取材

「iBeacon」をワイヤレスジャパン2014の会場で実際に体験してきました


2014年5月28日から30日にかけて東京ビッグサイトで開催されているワイヤレスジャパン2014の会場では、新しい近距離無線通信技術の「iBeacon」を各ブースに設置して来場者に情報を提供するという試みが行われています。iBeaconは新たなマーケティング手法「ターゲットマーケティング」への活用が注目されているので、会場を歩き回って実際にiBeaconを体験してきました。

ワイヤレスジャパン2014
http://www8.ric.co.jp/expo/wj/index.html

(PDFファイル)140521_WJアプリ手順書.pptx - wj2014_beacon.pdf
http://www8.ric.co.jp/expo/wj/shared/pdf/wj2014_beacon.pdf

iBeaconはBLE(Bluetooth Low Energy)を用いた近距離無線通信を用いたシステム。iBeaconの送信機を設置したポイントに近づいたユーザーに対し、そのエリアに特化したコンテンツをピンポイントに提供することが可能になるため、新たなマーケティング手法として注目されているものの一つです。ワイヤレスジャパンの会場では出展社ブースに送信機が設置され、iPhoneにアプリを入れておけばiBeaconを体験できるようになっています。


iBeaconの詳細な説明は以下の記事でも確認できます。

iOS 7の隠れキラーコンテンツとなる近距離無線通信「iBeacon」とは? - GIGAZINE


というわけで、まずは下記リンクからアプリをインストール。記事作成時点ではiPhone版アプリのみの提供となっていました。

Wireless Japan 2014 公式アプリ on the App Store on iTunes


インストールが完了し、アプリを起動するとワイヤレスジャパンの概要が表示されました。


iBeaconを利用するためには、iPhoneでBluetoothと位置情報設定を行う必要があります。BluetoothをONにするためには「設定」→「Bluetooth」と進んでBluetooth機能をONに設定。


同じく「設定」→「プライバシー」→「位置情報サービス」と進み、GPS機能による位置情報サービスをONに設定します。


これでiBeaconを受信するための準備が整ったので、あとはiPhoneを片手に会場内を歩き回るだけ。会場入り口に近づくと、ロック中の画面にさっそく「Wireless Japan2014 展示ホールへようこそ!展示会詳細を見ますか?」と画面に表示されました。


画面ロックを解除すると、アプリが立ち上がって展示会の詳細が画面に表示されました。


引き続き会場内をぶらぶら。するとすぐに別の電波を受信したようで、画面に通知が表示されました。


お知らせをタップすると、すぐ近くにあったブースの出展社情報が表示されました。


その後、会場をしばらく歩いているだけで10件以上の通知を受信することとなり、iPhoneさえあれば会場パンフレットの類いがなくともブース情報がほぼ全て手に入るという状態に。情報が欲しい人にコンテンツをピンポイントに届けるという目的は見事に達成されているようでした。

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in 取材,   モバイル,   ネットサービス,   ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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