AppleがSamsungのスマホ&タブレット1台につき約4100円の特許使用料を要求
By 에누리 블로그: 약간만 다른 세상
2014年3月31日にiPhone 5とGalaxy S IIIに関する裁判を控えているAppleとサムスンですが、新たにAppleがサムスンのスマートフォン・タブレット1台ごとに、40ドル(約4100円)の特許使用料を要求していることが明らかになりました。
FOSS Patents: At upcoming trial, Apple wants Samsung to pay $40 per device for only five software patents
http://www.fosspatents.com/2014/03/at-upcoming-trial-apple-wants-samsung.html
Apple’s ludicrous demand in next trial: Samsung must pay $40 per smartphone | Ars Technica
http://arstechnica.com/tech-policy/2014/03/apples-ludicrous-demand-in-next-trial-samsung-must-pay-40-per-smartphone/
FOSS Patentsによると、Appleは「タップ機能」「統合検索機能」「データ同期機能」「スライドtoアンロック機能」「オートコンプリート機能」の5つの特許に関する特許使用料として、サムスンのスマートフォンおよびタブレットの販売台数1台につき40ドル(約4100円)の支払いを求めているとのこと。
MicrosoftはAndroidベースのスマートフォン製造メーカーに対して特許使用料として、HTCから1台あたり5ドル(約513円)、その他各社からは1台あたり7.5ドル(約770円)〜12.5ドル(約1284円)を得ていると言われており、年間の特許使用料は約20億ドル(約2054億円)に達すると見られています。
サムスンは2013年に約3億2000万台のスマートフォンを販売しています。もしAppleの要求が認められると、サムスンは1年に128億ドル(約1兆3141億円)をAppleに支払うこととなり、これはMicrosoftがスマートフォンメーカー各社に要求している特許使用料よりもはるかに高額な金額設定であると言えます。
By SalFalko
2014年2月25日に行われた別のAppleとサムスンの裁判で、ルーシー・コウ判事はAppleのライセンスデータを含む専門家の報告書を陪審員に提出するよう命令を下していますが、Appleの弁護士は「陪審員へのライセンスデータの提出をやめるべきである」と主張しています。これに対し、サムスンのスコット・ワトソン弁護士は「『特許使用料としてデバイス1台につき40ドル』という要求とライセンスデータの差し控えは矛盾している」と述べており、Appleとサムスンの特許戦争は今後も続きそうです。
なお、FOSS Patentsはこの訴訟に関する文書を公開しており、以下から全文を読むことができます。
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