空気清浄機よりすごい、細菌を死滅させる空気浄化機「NS-457」レビュー
暖房器具を使うときには定期的な換気が必要ですが、せっかくの暖気を逃がすのがイヤで、ついつい換気を怠りがち。そのせいか、GIGAZINE編集部でも1人が風邪をひくとそれを延々とうつし合う悪循環の末に、全員が咳をしているような悲惨な状態に陥りました。そこで空気清浄機を導入することにしたのですが、なかなか目的の品が見つからず悪戦苦闘。そこで編集部員の健康診断に来てもらった医師に「病院でこういう状況に陥らないようにするために、何か空気清浄機などは使っているのですか?」と質問したところ、今回レビューするニプロの「空気浄化機 NS-457」を教えてもらいました。
そもそも名前が空気「清浄機」ではなく「浄化機」ということで、すごい威力を期待させます。
NIPRO-ニプロ株式会社-
http://www.nipro.co.jp/
2005年8月30日に以下のようなニュースリリースが出されています。
細菌を死滅させる酵素フィルタ搭載の「空気浄化機」を発売
http://www.nipro.co.jp/topics/050830.pdf(2007年5月8日時点のInternet Archive)
箱が到着
さっそく開封し、本体を取り出します。
内容物一式
プラグを差してすぐに使用開始とはいかず、まずは「BIO HEPAフィルター」の取り付けが必要です。
フロントカバーを開けて……
黒いフィルターを外します。上の出っ張りを引っ張ると簡単に取れます。
下にあるのがBIO HEPAフィルター。
袋に入っているので開封します。
BIO HEPAフィルターの横に「マエ」と矢印つきで示してあるので、そちらを前になるようにセット。
フィルターを戻してカバーを閉じます。
リモコンはこんな感じで、およそ必要な操作はほぼ網羅。
最初に電源を入れるときには「きれいな空気の状態」を覚えさせる必要があるそうなので、十分な換気を行ってから起動しましょう。
ニプロの「空気浄化機 NS-457」を起動する - YouTube
運転を開始するとインジケーター部分がこのような表示になりました。現在、自動運転中。
よごれモニター。左側が「におい」、右側が「よごれ」で、これはまだ両方ともきれいな状態。
たとえばにおいがきつくなると表示はこのように変化します。
本体の運転ボタン。基本はリモコン操作の方が楽です。
ファンが激しく回転中。
ムービーで見るとこんな感じ。出てくる風がデジカメのマイクに当たるのですごい音になっていますが、実際は静か。
「空気浄化機 NS-457」動作中の様子 - YouTube
しばらく使ってみたところ、ハウスダストが原因と思われる咳はほとんど出なくなりました。また、NS-457の近くで使っているノートPCではファンにたまるホコリや、しばらく拭かずに置いておいた机の上のホコリの量が激減しました。
においに関しても脱臭能力は強力なようで、部屋に入ったときの「生活臭」のようなものはほぼ皆無になりました。
一方で、これだけ強力だと動作音はうるさくてもしょうがないかと思っていましたが、GIGAZINE編集部の場合は、わざわざ静音モードにするほどの問題は感じませんでした。むしろ、オフィス用のエアコンのほうがうるさいぐらいです。
また、今回は実感を得るような場面がありませんでしたが、医療現場などでも使われているだけのことはあり、細菌なども滅菌・死滅させてくれるとのこと。とりあえず、導入によって環境がちょっとだけ改善したのは確かです。
・関連記事
ナショナルの冷蔵庫「NR-B171J」を買ってきました - GIGAZINE
後悔しない、いい冷蔵庫の選び方 - GIGAZINE
電気のいらない磁気冷蔵庫が登場か - GIGAZINE
サムスン電子が日本の家電業界から撤退 - GIGAZINE
iPodやPS3などの家電をオリジナルカラーにして送ってくれる「Colorware」 - GIGAZINE
本当に支持された製品がわかる「価格.comプロダクトアワード」 - GIGAZINE
・関連コンテンツ