超高所をベースジャンプ&スキーで並走するエクストリーム集団のムービーが壮絶
エクストリームスポーツとはベースジャンプ・スキー・スノーボード・BMX・ロッククライミング・スカイダイビング・サーフィン・カヤック(激流下り)などの死の危険を伴う過激なスポーツのことを指します。そんなエクストリームスポーツを愛する集団「Nuit de la Glisse」が、ムササビのようなウィングスーツを着たベースジャンパーと、パラシュートを着けたスキーヤー、スノーボーダーたちが空・山から並走するムービーを公開しています。
IMAGINE: first ever wingsuit flying above skiers - YouTube
雪山の山頂付近を飛行するヘリコプターの中で、ベースジャンパーのMathias WyssとLudovic Woerthがウィングスーツを着てスタンバイしています。
準備が整ったらすぐさまヘリコプターからジャンプ。
まだ距離が遠いため豆粒のようにしか見えないベースジャンパーたちが高速飛行しています。
同時に山頂からはスキーヤーとスノーボーダーたちが滑り始めました。
山岳の切れ目をぬって飛行しています。
ベースジャンパーのカメラからスキーヤーたちを捕捉。
パラシュートを装着したスキーヤーは、スピードを出したり、ちょっとした段差があると宙に浮き上がるというすごい滑り方。
その回りには超高速でベースジャンパーが飛び回っているので、ぶつかってしまわないかハラハラさせられます。
負けじと人間5人分はありそうな高さに浮き上がるスキーヤー。
見渡す限りの雪原
ベースジャンパーがボーダーたちを追い越しますが……
蛇行して飛ぶことでスピードを緩めて合流します。
時にはスキーヤーとベースジャンパーがぶつかりそうなほど近づいたり……
「手が触れるのでは?」と思うほどの壮絶な低空飛行を見ることができます。
なお、Nuit de la GlisseのYouTubeチャンネルでは他にも多くのムービーが公開されており、以下では恐ろしく切り立った雪山の山頂からスノーボーダーのMatt Annettsが雪崩を巻き起こしながらも滑走するムービーを見ることができます。
IMAGINE: snowboarding the most extreme line of a lifetime - YouTube
雪しぶきを巻き上げながら山頂へ向かうヘリコプター
山頂に到着したら、仲間たちとどんなルートで滑るのか打ち合わせを行います。
指さすは切り立った山頂。
立っただけで足が震えそうな、この断崖絶壁から滑るようです。
身を乗り出して滑走を始めます。雪が煙のように舞い上がって滑っているのか飲まれているのか分からないほど。
しかし飲まれているわけではなく、プロのテクニックを見せつけながら滑走しています。
どこが下なのかわからないほどのエッジからジャンプ。
その直後、衝撃と滑走が切り崩す雪から、なんと雪崩が発生
飲まれたらひとたまりもなさそうな雪崩のスレスレを滑走しています。
最終的には部屋の面積くらいありそうな雪崩になっていますが……
無事に滑走を終え、ヘリコプターのピックアップを待っています。
スノーボードやベースジャンプ以外にも、ウィンドサーフィン・カヤックの激流下りなど、命知らずのエクストリーマーが集まる「Nuit de la Glisse」とは一体どのような集団なのか?ということがわかるドキュメンタリームービーは、以下を見るとわかるようになっています。
IMAGINE -- NUIT DE LA GLISSE 2013 -- NEW MOVIE TRAILER - EXTREME - YouTube
大自然の中に広がる美しい海。
その中でサーフィンを行っている男性。
海から上がると幸せな家族が待っています。
生まれたばかりの赤ちゃんにキスをする男性。
それでも「おれの人生は海の中にあるんだ。だからこそサーフィンをせずにはいられない」と語っています。
どうやって登ったのか不明なほど切り立った雪山の山頂から……
スノーボーダーが落下するかのように滑走を開始。
「人生にとってもっとも重要なことは、情熱を持つことだと思うんだ」と話すスノーボーダーの男性。
続けて「幸せを感じているかどうかが重要だ」と語ります。
「僕にとって人生とは海のことさ」と話す男性。
男性はサーフィンにカイトを着けて波から高く飛び上がるスポーツのカイトサーファーのようです。
巨大な滝が四方から流れています。
「水の中に情熱があるの」と話す女性は……
カヌーに乗ってパドルをこぎ、危険な激流の滝を下っていくカヌーイストでした。
広大な雪山に動く黄色い点は……
スキーとパラシュートを合わせたブレードランニングと呼ばれるエクストリームスポーツを行う男性でした。
「高揚感は……、言葉で表せないほどだよ」と話すベースジャンパーの男性。
翼を広げた男性は「私たちは男のロマンに自らの手で触れているんだ」と話します。
切り立った崖からジャンプを開始しました。なお、ベースジャンプは2013年だけでも24人以上が死亡している危険なスポーツです。
高度によって時速約60km~200kmを超えることもあり、この大自然の中を超高速で飛行するスリルが病みつきになるのかもしれません。
大ジャンプを見せるカイトジャンパーの男性。
「もしあなたがパッションの風を後ろに感じたら……飛ばずにはいられないよ」と話します。
5メートル以上ありそうなビッグウェーブに乗っているサーファーは……
途中でバランスを崩して一気に波に飲まれてしまいました。
男性は無事ですが、傷だらけになってしまいます
Nuit de la Glisseのエクストリーマーたちは、心からエクストリームスポーツを愛しており、危険を承知で素晴らしいパフォーマンスを見せてくれていることがよくわかるムービーとなっていました。
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