ハードウェア

簡単に持ち運び可能で風さえあればどこでも使える風力発電機「WindPax」


ソフトな素材で折りたたみが可能で、さまざまな場所に持ち運んで風さえあればいつでも・どこでも発電できる風力発電機が「WindPax」です。小型軽量の特性をいかし、キャンプやアウトドアでのイベントはもちろん、電気が届いていない地域に持ち込んで発電にも役立てることが可能となっています。

WindPax - Portable Wind Power
http://windpax.com/

WindPax: Portable Wind Turbines by Justin R Chambers — Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/justinchambers/windpax-portable-wind-turbines

WindPaxがどのような製品なのかは、以下のムービーなどを見ると分かるようになっています。


WindPaxは折りたたみが可能で、持ち運びにも対応した小型の風力発電機です。


風を受けるタービンは3枚羽となっており、あらゆる方向からの風を受けることが可能になっています。


重量は小型タイプだと1.8kg、大型タイプでも4kg以下となっているので、アウトドアに持ち出して現地で発電に使うことが可能です。


アタッチメントをつけ、フェンスを利用して野外に設置したり……


木の枝にぶら下げて使うことも可能。


発電機には12Vの出力ポートが装備されているので、発電した電気を機器に直接送れるほか、別売りのバッテリーパックに蓄電しておけば風のない時や夜間でも機器を使うことが可能になります。


持ち運び可能な風力発電機「WindPax」には「WISP」と「BREEZE」の大小2種類のサイズが用意されています。小型版のWISPは折りたたみ時のサイズが長さ14インチ(約35.5cm)で直径は3インチ(約7.6cm)、重量は4パウンド(約1.8kg)以下という小型タイプ。動作時のサイズはタービン長が24インチ(約61cm)、直径が12インチ(約30cm)で、全高は6フィート(約1.8m)となっています。


発電可能電力は最大で25Wまでとなっており、スマートフォンやタブレットを6台充電できるだけの電力をまかなうことが可能。別売りでゲットできる「バッテリースティック」の容量は3000mAhとなっています。


リュックサックに入れて持ち運んだりすることも十分可能なサイズ。


一方、大型タイプの「BREEZE」は折りたたみ時のサイズが長さ22インチ(約56cm)で直径が5インチ(約13cm)、重量は9パウンド(約4.1kg)以下とWISPのおよそ2倍のサイズ。動作時のサイズはタービン長が48インチ(約122cm)、直径が24インチ(約60cm)とこちらもWISPの2倍となっており、全高は10フィート(約3m)となっています。


BREEZEの発電能力は最大で100Wとなっており、ノートPCにも電力を供給することが可能。BREEZEの別売りセットとなるバッテリースティックは容量15000mAhという大容量タイプが用意されています。


両タイプの大きさがよくわかるショットがこちら。左は大きいタイプのBREEZE、右には小型のWISPが写っています。


別売りのバッテリースティックはこんな感じ。USB端子とMicro USB端子を装備して電力の充電と放電が可能です。


外出先でもバッテリースティックに充電できるので、必要な時にみんなで使うことが可能になる、というわけです。


アウトドアでの利用はもちろん、どこにでも持ち運びできるという特性を生かして、電気が十分に供給されていない地域で発電を行うことも可能。


まだまだ発展途上の国々では電力が通っていない場所もあるので……


そのような場所での発電にも使えるかも知れない、とムービーでは紹介されていました。


この「WindPax」はKickstarterで出資を募集中で、目標金額の5万ドル(約512万円)に対して記事作成時点では約6万8000ドル(約700万円)の出資が集まっています。

120ドル(約1万2300円)の出資だと小型タイプのWISPと特製ステッカーをゲット可能。130ドル(約1万3300円)だと夜間の照明に使えるLEDライトがセットになり、さらに160ドルのセットではモバイルバッテリーがセットになります。


大型版のBREEZEをゲットするには、245ドル(約2万5000円)のプランだとBREEZEを1台と特製Tシャツ、そしてステッカーのセットをゲット可能。255ドル(約2万6000円)だとLEDライト、285ドル(約2万9000円)のプランにはモバイルバッテリーがセット。さらに、425ドル(約4万4000円)の「MEGA-KIT」と呼ばれるプランだと、WISPとBREEZEおよびその付属品が「全部載せ」されたセットを少しおトクな金額でゲットすることも可能になっています。


また、出資者の数に応じて新しいデザインがアンロックされていくようになっており、記事執筆時点では一番左の「Green Camo」が10ドル(約1000円)の追加でチョイスすることが可能となっていました。


アメリカ国外への発送には、商品の種類に応じて10ドルから50ドル(約1000円~5100円)の送料が別途必要。出資の締め切りは日本時間で6月8日(日)午前0時42分となっており、出荷時期は2014年9月を予定しています。

WindPax: Portable Wind Turbines by Justin R Chambers — Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/justinchambers/windpax-portable-wind-turbines

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in モバイル,   ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

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