ロボットと世界一の卓球選手が勝負すると一体どちらが勝利するのか?
世界25か国に子会社を持つドイツのロボット製造メーカーKUKAロボティクスは、食品・建設・ガラス・鋳造・鋳物・木材・金属・石材産業といった幅広い分野で活躍する精密な産業ロボットを提供しています。そんなKUKA社のロボット「KR AGILUS」にラケットが装着され、卓球ランキング世界一の経歴を持つティモ・ボル選手との対決が行われています。
KUKA Robot vs. Timo Boll: The Duel
http://www.kuka-timoboll.com/
ロボットと元世界チャンプが対決してどちらに軍配が上がったのかは以下のムービーのラストで明かされます。
The Duel: Timo Boll vs. KUKA Robot - YouTube
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卓球界の伝説、ティモ・ボル。
身長181cm、体重78kg、年齢32歳。まるでくっついているかのようにラケットの表面でピンポン球を転がしています。
ワールドランキングの最高成績:No.1。
そんなティモ・ボルが見つめる先には……
世界初の産業ロボット「KUKA KR AGILUS」が、ティモ・ボルと同じラケットの表面でピンポン球をコントロールするパフォーマンスを行っています。
軸数6軸、最大リーチ(作業領域)901mm、反復精度<±0.03mm、という高速作業を重視したスペック。
ティモ・ボルのサーブによって、人間とロボットの卓球対決の火ぶたが落とされました。
鋭いサーブをなんなく打ち返すKUKA KR AGILUS。
ラリーの応酬が数回続きますが……
ロボットアームから打ち込まれたきわどいスマッシュに追いつけなかったティモ・ボル。
先制点はロボットが手にしました。
「そんなまさか……」という表情です。
次はKUKA KR AGILUSのサーブで開始。ピンポン球はリングでホールドされています。
球がリリースされラケットに転がると……
「コンッ」とソフトに上に球をはじいて、アーム1本でサーブを打ち込みました。
ラリーが続いた後に、またもや対角線上に球が打ち込まれて追い切れません。
左へ右へと機敏かつ高速に動き回るロボットに連続点を許します。
苦い笑みがこぼれる元世界チャンプですが……
なんとその後もロボットが得点を続けて、スコアは6-0になってしまいます。
ようやく本気になったティモ・ボル。
全力のサーブが打ち込まれ……
ロボットがラリーを返しきれずにようやく初得点をゲット。
エンジンがかかった様子のティモ・ボル。
鋭すぎるスマッシュを追い切れないロボットは、次々と得点を許してしまいます。
立ち位置の対角線上に放たれたスマッシュをダイブしてカウンターで応戦!
激しい戦いの結果……
かろうじて11点を先取したティモ・ボルが勝利を収めました。
「卓球では世界一ではありませんが……」
「ほぼ確実にロボット工学では世界一です」。世界チャンプとの卓球対決でも高い精度を見せることができる、というパフォーマンスとなっていました。
なお、ムービーの最後にはおまけとして、両手にラケットを持ったティモ・ボルが、5台のKR AGILUSと対決する映像も収められています。
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