新世代SIMフリースマホ「ZenFone 2」をライバル機種の「iPhone 6 Plus」や「Nexus 6」と比べてみた
2015年3月9日にASUSの最新SIMフリースマートフォン「ZenFone 2」が発売され、スマートフォンとしては世界初となる4GBメモリを搭載したハイエンドモデル「ZE551ML」が3月23日に台湾で登場しました。ZenFone 5でハイコストパフォーマンスなSIMフリースマートフォンメーカーの地位を不動のものにしつつあるASUSのハイエンドスマートフォンZenFone 2はどのようなスマートフォンなのか、日本上陸前に台湾でZenFone 2をゲットして、ライバルとなるであろう大画面ハイエンドスマートフォンのiPhone 6 Plus・Nexus 6と比較してみました。
Phones - ZenFone 2 (ZE551ML) - ASUS
http://www.asus.com/Phones/ZenFone_2_ZE551ML/
Phones - ZenFone 2 (ZE550ML) - ASUS
https://www.asus.com/Phones/ZenFone_2_ZE550ML/
◆4GBメモリモデル(ZE551ML)の外観チェック
これが4GBメモリ・64GBストレージモデルのZenFone 2(ZE551ML)のパッケージ。
箱をスライドさせるとZenFone 2が登場。iPhone 6と同じく全体に保護フィルムが巻かれています。
ZE551MLはディスプレイサイズが5.5インチ(1920×1080)。SoCはIntel Atom Z3580(2.3GHzクアッドコア)、OSはAndroid 5.0 Lollipopと、ASUSが「怪物」と呼ぶハイスペックモデル。
前面上部にはスピーカーと500万画素のフロントカメラ。
前面下部にプリントされている3つのボタンのデザインは前モデルZenFone 5と同じ。
サイズは縦152.5mm×横77.2mm×厚さ10.9mmで170g。今回はSilverカラーを選択しました。
バックカバーは他のZenFoneシリーズとは異なりZenBookなどASUSハイスペックノートPCではおなじみのヘアライン加工されたプラスチック製。なお、見た目ではアルミニウムと区別するのは困難なほどの高級感があります。
天面は左からマイク、電源ボタン、イヤホンジャック。
底面はマイク、Micro-USBポート。
左側面には何もなし。
右側面にはバックカバーを開けるためのくぼみがあるのみで、側面にはボタン類はありません。
リアカメラは1300万画素。リアカメラ下にはボリュームボタンを搭載。
LEDライトもあり。
物理ボタンもよく見るとヘアライン加工されており質感の高さを見せつけてくれます。
スピーカーの上にはIntelのロゴマーク。現在までに登場しているZenFone 2は全てIntel製SoCを搭載しています。
手に取ると横幅が狭くバックカバーも丸みを帯びているため、5.5インチサイズにしてはホールド性は良好。
手に持つと「ファブレット」の大きさは気にならなくなります。
背面の物理ボタンはかなり便利そう。
しかし、手の小さな人には天面の電源ボタンを押すのは意外と困難。
少しだけ「持ち換える」という操作が必要かもしれません。
バックカバーを取り外すとこんな感じ。
4G+2GのデュアルSIMカードスロットとmicroSDカードスロットを搭載。なお、SIMカードはマイクロSIMサイズに対応しています。
下部左にスピーカー。
なお、容量3000mAhのバッテリーは、写真の封印シールを破いて分解しなければ脱着不可能なのはZenFone 5と同様です。
◆ライバルと大きさを比較してみた
まずは大画面サイズのハイスペックモデルとしてライバル関係になるであろう5.5インチディスプレイのiPhone 6 Plus、6インチディスプレイのNexus 6と大きさを比較してみました。左からiPhone 6 Plus、ZenFone 2、Nexus 6。並べてみたところ、ZenFone 2が最もコンパクトと判明。
壁に天面部分をくっつけて比較すると、ZenFone 2が頭一つ小さいことが分かります。
上下の広めのベゼル幅のせいでNexus 5などと比べるとお世辞にもコンパクトとは言えなかった前モデルのZenFone 5に対して、次世代モデルZenFone 2は、ライバルよりもコンパクトに進化しています。
なお、iPhone 6と比較するとこんな感じ。やはり4.7インチディスプレイのiPhone 6に比べると5.5インチディスプレイのZenFone 2はファブレットと呼ぶにふさわしいこともよく分かります。
◆2GBメモリモデル(ZE550ML)の外観チェック
ZenFone 2には4GBメモリ・5.5インチフルHDディスプレイ搭載のハイエンドモデルZE551ML以外にも、2GBメモリ・5.5インチディスプレイ(1280×720)搭載のミドルレンジモデルZE550MLも発売されています。
これはストレージ容量16GBのZE550MLのパッケージ。
ハイエンドモデルのZE551MLに比べると箱も少しだけコンパクト。
なお、ZE550ML(左)とZE551ML(右)はサイズが全く同一なので、前面では区別できません。
背面は、メタリックなZE551MLに対してZE550MLはツヤ消しコーティングのプラスチック仕様。高級感という点ではZE551MLに一歩及ばない感じ。
しかしラバーのようにしっとりとした質感はZenFone 5と同様にホールド性や感触はかなり良好です。
ZenFone 5(右)と並べてみると、カラーや質感はほとんど同じ。
しかし良く見比べるとZE550MLの方がより丸みを帯びたデザインであることが分かります。
上のベゼルが大幅にスリム化されていることも一目瞭然。
なお、下のベゼル幅はほとんど同じでした。
ZenFone 2を実際に使ってみたレビュー記事は近日中に掲載予定なのでお楽しみに。
・つづき
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