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親が子どものスマホやPCを制限しないと罰金になる法律が施行される

By Jim Bauer

スマートフォン・タブレット・PCなどの電子機器類はインターネットにアクセスすることで簡単に動画を見たり、ゲームをプレイすることができます。子どもにとって魅力的な道具であるため、「外で遊ばずにずっとスマホをいじっている」という問題が起きてしまうわけですが、18歳未満の子どもに長時間にわたってスマートフォン・タブレット・PCを使わせている親に対して、1600ドル(約18万8000円)の罰金を科す法律が台湾で施行されました。

Parents in this country are now legally obliged to stop their kids spending time on computers - Quartz
http://qz.com/332675/parents-in-this-country-are-now-legally-obliged-to-stop-their-kids-spending-time-on-computers/


台湾で新しく施行された法律は、電子機器による過度の時間浪費を喫煙・飲酒・ドラッグ・性的または暴力的映像と同一視するもので、18歳未満の子どもたちに際限なくスマートフォン・タブレット・PCを使わせないようにするという内容になっています。法律を破った子どもが罰せられることはありませんが、子どもを肉体的・精神的に電化製品にさらした親は、1600ドル(約18万8000円)の罰金となります。しかし、法律には「何時間が不当であるか」という点は明記されていないとのこと。

なお、米国小児科学会(AAP)は、テレビゲーム機・携帯電話機などの画面を見る時間は「1日あたり最大2時間まで」を推奨していますが、アメリカの8歳児が1日で各種メディアに費やしている平均時間は、8時間に達していることが近年の調査で判明しています。

By henry…

電子メディアを制限する法律を採用している国は台湾だけではありません。2005年からオンラインゲームのプレイ時間が上昇を続けていた中国では、1日3時間以上のオンラインゲームが規制されています。韓国も16歳未満のゲームユーザーの夜間プレイを禁止する法律を採用しています。フランシスコ教皇は2015年1月23日に「iPhoneとTwitterを傍らに置いて、お互いに話し合うことを学びましょう」と訴えました。

台湾の「電子機器制限法」が成功すれば、携帯電話依存症の防止にも効果があると考えられています。スマートフォンやタブレットなどの電子機器類は急速に発展を遂げましたが、子どもに対する正しいガイドラインが求められています。

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in メモ,   モバイル, Posted by darkhorse_log

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