プロ顔負けの全天球写真・ムービーを簡単に撮影できる「RICOH THETA m15」レビュー

難しい撮影テクニックを一切使わずにシャッターボタンを押すだけで、誰でも簡単に周囲360度を見渡せる全天球写真を撮影でき、さらに、全天球ムービーも撮影できてしまうカメラが「RICOH THETA m15」で、2014年11月14日の発売前に実機を手に入れられたので、全天球写真とムービーを撮影しまくってみました。
THETA | RICOH IMAGING
http://www.ricoh-imaging.co.jp/japan/products/theta_m15/
パッケージは白を基調としたデザイン。

箱をパカリと開けると、姿を現わしたRICOH THETA m15。

箱の中にはRICOH THETA m15本体・専用ケース・取扱説明書・Micro-USBケーブルが入っていました。

今回レビューするのはピンクのRICOH THETA m15。

RICOH THETA m15をiPhone 6と並べるとこんな感じ。

RICOH THETA m15の大きさは129×42×17.4mmで手のひらにスッポリ収まるサイズです。

前面にはレンズと撮影ボタン。

左側面には何もなし。

右側面には電源ボタンと無線ボタンを搭載。

天面にあるのはマイク。

底面にはMicro-USBポートと三脚穴があります。

電源ボタンを押して……

電源ライトが青く光れば撮影の準備完了。撮影ボタンを押すだけで全天球写真を撮影できます。

ただし、RICOH THETA m15にはディスプレイが搭載されていないため、撮影した全天球写真を確認するにはiPhone・Android・Windows・Mac向けにリリースされているアプリ「RICOH THETA」を使用する必要があります。今回は撮影を外で行うので、Google PlayからAndroid向けのRICOH THETAをインストール。

「同意する」をタップします。

インストールしたらRICOH THETAのアイコンをタップして起動。

こちらがRICOH THETAのホーム画面。撮影した画像を確認するにはRICOH THETA m15とWi-Fiで接続する必要があります。

接続前は本体側面にある無線ライトが赤く点灯しているので、無線ボタンを1回プッシュ。

スマートフォンのWi-Fi設定から「THETA」をタップします。

RICOH THETA m15本体の底面に記載されているパスワードを入力して「接続」をタップ。

アプリのホーム画面に緑色の曲線が3本表示されたら接続完了です。

接続中はRICOH THETA m15の無線ランプが青色に光っています。これで撮影して画像をスマートフォンで確認する準備が整いました。

……ということで伊丹空港の近くにやってきて全天球写真を撮ってみます。

全天球写真を撮影するには、腕を天高く突き上げて撮影ボタンを押すだけです。撮影ボタンを押すと「ピピッ」と音がなって、シャッターが切れたかどうかをお知らせ。飛行機が頭上を飛んでいくたびにシャッターを切りまくってみました。

撮影した全天球写真を確認するにはアプリを起動して「カメラ」をタップ。

撮影した全天球写真が表示されるので、見たいものをタップして確認。

飛んでいる飛行機が一番うまく映っていたのがコチラですが、指が映り込んでいます。

スマートフォンの画面をグリグリスワイプすれば、いろんな角度から確認可能。

ピンチインでズームもできます。

限界までズームすると、通常の写真みたいになりました。

反対にズームアウトするとこんな感じに。

RICOH THETA m15は全天球写真だけでなく、ムービーも撮影可能なのが前モデルからの変更点。全天球ムービーを撮影するには無線ボタンと電源ボタンを長押しして起動します。

後は、撮影ボタンを押すと撮影開始。終了時には撮影ボタンをもう一度押すだけです。なお、撮影できる全天球ムービーは最長3分まで。

撮影した全天球ムービーは専用のPC向けソフトウェアでしか全天球で再生できません。専用のPC向けソフトウェアで全天球ムービーを再生している様子は下記のムービーから確認できます。
伊丹空港で飛行機が離陸してくる瞬間を撮影してみました - YouTube
THETA専用のソフトウェアではムービーを再生するだけではなく、ズームしたりグリグリ動かせたりもでき、その様子は下記のムービーから確認可能です。
伊丹空港で飛行機をTHETAで撮影してみた - YouTube
全天球写真やムービーがうまく撮影できていることを確認できたので、大阪駅付近で写真やムービーを撮りまくってみました。こちらは大阪駅にある「時空の広場」。

ググッとズームすると天井の形がはっきりと見えてきました。

反転させると、広場を確認。

少しズームインすると、天井が放射線状に広がります。

時空の広場での撮影を終えて、そのままエスカレーターに乗ってノースゲートビルディング7階に向かう道中で全天球ムービーを撮影してみました。その様子は下記から確認できます。
時空の広場からノースゲートビルディング7階までTHETAで撮影してみた - YouTube
今度はノースゲートビルディング7階から時空の広場に向かうエスカレーターで撮影。
ノースゲートビルディング7階から時空の広場へ - YouTube
大丸梅田店のエレベーター内部。

ズームすると窓からJR大阪駅が少し見えているのがわかります。

大丸梅田のエレベーター内をTHETAで撮影 - YouTube
どこかの建物の中。

こちらはグランフロント北館1階でした。

都会の中の大自然。

ちょっとだけズーム。

ググッとスワイプすると何となくどこで撮影したのか、気づくかも。

反転させても指は映っていません。

実はアプリからリモートで全天球写真を撮影することも可能で、今回は花壇の中にRICOH THETA m15を突っこんで撮影したというわけ。

リモートで撮影するには、RICOH THETA m15とスマートフォンをWi-Fiで接続して、アプリのホーム画面下部にある円形のアイコンをタップ。

画面中央部にあるアイコンをタップするとシャッターをリモートで切れます。

なお、今回はオートを使用しましたが、シャッター速度を調節できる「シャッター優先モード」や……

「ISO優先モード」があるので、暗い場所で撮影する場合に活用できます。

横断歩道を渡りながらパシャリ。

少しズームすると町並みがよくわかります。

反転。

うめきた広場。

画面中央左側がグランフロントで、右側がJR大阪駅です。

撮影した全天球写真はTHETAの専用サイトのギャラリーにアップロードすることも可能です。
RICOH THETA m15は手を挙げてシャッターボタンを押すだけというシンプルな操作方法で全天球写真・ムービーを撮影できるので、誰でも使いこなすことができそうです。ホワイト・ピンク・イエロー・ブルーの4色から選べるRICOH THETA m15の価格は、税込3万4700円となっています。
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