肉やホルモンがレーンを流れてくる「回転焼肉」で満腹になるまで食べまくった
「回転寿司」の焼肉バージョンとして、目の前にコンベアの設置されたレーンがあって、そこを流れてくる肉や野菜を自分で取り焼いて食べるという「回転焼肉」のお店が松阪市にあります。回転寿司はかなりメジャーですが、回転焼肉のお店は他にまったく見当たらないので、一体どんなものなのか確かめるべく、行って満腹になるまで食べてきました。
一升びんHP
http://www.issyoubin.com/
場所はココ、「一升びん 宮町店」。松阪駅から徒歩10分ほど。「一升びん」はいくつかお店があるのですが、回転焼肉をやっているのは宮町店だけです。
「回転焼肉 一升びん」という案内の看板を見ても、一瞬何のことかピンと来ませんが、回転寿司をイメージすればOK。
ということでお店に到着。松阪肉の炭火焼肉が食べられるお店です。
見た感じ変わったところはないのですが、店内は一般席と「回転席」に分かれています。もちろん、迷わず回転席へ。
すると、案内されたのはこんな席。ここは2人用席で、他に回転寿司と同じように2人ずつ向かい合って座れる4人席もあります。
目の前のレーンをお肉が流れていきます。
ウィーンとお肉が流れていく様子はこんな感じ。シュールです。
回転するレーンを流れていくお肉 - YouTube
メロン、トマトといったデザート・野菜類がある中で……
続いてやってきたのは「松阪牛ホルモン込」。焼肉なのでこれで正しいのですが、「そういう並びもあるのか」と考えてしまいます。
テーブルにはメニューが用意されていてここから注文することもできますが、せっかく回転席に座ったのだからレーンから取りたいところ。
取るときには赤いボタンをポチッと押すとレーンのふたが約5秒だけ開くので、その間に肉の載った皿を取ればOK。
回転焼肉で肉の皿を取る - YouTube
お皿の下に何が載っているのか、いくらなのかが書かれているので、安心して食べられます。例えばコレは「松阪肉 300円」。
サシの入った、オーソドックスな松阪牛のお肉でした。
値段を見逃しても、回転寿司と同じように皿の色でいくらか分けられているので、それでの判別も可能。
金色のお皿に載ったこれは「松阪牛特選」1150円。
こんなにデカくていいのかというぐらいの大きさ。比較対象がなかったので、手を置いてみましたが、10cmはあります。
じゅわっと焼いていきますが、脂分がポトポト落ちるのであっという間に炎上。
せっかくの大きなお肉でしたが、網にくっついてしまったこともあり、苦戦して剥がしたり「アチッ」とやったりしている間に、ちょっと焼き過ぎになってしまった感が。しかし、口に入れると脂はホロッとほどけるように溶け、肉自体もトロでも食べているかのようにジュワッと脂が出てきて、塩で食べるのにピッタリ。
ただし、必ずしも「松阪牛特選」が1枚肉とは限らず、2枚の時も。
こちらも霜降りで、焼くときには注意が必要。店員さんに「霜降りの肉を焼くときは、1人だと2枚の面倒を見るのが限界ですから気をつけて下さい」と注意されましたが、まさにその通り。
サイズは違っても、食感や味は同じ。とろけます。
ちなみに、一升びんでは一味、塩コショウ、塩のほかに……
独自のみそだれが用意されています。このたれはホルモンに合わせるのがベストとのことですが、甘口で、どの部位とでも合う万能のたれでした。
調子に乗って、いろいろ取ってみます。これは「力コブ」400円。すねに包まれた筋肉で、1頭から取れる量がそれほど多くない希少な部位だそうです。
こちらは「マメ」400円、腎臓です。少しコリコリしたような食感がある、独特の部位。
「サガリ」は横隔膜のうち、肋骨に近い分厚い部位だそうです。
赤身肉のように見えますが内臓なのでカロリーは低く、がっしり食べ応えがあります。
オーソドックスな「タン塩」
脂っこくなく、何枚でも食べられそう。ちなみに「上タン」は松阪肉を使用しています。
キムチをつつきつつ……
キャベツをムシャムシャ。一応、野菜分も摂っておきます。
「松阪牛ホルモン込」はレバー1つとテッチャンをセットにしたもの。
レバーはしっかり中まで加熱すること、生レバーや肉に触れたトング・箸・皿が他のものに触れないようにすること、という注意書きがあったので、じっくりと焼いて……
ちょっと焼きすぎたぐらいですが、ほくほくでウマウマ。
肉を取る手は休めず、続いては「コブクロ」、子宮です。
「焼きハツ」は心臓。
他の内臓とはまた違うホクホク感。みそだれとよく合います。
オーソドックスな「肉切り落とし」も。レーンには「松阪肉」と書かれたものと書かれていないノーマルのものが流れてきて、食べ比べもできるようになっていますが、松阪肉はもちろんながら、松阪肉ではない肉もおいしいので、取るときに「松阪肉でなければダメ」ということはありません。
さっきのホルモンには入っていなかったセンマイを食べるべく「松阪牛内臓盛り合わせ」も。こうして食べていると、ホルモンなのに生臭さみたいなものは一切なく、他のお肉と一緒に焼いていてもまったく問題のないものばかりであることがわかります。ただし、内臓は内臓なので、焼くときにはできるだけ分けた方がベター。
お腹がころよい加減になってきたのと、時間もかなり経過したので、最後に「ミスジ」を食べて終わることに。
腕の部分でサシの入った赤身肉ですが、あまり量が取れないため、焼肉メニューに含まれることはあまり多くなく、一升びんでも「売切御免」のメニューです。
最後までウマウマ。
「ふいー」と一服ついていたら、目の前を巨大な「松阪肉特選」が通過していき、味を思い出してもう1枚食べたくなる衝動にかられました。
90分ほどかけて、満腹一歩手前まで食べました。料金はウーロン茶を含めて6300円、食べ放題と比較すればもちろん高いのですが、松阪肉を食べているということを考えるとそこは一概に比較できません。あまりにも食べやすいのと、回転寿司感覚で気軽に皿を取ってしまうので、予算上限のある人は皿の枚数には注意が必要です。
回転席は1人焼肉でも気兼ねなく食べられるという点が非常にナイスで、また、名前ではよくわからない肉でも実物を見て「こういうヤツか、食べてみよう」という気になるので、2人以上でも楽しく食べられそう。肉の鮮度を保ったまま運べる回転レーンの開発が容易ではないなどの事情で他にはないのかもしれませんが、これはかなりアリだと思います。
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