口から吸い込んだ風量を約7倍にする独自技術を搭載し、扇風機代わりとして、そして部屋の空気を循環させるパワフルなサーキュレーターとしても使えるようになっているのがPanasonicの「創風機 Q」です。サッカーボールのようなコンパクトなデザインで、風を送る向きは360度自由自在とのことなので、一足先に試作機を借りて実際に使ってみました。

創風機 Q | 扇風機/天井扇(シーリングファン) | Panasonic
http://panasonic.jp/fan/q/

実際に創風機 Qで風を起こしてみた様子は以下のムービーから確認可能。ボール型の本体をあらゆる方向に向けて風を送る様子を見ることができます。

「創風機 Q」が色んな方向に風を創り出すとこんな感じ - YouTube


創風機 Qは本体、スタンド、ACアダプターのセット。取扱説明書はPDFファイルでここからダウンロードすることができます


創風機 Qの本体はこんな感じ。正面にある大きめの穴は誘引吹出口と呼ばれ、周囲にある6つの小さめの穴・誘引吸気口から吸い込んだ空気を集めて強い風を生みだすようになっています。


誘引吹出口の周囲には、細い空気吹き出し口が設けられていました。本体に内蔵されたファンによって生みだされた風がこの隙間から高速で吹き出され、その時に周囲の空気を誘引することで、風の量を7倍に増やす仕組みになっているというわけです。


背面には吸気口。その奥には、吸気口から吸い込まれた空気をより高圧化して吹き出すターボファンが内蔵されています。


誘引吸気口と背面の吸気口の間には操作ボタンが並んでいます。


ボタンは左からタイマー・風量・運転切/入で、タイマーは1時間・3時間いずれかの設定を選択でき、風量は5段階で調節できるようになっています。


本体の直径は25cmで、スタンドを含めるた高さは27.7cmです。iPhone 6と比較すると以下のような感じ。


スタンドには小さな穴が空いているので、ACアダプターのコードを穴に通し……


本体にあるプラグ差込口に接続用プラグを差し込みます。


切欠き部を上にしてスタンドを置き、その上に創風機 Qをポンと置きます。


アダプターのプラグをコンセントに差し込めば準備は完了。


実際に創風機 Qが作り出す風がどんなものなのかは以下のムービーから確認できます。

「創風機 Q」が5段階調節で風を創り出す様子 - YouTube


風の勢いは5段階で調節可能なので、吹出口の前にかざしたリボンがほんの少しゆらぐ程度のそよ風から……


やや勢いのある風。


リボンがバタバタとはためくパワフルな風まで作り出すことができます。本体には合計7つの穴があいていますが、風は最も大きな「誘引吹出口」から前方に向かって直線的に吹き出します。


また、スタンドに乗せる本体の方向を調整すれば、360度あらゆる方向に風を送り出すことが可能です。


誘引吸気口に手をかざしてみましたが、吸い込まれるような感じは全くナシ。扇風機のように羽に手を突っ込んで子どもがケガをしてしまう、ということが起こりません。これは創風機 Qが吸気口から吸い込まれた風量を「7倍」にする独自の誘引気流構造を搭載しているため。


なお、風量ボタンを2秒長押しすると「1/fゆらぎ」というモードになり、風量に強弱をつけることが可能。より自然に近い風を作り出し、長時間あたっても疲れにくいようになっています。


どう見ても扇風機には見えない不思議なデザインは、謎のインテリアとして話題づくりになること間違いなし。小型なのでデスクの上などに置くことも可能で、これからの季節、小型扇風機の代わりとして体に風をあてたり、パワフルな風で部屋の空気を循環させるのに役立ちそうです。


創風機 Qは5月20日に発売予定。色は今回借りたシャンパンゴールドの他にクリスタルレッド・パールホワイトがあり、価格はオープンですが、推定市場価格は税別4万円前後となっています。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
あの「羽根のない扇風機」にPM0.1まで除去できる空気清浄機能搭載の新製品ダイソン「Pure Cool」フォトレビュー - GIGAZINE

羽根どころか面影すら無いスタイリッシュ扇風機「スリムファン」ムービー&フォトレビュー - GIGAZINE

部屋の空気をきれいにしてくれる観葉植物ベスト5 - GIGAZINE

オフィスの空気をきれいにしてくれる観葉植物の選び方 - GIGAZINE

空気清浄機よりすごい、細菌を死滅させる空気浄化機「NS-457」レビュー - GIGAZINE

北京の大気汚染をものともせず走り回れる空気清浄機付き自転車 - GIGAZINE

in レビュー,   ソフトウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.