GoProが新機種発表、激安モデル＆液晶付きモデル＆正統進化ハイエンドモデルの3種類

アクションカメラの代名詞「GoPro」が新モデルを一挙に3機種発表しました。4Kムービー撮影機能を進化させたハイエンドモデル「HERO 4 Black」だけでなく、液晶付きのミドルレンジモデル「HERO4 Silver」に1万円台の激安エントリーモデル「GoPro HERO」も登場と、GoProは上位から下位までのフルラインナップを完成させています。

GoPro Introduces HERO4: The Most Powerful GoPro Lineup, Ever | GoPro News
http://jp.gopro.com/news/gopro-introduces-hero4-the-most-powerful-gopro-lineup-ever

◆HERO 4 Black
まずはハイエンドモデルの「HERO 4 Black」から。最も注目すべきは4K(3840×2160)ムービーの性能進化です。HERO 4 Blackは、従来のHERO 3＋ Black Editionで15fpsだった4Kムービーのフレームレートを倍増の30fpsに進化させています。4Kだけでなく2.7K(2716×1524)も最大50fpsで、フルHD(1920×1080)も前モデル比2倍の120fpsでの撮影が可能。また、バッテリー容量が1160mAhとアップしており、マシンパワーの必要な4Kムービー撮影への対応に抜かりはありません。

さらにWi-FiだけでなくBluetoothにも対応。サイズは前モデルHERO3と同じ横59mm×縦40.5mm×厚さ30mmなので、GoPro HERO3ユーザーはハウジングなど従来のアクセサリを使い回せます。HERO 4 Blackは5万9000円(税抜)で10月中の発売予定です。

◆HERO4 Silver
続いてミドルレンジモデル「HERO4 Silver」。ミドルレンジモデルとは言いつつ15fpsの4Kムービー撮影に対応しています。

HERO4 Silver最大の特徴は、GoPro本体背面にタッチパネル液晶ディスプレイが搭載されたこと。従来のGoProはディスプレイがなく、撮影の様子をモニターするにはモバイル端末との連携や別売りのLCD Touch BacPacを取り付ける必要があり、LCD Touch BacPacは厚みや重量アップという問題が、お手軽なモバイル端末との連携では映像の遅延や4Kムービーの撮影はモニターできないなどの問題を抱えていました。そんな問題を一気に解決するのがディスプレイ搭載モデルのHERO4 Silverというわけです。HERO4 Silverは4万7000円(税抜)で10月中の発売予定です。

なお、GoPro HERO4で撮影された4Kムービーの圧倒的ド迫力な映像の数々は、以下のムービーで確認できます。4K画質で再生するにはYouTubeの「設定」で「画質」を「2160p」を選べばOK。

GoPro HERO4: The Adventure of Life in 4K - YouTube


◆HERO
そして、発表された新モデルの中で、価格1万9500円(税抜)という激安価格で登場したエントリーモデル「HERO」は要注目の存在。HEROはハウジング一体型タイプで40m防水を実現しています。HEROはエントリーモデルとは言え、1080p(30fps)のフルHDムービーや60fpsの720pムービーの撮影ができ普段使いには必要十分で、「GoProをお手軽に試してみたい！」という人にピッタリと言えそうです。

1万円台のHERO、液晶ディスプレイ付のHERO4 Silver、30fps4K対応のHERO4 Blackというフルラインナップを発表したGoProは、アクションカメラというジャンルを牽引していくトップランナーとしての地位を盤石なものにしたようです。

・つづき
4K撮影を新型「GoPro HERO 4」のブラックとシルバーでしてみたよレビュー - GIGAZINE