かにが1匹入った「セイコガニ汁」を食べられる越前かにまつりに行ってきた

秋は「食欲の秋」と言われるシーズンだけにあり、全国各地で食べ物関係のお祭りが開催されます。越前かにのブランドで有名な福井県の越前町では、11月15日(土)から2日間に渡り「越前かにまつり」が行われます。卵の入ったかにの雌「セイコガニ」が丸ごと入った「セイコガニ汁」が食べられるとのことで、会場に行ってきました。
いいんにゃ越前町☆越前町観光協会
http://www.town-echizen.jp/ATTRACTION/SEA/fes_kani.html
越前がにミュージアム -(財)越前町公共施設管理公社
http://www.echizen-kk.jp/kani.html
越前かにまつりの会場は、アクティブハウス越前のある敷地内に新しくオープンした「道の駅越前」。福井には「越前市」「越前町」「南越前町」と越前とつく市町村が3つもあります。
初日の会場付近は雨・ひょう・雷、さらには小さな竜巻まで発生する大荒れの天気。それでもセイコガニ汁を求める人が多く並んでいるとのことで、引換券待ちの行列ができている体育館に急ぎます。

体育館にはかにまつり開始の1時間以上前にも関わらず、すでにたくさんの人が。セイコガニ汁は限定500食ですが、購入できるか不安になってきました。

行列に並びます。

引換券待ちの行列が動き始めました。

体育館から外へ。

セイコガニ汁は、テレビ朝日系列のいきなり黄金伝説の「行列の出来る即日完売グルメ」で第1位になったこともあるそうです。

ようやく引換券を購入。価格は300円で、並んでいるお客さんによると例年よりも安いそうです。

引き替え券をゲットしたので、とりあえず会場内を見て回ることに。かにまつりの注目度は高く、地元のテレビ局も訪れていました。

たくさんの屋台が出店するので、飲食スペースも広め。

ステージもセットされていました。

10時前には一部の屋台がオープンしており、多くの人が並んでいました。

屋台を見てみると、大量のかにが売られています。

大きなかにだと1万円近くするものも売っていました。

セイコガニ汁の受け渡し場所では、10時から引き替えが行われ、すぐさま長い行列ができました。

かにまつり会場の目の前にある、海鮮市場にも行ってみます。

市場の前にはかにをゆでる機械や……

かに用の水槽も用意されています。

建物の中でもかにがたくさん売られていました。

セイコガニは安くても700円程度からでした。かにまつりの会場で丸々1個セイコガニが入ったセイコガニ汁が300円という値段で売っているのは、かなり破格のようです。

1番高いかには2万円もの値段が付けられていました。

セイコガニ汁は10時半からの引換券だったので、かにまつりの会場に戻って列に並ぶことに。

ゆるキャラの越前かに太郎も会場内にいました。

テントの前にはかなり行列ができていたものの、セイコガニ汁の受け渡しが行われるだけなので列の流れはスムーズ。

たくさんのセイコガニ汁が用意されていました。

セイコガニ汁をゲット。さっそくテーブルで食べることに。

セイコガニはみそ汁の容器からはみ出すような大きさ。

正面から見るとちょっとコワイ感じ。

アップで見るとにらんでいるように見えます。

蟹の足は数本折れてしまっていました。

お腹からは赤い卵がはみ出しています。

かにには越前のタグが付いていました。

まずは500匹以上のかにを煮込んだみそ汁を飲んでみると、蟹の旨味がたっぷりと出ており、味噌の味よりも強烈。300円という値段も信じられないのですが、それ以上に驚くのはみそ汁の質。おそらくこのかにのみそ汁よりもかにの味が強いみそ汁はそうそうなさそうで、ただただため息がでるような贅沢な味に仕上がっていました。

蟹の甲羅の部分を開け、かに味噌や卵を食べてみます。

卵はやはり蟹の味が感じられ、プチプチとした食感でグッド。蟹味噌は濃厚で、ごはんが欲しくなるような味でした。

かにの卵はかなりの量を楽しむことができ、大満足。

かには雌なので身が細く旨味はやや抜けてしまっていますが、値段を考えると仕方ない感じ。あくまでこのみそ汁のメインは汁や卵です。

会場に戻り、行列が出来ているテントの前へ。

焼がに(税込900円)とかにグラタンが売っています。焼がにを購入してみます。

焼く前のかにの色は赤茶色ですが……

業務用の機械で焼くと、オレンジと赤が混ざったようなキレイな色に。

焼がには、カット用のはさみと一緒に渡されました。焼くのに時間がかかるため、待ち時間は20分ほど。

かにの表面は香ばしく焼けており、少しヒビが入っていました。

かにの殻をはさみでちょきんちょきん。

さきほどのセイコガニよりも身が太く味が濃厚で、焼かれているので香ばしく食欲をそそる味。身をかむとエキスが溢れだします。

根元の部分は完全に火が入りきっていませんでしたが、足よりも身が太いので、より濃厚なかにの味を楽しむことができました。

続いてかに丼ぶり(税込500円)とかに味噌甲羅焼き(税込500円)を食べます。

このブースも時間がかかり、列に並んでから受け渡しまで40分ほどかかりました。

2品を持ってテーブルへ。

かに丼ぶりごはんの上にはかに味噌・かにのほぐし身・のりがのったメニュー。

かに味噌&かにと温かいごはんの相性は言うまでもなく、旨味が濃厚なのでしょうゆなどが特にいらない感じ。500円という値段は地元以外ではまずあり得ないような価格設定です。

かに味噌甲羅焼きは、見るからに味噌がたっぷり。

焼けたかにの香りが食欲をそそり、かに味噌・かにの身の味が十分に楽しめる作りになっていました。

お腹も一杯になったので、越前がにミュージアムに行ってみることに。

11月15日(土)と11月16日(日)は、「道の駅越前」のオープンを記念して入場料が半額でした。

さっそく入ってみます。

会場内には蟹を捕る際に使う道具や……

かにの脱皮と成長の過程……

かにの種類の解説など様々なコーナーがあります。

金属でできた巨大なかにも置かれていました。

こどもが楽しめるように、かにが出てくる紙芝居「かにしばい」のブースも。

ミュージアムを出ると、荒れ模様だった天気が晴れていました。2日間ほど福井県の日本海側に滞在しましたが、前日もひょうや雷が発生し気候が荒れていました。

かに祭りは11月15日(土)と11月16日(日)の2日間の開催。越前町に限らず、北海道の枝幸町では7月、根室市では9月、兵庫県の豊岡市では2月にかに祭りが行われているようです。輸送などコストがない分かにの水揚げ地では比較的安価にかにを購入できるので、かにが好きな人にはオススメです。
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in 取材, 試食, Posted by darkhorse_log
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