試食

そばを打ち続けたため腰が曲がってしまった高橋名人が打つ行列ができる店「達磨 雪花山房」に行ってきた


広島駅から車で1時間以上離れた北広島町にそば打ちの名人「高橋邦弘」氏のお店「達磨 雪花山房」があります。高橋邦弘氏は現在そば打ちの指導・そば会やそば祭りを中心に全国を飛び回っており、土日祝日に不定期で営業を行うのみ。そのため立地や営業時間の関係で「達磨 雪花山房」は訪れるのが難しいお店です。今回広島に広島東洋カープの試合などを見に行ったついでにそば店にも行ってきました。

翁達磨 | 高橋邦弘によるそば指導を中心とした活動を紹介するサイトです
http://okina-daruma.com/

達磨 雪花山房の住所は「広島県山県郡北広島町長笹636-1」で、広島駅から車で1時間ほど。


カーナビを使いお店に訪れましたが、正確な場所が分からず近隣をぐるぐる回り「達磨 雪花山房」の入り口へ。


高橋名人が描かれた看板が目印。


竹藪の中を車で走っていくと……


お店前の駐車場に到着。公式ページに営業時間が書かれておらず、食べログなどを見ると11時頃開店とのことだったので行列に並ばないように9時前に訪れたのですが、既に多くのお客さんが車で訪れていました。


札幌・岡山・名古屋などの広島からかなり離れた他府県のナンバーもチラホラ。


行列に並ぶべくお店の前に急ぎます。


お店は新築ながら日本の伝統を意識した作り。


枯山水もキレイに整備されていましたが、人の通り道になっており、正午頃には形が崩れてしまっていました。


本当の歩き道はこっち。


お店に近づいてみると「準備中」と書かれた紙を発見。営業時間は11時からのようで、9月の営業は20・21・23日のみという少なさ。


お店に着いたら名前を書いて順番を待つシステム。9時頃の段階で15人ほどの名前が書かれていました。


開店前に店内の様子を見ることはできなかったものの、スタッフは既に店内にいる様子。


離れて建物をみるとこんな感じ。


訪れた日は9時半頃にお店が開き、開店前に多くの人がお店の前に。11時より早くオープンすることも多いようなので、行列に並びたくない人は早めに訪れたほうがいいかも。


先に名前を書いた人がいたので、開店後しばらくしてから名前を呼ばれ入店。多くのお客さんがそばを待っていました。


お店の中には待合室も。


お土産用のそばも売っています。生のそばは売っていないようです。


店内はテーブル席とカウンター席がメイン。今回はカウンター席に案内されました。メニューはもりそば(税込700円)のみで今回は3枚注文。


天井が高く、開放感があります。


席に座るとまずそばつゆと薬味がテーブルに置かれます。


そばつゆはとっくりに入った状態で提供。


薬味はねぎ・大根おろし・わさびの3種類。


席に着くと5分程度でそばがテーブルに。茹で置きはしていないようですが、お客さんの入りを見てどんどんゆでたてのそばを出している様子。


訪れた日のそばは一部北海道産の新そばを使っているとのことでした。


まずは何も付けない状態で食べてみると、そばの青々しい香りがこれでもかと口に広がり感動すら覚えるレベル。滋味深い味わいで麺だけで食べても十分過ぎるほどのクオリティ、ちょっと塩やわさびをかけて食べても美味しいかも。麺は水でしっかり締められているのでかみ応えのある食感でした。


つゆに付けて食べる時は作法に従いそばの3分の1ほどを付ければしっかりとそばの香りを味わえます。つゆは塩分・甘味・かつおや昆布の出汁が全て丸く収まっており、バランスが取れた味に仕上がっています。


ある程度食べたら薬味を投入。


大根おろし・わさびが入っても辛味がきつすぎることはないのでより締まった味わいに。薬味をいれるか入れないかは好みによりそうですが、入れなくても十分完成した味に思えました。


1枚目のそばを食べ終わると……


すぐに2枚目のそばがテーブルに。


次はわさびのみそばに付けて食べてみます。


わさびは天然もので「ツン」とした辛さがないので、適量を付けて食べるとそばの甘味を引き出してくれます。個人的にはこの食べ方が1番そばの素材の良さを感じられるように思えました。


麺がきちんと切れていない部分も。恐らくミスですが固めの食感がこれはこれでいい感じ。


そばはあまり量が多くなかったので3枚をペロリと完食。食べ終わるとすぐにそば湯を持ってきてくれました。


そば湯は早い時間に訪れたせいかそこまでドロドロしていない様子。


つゆを入れない状態で飲んでみます。


溶け出したそばの味がしっかりそば湯から感じられ、そば自体のクオリティが高いので当然そば湯もいい感じ。そば湯の温度があまり高くなかったので飲みやすいのも嬉しいところです。


そばを食べ終わったら店内を見学。厨房はかなり広く、そばをゆでる人・洗う人・薬味やそばつゆを整える人とで分業されている様子。


高橋名人も厨房に立っていました。


お店を出たのが10時過ぎでしたが、ウェイティングボードにはたくさんの名前がかかれており……


たくさんの人がお店の前で待っていました。


12時過ぎにはかなりの人がお店の前で待っていました。そばがどんどんゆでられているので回転自体はいいものの、並びたくないのであれば早めの時間の方が良さそうです。


駐車場には多くの車が。お店の前から離れた場所にある駐車場にも多くの車が停まっていました。


達磨 雪花山房は不定期の営業で2014年の10月は1日、11月は6日、12月は5日間のみの営業。スケジュールがホームページに出ているので、見てからスケジュールを立てた方が良さそうです。立地・営業日ともかなりハードルが高いお店ですが、そばが好きな人なら一度は行ってもいいかもしれません。なお高橋名人は来春大分県に移住予定で新たなお店を営業するそうです。

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in 試食, Posted by darkhorse_log

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