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iPhoneをポンと置くだけで充電可能な耐衝撃ケース「Backbone Wireless Charging Case」を使ってみた


iPhone 5以降のiOS端末を充電するにはLightningケーブルが必須ですが、ほとんど毎日充電する必要があるiPhoneを充電する度にケーブルとつないだり外したりするのは面倒なもの。そんな煩わしいiPhoneとLightningケーブルとの関係を完全に断ち切ることができるのが、装着するだけでiPhoneをワイヤレス充電できるようになるケース「Backbone Wireless Charging Case」です。

iPhone6耐衝撃 ケース 「Backbone Wireless Charging Case」
http://spec-direct.jp/products/detail.php?product_id=582

実際に「Backbone Wireless Charging Case」を使うとどれくらいiPhoneの充電が楽になるのかは以下のムービーを見れば分かります。

iPhoneをポンと置くだけで充電 - YouTube


◆フォトレビュー
「Backbone Wireless Charging Case」のパッケージはこんな感じ。今回はiPhone 6用のBackbone Wireless Charging Caseを購入。


パッケージには「Made for iPhone(MFi)」のマークがプリントされており、Appleの定めたMFiライセンスプログラムをクリアしたAppleお墨付きのアクセサリであることが記されています。


他にもパッケージにはGood Design Australia受賞とMIL規格準拠を示すマークがあります。このマークの通り、Backbone Wireless Charging Caseは米国防総省が規定する米軍採用品規格MIL準拠の耐衝撃ケース。


パッケージのふた部分はパカリと開閉可能。ただし、ここから中身を取り出すことはできません。


中身を取り出すには上ぶたを開ける必要アリ。


箱の中に入っているのはBackbone Wireless Charging Case、チャージボード、Micro-USBケーブル、イヤホンジャック延長ケーブル、ディスプレイ保護フィルム、説明書×2。説明書は英語で書かれたものと日本語で書かれたものの2つが入っています。


これがBackbone Wireless Charging Case。黒色を基調としたケースで、差し色となっている赤色パーツには……


Lightningコネクタがくっついています。この赤色パーツにQi互換の充電モジュールが埋め込んであるので、これをiPhoneに挿せばワイヤレス充電が可能になるわけです。


この赤色パーツは取り外し可能。


ケースと赤色パーツの接地する面は斜めにカットされているので、赤色パーツはケースの内側方向からは簡単に取り外せますが、外側方向から取り外すことはできないようになっています。


赤色パーツを外してケースの厚みを測ってみると、厚さは約4.5mm。ケースがしっかりiPhoneを保護してくれているのが実感できます。


ケースの背面はこんな感じ。


背面は初心者マークのような格子模様が特徴的。


ケースを触ってみると、素材は樹脂系の弾性がある素材であることが分かります。指でグッと押してみたのですが意外と硬く、ちょっとやそっとの力では変形することはありませんでした。


ケースをiPhoneに装着する際は、まずiPhoneの底部をケースに入れて……


全体をはめ込みます。


そしてLightningプラグがついている赤色パーツをスライドさせるようにiPhoneに装着すれば……


ケースの装着完了です。


手に持ってみるとこんな感じで、丸みを帯びたケース側面と素材のマットな質感とが相まってとても手になじみます。iPhone 6は6.9mmと非常に薄く、表面もサラサラなので個人的には素のままでは手から滑り落ちてしまいそうで不安なので、ケースを装着した状態の方がグリップしやすく好み。


側面の消音ボタンと音量調節ボタンはこんな感じで、ボタンの押し心地も上々。電源ボタン部分は音量調節ボタン部分と同じようになっています。


iPhoneにケースを装着した状態でディスプレイ表面を見ると、ケースの方がわずかにディスプレイよりも高く、落下時でもディスプレイを保護できるようになっていることがよく分かります。


底面はこう。iPhoneのイヤホンジャック・マイク・スピーカーを覆わないようにケースにはしっかりと穴が空いています。


もちろん背面カメラも問題なく使用可能。


ケースを装着していないiPhone 6と比較するとこんな感じ。ワイヤレス充電機能を搭載するため、iPhone 6側のLightningポートにケース側のLightningプラグを挿す必要があるので、少し縦に長くなります。


薄さは約2倍。


ケースにはMicro-USBポートがついているので、ケースをつけたまま有線でiPhoneを充電することも可能です。


ケースにはMicro-USBポートがあるので、PCと有線接続してiPhone内のデータを閲覧することも可能でした。


付属のこのパーツは……


ケースを装着したままでもコネクタの根元部分が大きなイヤホンジャックを挿せるようにするためのパーツ。


ただし、iPhone付属の純正EarPodsはケースを装着したままでもつなぐことができました。


◆実際にiPhoneを充電してみた
まずは充電用のチャージボードを準備して……


側面のMicro-USBポートにMicro-USBケーブルをブスリと接続。


Micro-USBケーブルのUSBプラグ側はApple純正のUSB電源アダプタやUSBポートに接続します。


あとはケースを装着した状態でiPhoneをチャージボードの上に載せるだけ。Lightningケーブルなしで簡単に端末を充電できるようになります。


ケースを装着したままチャージボードの上に載せると、以下のムービーのように速攻で充電がスタートします。

iPhoneをポンと置くだけで充電 - YouTube


Backbone Wireless Charging CaseにはQi互換のワイヤレス充電機能が搭載されているので、付属のチャージボード以外のQi対応ワイヤレス充電器でも端末を充電することができます。例えばNexus 4 Wireless Chargerの上にBackbone Wireless Charging Caseを装着したiPhoneを置けば……


こんな感じで充電可能。


専用のチャージボード以外でもワイヤレス可能な様子は以下のムービーをみれば分かります。

Backbone Wireless Charging Caseでワイヤレス充電 - YouTube


◆Lightningケーブルでの充電と比較してみた
Apple純正のUSB電源アダプタとLightningケーブルを使ってiPhone 6を充電する際と、Backbone Wireless Charging Caseを装着した状態で充電する際の充電速度の差を実際に測って比較してみました。


充電時は全てのアプリを終了させ、輝度最大の飛行機モードで充電。


「USB電源アダプタ+Lightningケーブル」のApple純正アクセサリコンビと「Backbone Wireless Charging Case+チャージボード」のワイヤレス充電コンビの充電スピードを測定した結果は以下のグラフの通り。ワイヤレス充電の方が充電時間が長くなってしまうのですが、想像以上に充電速度は速く、これなら十分実用レベル。


実際にBackbone Wireless Charging Caseをしばらく使用してみた感想としては、ワイヤレス充電は想像以上に快適で、家や仕事場などiPhoneを充電しそうな場所にはひとつずつワイヤレス充電器を配置しておきたいレベル。普通のケースとしても非常に頑丈かつ分厚いので「iPhone 6がしっかり保護されている感」が非常に強いです。それでいて、ケース自体は丸みを帯びたグリップしやすい形になっているので、「サイズが大きすぎる」と感じさせられることもほとんどありません。ただし、ケースのカラーが黒ベースのものしかないので、iPhone 6の本体カラーがシルバーやゴールドの場合はディスプレイ面だけ白色になってしまって少し不格好かも。唯一の不満点を挙げるとすれば、ケースが少し縦に長すぎる点ですが、ワイヤレス充電機能を搭載するには構造上しかたがない点なので、我慢するしかなさそうです。

なお、「Backbone Wireless Charging Case」とチャージボードがセットになったBACKBONE for iPhone6 スターターセットは、以下のページから税込1万8360円で購入できます。

iPhone6耐衝撃 ケース 「Backbone Wireless Charging Case」

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in レビュー,   モバイル,   ハードウェア,   動画, Posted by logu_ii

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