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社員と顧客の双方を幸せにして業績を向上させる11の方法

By Thalita Carvalho

「社員と顧客の双方を幸せにできたら」というのは企業の創業者やCEOが目指すべきところですが、現実には両立させていくのは大変です。そんなあらゆる企業の経営者が望んでいることを実現するために必要な方法を、メール管理ソフトウェア「Front」を展開しているスタートアップのFrontが「社員と顧客の双方を幸せにして業績を向上させる11の方法」として公開しています。

Company Culture Hacks for Happy Employees and Customers
http://blog.frontapp.com/company-culture-hacks-for-happy-employees-and-customers/

◆01:ビジネスに関すること全てを「なぜ」から始める


Frontによると、多くの会社は雇用者や顧客に自社のビジネスについて説明する際に「何をしているか」から始め、次に「ビジネスをどうやって展開しているか」と続け、なかなか「なぜそのビジネスを展開するか」までなかなかたどり着かないとのこと。雇用者の心をつかむには、ビジネスの内容や方法よりも理由を最初に説明する必要があります。社員面接の時には「なぜ自分の会社が存在するのか」「なぜ自社で働くことを選んだのか」「なぜ顧客が自社の製品を使用しているのか」を説き、製品のロードマップをプレゼンテーションする際には「なぜ顧客は製品から利益を得られるのか」「なぜ製品の新機能が会社を成長させられるのか」など、あらゆる説明を「なぜ」から始めることが重要です。

TEDで素晴らしいプレゼンテーションを行うことで著名なサイモン・シネック氏の著書「Start with Why」に書かれている「顧客はあなたがしていることを購入するのではなく、あなたがそれをしている理由にお金を払うのです」という一文が示すとおり、「なぜ」から始めることが社員と顧客の両方を満足させる最大の近道です。

◆02:企業価値を理解する

By Simon & His Camera

企業価値に関わる会社のビジネスがどのように機能し、実行されているか社員と議論することが大事。会社のウェブサイト運営から利用規約などビジネスに直結する部分から、職場環境といった間接的な部分まで、会社を構成するありとあらゆる要素について社員と議論すべきです。社外の人に企業価値について聞かれて、考え込むようではダメで、毎日の業務を通して企業価値を理解しておき即答できるくらいがちょうどいいとのこと。

◆03:魅力的な企業文化

By Tammy Camp

企業文化は社員や顧客を引きつけるのに大切な要素の1つです。企業文化の見せ方一つで会社の魅力が左右することもあるので、自社の企業文化をいま一度自分に問いかけてみて、その見せ方にもこだわるべきです。

◆04:自社株を社員に持たせる

By Tax Credits

給料の他に社員のモチベーションを上げるのに有効なのが自社の持ち株です。近年、優秀な人材は高い給料よりも持ち株に興味を示す傾向があります。また、持ち株を与えることで、社員は企業価値を高めることに専念してくれます。持ち株を与えて給料を低めに設定すれば、余った資金で新しい人材を雇うことも可能です。

◆05:社員に十分な休養を与える

By Joey Yee

長時間労働は会社に短期的な成長をもたらしますが、社員が病欠したり、疲弊したり、モチベーションを下げたりするなど、長期的な目線で見ると利点はあまりありません。急成長を遂げているNetflixHubspotは、社員に無制限の休暇を与えるなど社員に対するケアをしっかりと行っています。

◆06:分析データの活用

By Dave Dugdale

分析データを各部署に公開すると、社員は会社の本当の企業価値を理解できます。分析データを表示するディスプレイを各部署に設置し、会社の指標を全社員が見られるようにすれば、社員はデータの数値を向上するために何をすればいいかに集中してくれるとのこと。

◆07:全社員を会社の最前線へ配置

By Israel Defense Forces

既存顧客を幸せにして、新規顧客を増加させるのがビジネスの基本。だからこそ、社員全員が顧客と接する最前線に立つべきとのことです。社員と顧客がコミュニケーションをとることで、社員は「顧客のニーズを満たすのに必要なこと」や「製品の欠点」を学ぶことができます。社員を配置する最前線に最も適しているのはカスタマーサポートです。

◆08:コミュニケーションに透明性を与える

By Mahdi Abdulrazak

「コミュニケーションに透明性を与える」とは、社内メールを全員で共有したり、社員全員が社内の重要データにアクセスできるようにすることです。突拍子もないアイデアに思えますが、社員からの信頼を向上させ、素早い意志決定が可能になり、結果的にチームワークがよくなるというわけ。

◆09:役員室の排除

By Thinh Pham

会社のCEOが誰かを知らない社員なんていないはずなので、わざわざ役員室を作って誰がCEOであるかを周囲に知らせる必要ありません。役員室は、社員がCEOに相談したいことがあるときに邪魔な存在になり得ます。メモ帳管理アプリで躍進を続けるEvernoteは、役員に週に1回1時間だけ社内カフェで働くシフトを組み、社員の誰しもがコーヒーを飲みながら役員とコミュニケーションをとれるように配慮しています。

◆10:ポジティブな態度

By Len Matthews

CEOの態度は社員に伝わりやすく、社員の態度は顧客に伝わりやすいもの。つまり、CEOが社内でネガティブな態度をとるとビジネスにも影響が出てきます。社員をしかるときにおいても批判的な表現を避けたり、明るい人材を確保したりして、できるだけ社内の雰囲気が悪くならないように心がけること。

◆11:フィードバックはプレゼント

By Andrey

フィードバックは製品やサービスを違う角度から見つめ直すための格好の材料で、会社の成長には欠かせない要素です。製品・ウェブサイト・公式ブログに関するフィードバックを管理して、「誰からのフィードバックなのか」「フィードバックで指摘された内容にどう対処したのか」など、フィードバックを分析することは非常に重要。フィードバックを適切に処理することで学べることはたくさんあります。

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in メモ, Posted by darkhorse_log

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