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標高8850mのエベレスト山頂からベースジャンプする様子をライブ中継へ


高所からムササビのようなウィングスーツを身につけて高速滑空を行う「ベースジャンプ」は、2013年だけでも24人以上が死亡している命の危険を伴うエクストリームスポーツです。そんなベースジャンパーのJoby Ogwynさんが、2014年5月に標高8850mのエベレスト山頂からジャンプすることが明らかになりました。

Daredevil to jump off summit of Mount Everest - Telegraph
http://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/asia/mounteverest/10664395/Daredevil-to-jump-off-summit-of-Mount-Everest.html


エベレストのジャンプに向けてウィングスーツのテストを行うOgwynさんの様子は以下のムービーから確認できます。


登山家兼ベースジャンパー・Joby Ogwynさんは、19歳でエベレスト登頂を成功させ、アメリカの最年少記録を打ち立てました。登山スピードは世界でもトップレベルで、2008年には通常3日かかるエベレスト登頂を9時間30分ほどで成功させています。そんなOgwynさんが2014年5月にウィングスーツを携えてエベレストを踏破したのちに、山頂からジャンプを実行するとのこと。

過去にロシア人のバレリー・ロゾフさんがエベレストの標高7220mからジャンプして世界記録を樹立していますが、Ogwynさんはさらに高い標高8850mからのジャンプという世界初の挑戦を行うことになります。


従来のパラシュートは装備せず、ベースジャンプ用に設計された極秘の装備と酸素マスクだけでフライトに挑戦する予定。時速241.4016kmに達するため、飛行距離や風向きによっては中国に着陸する可能性もあり、ウィングスーツの中にはパスポートも準備しているとのこと。


Ogwynさんは「たくさんの人に最も刺激的な冒険の世界を見せたいと思っていますが、飛行機からのフライトに比べて、山からのフライトは非常に危険で恐怖を感じているのは事実です。しかし、エベレストからのフライトは小さな頃からの夢であり、私は死ぬことを恐れていません」と語りました。


放送日は未定ですが、フライトは世界200か国に向けてディスカバリーチャンネルで生中継される予定です。

また、Ogwynさんが地面ギリギリを超高速で滑空するムービーは以下から見ることができます。

Joby Ogwyn and Jeb Corliss wing-suiting in China and Africa - YouTube


ウィングスーツを着て断崖絶壁に立つOgwynさん


ジャンプすると、すぐに地面にたたきつけられそうな高度ですが、ウィングスーツの揚力で落下することなく滑空。


岩肌に映るOgwynさんの影でいかに地面ギリギリを飛んでいるかがわかります。


時速200km近くで滑空しながら地面との距離は10mもなさそうですが、見事にウィングスーツを操っています。


なお、Ogwynさんがさまざまな場所で行ったベースジャンプのムービーは以下のオフィシャルサイトから視聴可能です。

Joby Ogwyn l High Altitude Climber / Wing-suit Explorer
http://www.jobyogwyn.com/

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in メモ,   動画, Posted by darkhorse_log

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