取材

ジョセフそのものな石塚運昇さんらが登場した「ジョジョの奇妙な冒険」第7回プレミア上映会レポート


日本各地の映画館で行われている「ジョジョの奇妙な冒険」プレミア上映会の第7回が、2月21日(土)に京都のTOHOシネマズ二条で開催されました。ゲストとして登場したのは、これが上映会初参加の石塚運昇さん(ジョセフ・ジョースター役)と福圓美里さん(イギー役)。これまでの上映会でも、いかにスタッフやキャストがジョジョ愛に溢れているかというのは伝わってきましたが、全4クールのうち後半戦から参加の福圓さんが改めて、キャストが収録終わりには汗だくになっているという激しい現場のことを明かしてくれました。

TVアニメ『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース』公式サイト
http://jojo-animation.com/

会場のTOHOシネマズ二条


今回、特別に映画館が物販コーナーを作ったとのことで、この日限定のグッズ販売が行われました。


ブレスレット、ルームウェア、タオル、手ぬぐいなどなど。


さらに、コンバースのスニーカーも。このまま履くと承太郎を踏むことになってしまうので、ファンの人ほど履けないかも……。


福圓さん、石塚さん、司会を務めたアニメライターの小林治さん。


石塚さんは承太郎役の小野大輔さんからもらったという帽子を被って登場。まさにジョセフ・ジョースターその人が来ているかのようでした。


会場となった京都について、福井県出身の石塚さんは大学時代に友人がいたためちょくちょく遊びに来ていたそうです。一方の福圓さんはお正月に来たところだったのですが、そのときはあまり観光ができなかったので、今回その分まで観光を楽しんだとのこと。Twitterによると、天龍寺にある篩月(しげつ)で精進料理を食べたそうで、嵐山では一緒に人力車に乗ろうとして石塚さんにスルーされてしまったとか。

今日は石塚運昇さんと京都でジョジョの上映会です♥その前に天龍寺篩月さんで精進料理をいただきました!はあ、京都最高だー(^ω^) http://t.co/liMKXG2yiw

— 福圓美里 (@misa0110)

今回上映された話のうち、30話・31話は「バステト女神」のスタンドを持つマライアとの戦いを描く前後編。原作を知らない石塚さんは当初、「マライアというイイ女と絡む話」だと説明されて楽しみにしていたのですが、実際にはアヴドゥルとともにバステト女神のスタンドに振り回される役どころで「おいおい、これじゃあコメディアンじゃないか!?」と思ったそうです。


30話では、エジプト到着後にゲブ神との戦いで両目を負傷して入院していた花京院が、そろそろ戦線に復帰しそうな姿が描かれました。


エピソードの主役はジョセフ。水洗ならぬ「風」洗式の便所に出会い「OH NO!!」


この後、トイレから出たところで謎のコンセントに触れ、気付かぬ間にバステト女神のスタンドの攻撃を受けたジョセフ。背中に飲み終えたコーラの王冠が張り付いているのは、あくまでも始まりに過ぎません……。


ジョセフの前に姿を現した「バステト女神」のスタンド使い・マライア。その「グンバツな脚」に見とれている場合ではありません……。


30話終了後、Ustream中継ありのトークパートが挟まれました。

ジョジョの現場にはジョジョ好きがたくさんいる、というのは過去のプレミア上映会でもよく語られている内容ですが、福圓さんによると、単にジョジョが好きなだけではなく、みんな声が大きくて汗をかきながら演じているのだとのこと。こうなった原因は石塚さんによると第1話にあって、承太郎やジョセフといったメインキャラクターらが登場する前に出てきたDIOの棺を引き上げた男たち3人組の声優さんたちがそれぞれにテンションMAXで演じたので、「あれに負けられない」という思いもあってこうなっているのだそうです。

後半戦から加わった福圓さんは、町中でも飛行機の中でも、静かにしなければ探知されてしまう「ゲブ神」のスタンド使い・ンドゥールとの戦いですら力強く声を発する一行を見て驚愕。「音圧とはこういうものか」というのを実感できる、刺激的な現場になっていると語りました。


また、小野さんや三宅さんからは「龍角散とかのど飴とか、欲しかったらいくらでもあるよ」と声をかけられていて、「そんなに言うほど必要なのだろうか」と思っていたら、本当に必要な現場だったとのこと。我々が想像している以上の戦場なのかも……。


小野さんの「オラオラ」や花京院役・平川大輔さんの「レロレロ」に代表されるように、作中に出てきたセリフはその文字数まで再現するのがジョジョ流。そのため、福圓さんはイギーの鳴き声を合わせることに。小野さんは頭の中にカウンターができていて、何回オラオラしているのかがわかっているそうです。


石塚さんは「オラオラ」や「レロレロ」や「イギイギ」のように数に苦しめられるセリフがない分、小さい「っ」に気をつけています。


先ほどもあったように、原作を知らなかったという石塚さんは次にどんな敵が来るのかを知らないのでワクワクしながら待ち構えていて、ゲスト役の声優さんが来たときに「この人なのか」と驚いたり楽しんだりしています。ちなみに、花京院が活躍したデス13(マニッシュ・ボーイ)のときには、キャスティング前から「この役どころなら大谷育江さんになるのではないか?」と予想を立てて的中させたのだとか。

一方の福圓さんは、キャストがスタンド役もやることを知らなかったので、台本を見て自分が「ザ・フール」を演じることに驚いたとのこと。そのイギーとザ・フールの缶バッジが、2月19日発売のウルトラジャンプ3月号に付属しています。ちょうど、「ジョジョリオン」最新9巻も出たところで、今なら本屋さんで缶バッジを1つ引くことができます。


さらに、3月3日発売だという食玩も会場に登場。福圓さんが持っているのはハーミット・パープル、石塚さんが右手に持っているのはジョセフ。


と、ここからは残る31話(関西圏では未放送)と、32話(先行上映)の上映が行われました。

ジョセフ、そして同じくバステト女神の攻撃を受けたアヴドゥルは体が磁石になってしまい、マライアを追いかけようとしますがお互いの体がくっついてしまってうまくいきません。


「顔同士がくっつくのなら、S極とN極がある磁石の性質から考えて、顔を足の方に持って行けば離れるはず」というジョセフの考えを実行しようとするも、誤解を受けそうな状態に……。


なんとか分離した二人はマライアに追いつきます。


マライアはこの余裕の表情。2人はどういう工夫をしてマライアと戦うのか……?


32話は、ちょうど30話・31話と重なる時間帯に承太郎とポルナレフに何があったかを描いた話。朝食を食べに行くためジョセフを待っていた2人ですが、いつまでも2人が出てこないことからスタンドの攻撃を受けているのではないかと推測。部屋に2人の姿がなかったことから捜索のため町へ出ますが、まさにこのときジョセフとアヴドゥルはマライアと戦っている最中で、隙を狙ってポルナレフに「セト神」のスタンドを使うアレッシーが迫ります。このお話では、今時のアニメにしてはサービスカットが少ないジョジョの中でも珍しいサービスカットを見ることができます。

今回、お客さんと一緒に30話・31話・32話を見た石塚さんは、普段はスタジオでやっているので、こうしてみんなの反応を見られることが新鮮であり、また、今後の演技への刺激にもなったと語りました。


福圓さんも、1人で部屋で見るだけではなく、アフレコ時と同じようにこうしてみんなで見ることの楽しさを、改めて実感していたようでした。


3話分の上映とトークとを詰め込んだイベントは、約2時間ちょっとで終了。


イベントを終えて立ち去る石塚さんは、やはりジョセフっぽさ満点でした。


ちなみに、「ジョジョの奇妙な冒険」に関しては、2014年10月にパシフィコ横浜で行われたイベントに続いて、今年10月24日(土)に東京国際フォーラムで第2弾イベントの開催が決定。小野大輔さんがパーソナリティを務めるラジオ「オラオラジオ」のCD第1巻や、オープニングテーマ「ジョジョ~その血の記憶~」のCDも発売中。ゲーム「ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン」は現在体験中が配信中で、スマートフォン向けゲーム「ジョジョの奇妙な冒険 スターダストシューターズ」は現在SRジョセフ・ジョースター(第3部)配布キャンペーン中など、展開が盛りだくさん。

また、プレミア上映会についても石塚さんから「夏場の北海道」、福圓さんから「台湾とか沖縄とか」という希望が出るなど、今後もまだまだ続けられる予定。公式サイトにプレミア上映会マップが登場したので、次がどこなのか楽しみに待っていて下さい。

©荒木飛呂彦&LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険SC製作委員会

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in 取材,   アニメ, Posted by logc_nt

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