優秀なCEOが生産性を高めて100%以上の成果を出すのに実践している8つのこと
By Charis Tsevis
企業のトップであるCEOは平均すると1日14時間×300日、合計すると1年間で4200時間も働いています。4200時間という数字には「多すぎるのでは?」という印象を持ちますが、企業のCEOは多くの時間をメールチェックやミーティングに割いているため、これでも十分ではないそうです。1年のうち多くの時間を優秀なCEOと一緒に過ごしているというBill Trenchardさんが、超人的に仕事をこなすCEOが生産性を高めつつ時間を有効に使い、1日に100%以上の成果を上げるために実践していた8つの方法を公開しています。
70% of Time Could Be Used Better - How the Best CEOs Get the Most Out of Every Day
http://firstround.com/article/70-of-Time-Could-Be-Used-Better-How-the-Best-CEOs-Get-the-Most-Out-of-Every-Day
◆1:はっきり断ること
By marc falardeau
会社が成長するとともに人脈は広がり、社外の人間とのミーティングや会食などの回数が増えます。人脈が広がると起こる問題の1つに、昔の友人から「誰々さんを紹介してくれませんか?」と頼まれることがあります。自社のスタートアップ時には自分が頼んでいた側なので断りにくいですが、こういった依頼はどこかで一線を引き、きっぱりと断らなければいけません。断ることで、未来に起こり得る無駄なミーティングを避け、時間を節約できます。ただし、断るときは失礼にならないように注意が必要。同じようなケースが何度も起こったら、テンプレートを作成しておいてメールで断る旨を伝えると、さらに時間を節約できます。
◆2:メールに割く時間を節約
By Berlin
メールをチェックして必要なものだけ読むのにもかなりの時間を要します。Trenchardさんによると、メールに割り当てる時間を減らすには「受信するたびにメールを読む」「1日にメールをチェックする時間を2~4回にする」「重要なメールだけを振り分けるアシスタント、もしくはソフトウェアを導入する」の3つの方法が有効。
もし2分以内に返信できるのであれば、すぐに返信したほうがメールに割く時間をいっそう節約できます。また、Gmailを利用している人はショートカットを覚えると、メールにかける時間を約30%減少できるそうです。
◆3:健康や体力をマネジメント
By CherryPoint
Trenchardさんによると、現代人は運動する時間が減り、1日平均9.3時間は椅子に座っているとのこと。これは、1日当たりの睡眠時間よりも多く、健康のほか、仕事効率にも悪影響を与えています。Trenchardさんは、仕事をこなしつつ運動する方法として、1対1のミーティングは公園を歩きながらするほうがいい、としています。また、スタンディングデスクを導入することも、1つの手。
◆4:1日に何度も繰り返す作業を部下にまかせる
By thinkpanama
1日に何度も繰り返し行う仕事は、マニュアルをノートにまとめて部下やアシスタントに任せてしまったほうが時間を節約できます。Trenchardさんが知っている成功したスタートアップ企業は、誰しもが行える作業や手順などをシステム化していたとのこと。
◆5:社外ミーティング
By thinkpanama
重要な案件に関してビジネスパートナーやクライアントなど社外の人と会うとき、その人との人間関係を十分に築けるほど有用なミーティングを出来なかった経験は誰にでもあるはず。仕事以外にプライベートな側面からコミュニケーションを取ることで、相手との人間関係をより深いものにでき、ミーティングを有用なものにすることが可能です。
◆6:社内ミーティング
By Silicon Beach Training
スタートアップ企業は多すぎるほどのミーティングを行う傾向があるので、回数を減らす必要があります。重要度の低いミーティングは、必要なことだけまとめた資料を作成して共有フォルダやクラウドなどに保存して他の社員に目を通しておくよう指示を出すだけでOK。
プロジェクトの方向性を決めるような重要度の高いミーティングであれば、じっくりと時間をかけて行います。プロジェクトの詳細が決まれば時間をおかずに実行。スタートアップの長所は、少々の変更ならすぐに対応できることです。
◆7:アシスタントの利用
By marya
便利なソフトウェアを使うことで、人間では及ばないような生産性が実現できますが、かといってその性能にも限界はあります。そのため、余裕があるのならアシスタントを雇用するというのも1つの選択肢です。アシスタントは社外から対応できる人物でも問題ありませんが、可能であれば社内に常駐できる人をフルタイムで雇うのがベター。
◆8:部下のケア
By SalFalko
Trenchardさんが最近会った中で最も優秀であると感じたCEOが実行しているのは、社内を歩き回って社員に話しかけることです。「仕事で苦戦していることは何か?」「仕事の障害を取り除くのに何か協力できることはあるか?」など、話す内容は社員の作業スピードを向上させることにします。中には失敗を恐れ、慎重になるあまり作業スピードが遅くなっている社員もいるので、そういう社員には小さなミスを気にせず仕事するよう説得。社員のケアをしっかり行い、全体の作業スピードを上げれば、結果的に自分の時間を効果的に使えることにつながります。
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