自動で紐を結ぶ「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に登場したスニーカーをNIKEが2015年に製品化

1990年代に流行したAir Maxなどのハイテクスニーカーや、電話が出来るスニーカーやMP3プレイヤーを内蔵したスニーカーなど、デザイン・機能面など未来を感じさせるスニーカーが続々と登場してきましたが、ハイテクスニーカーの決定版とも言える映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に登場したパワー・レース搭載のスニーカーを、NIKEが2015年に発売する予定であることが明らかにされました。

Nike designer says self-lacing 'Back to the Future' shoes will arrive in 2015 | The Verge
http://www.theverge.com/2014/2/15/5414880/nike-designer-says-self-lacing-back-to-the-future-shoes-will-arrive

Nike Designer Says Marty McFly's Power Laces Are Coming Next Year
http://gizmodo.com/nike-designer-says-marty-mcflys-power-laces-are-coming-1523547123

バック・トゥ・ザ・フューチャー関連では、2011年にも映画にまつわるスニーカー「Nike Mag『Back To The Future』」が1500足の限定でeBayに出品され、オークションでおよそ600億円もの売り上げをあげています。売り上げ金はバック・トゥ・ザ・フューチャーの主人公マーティ・マクフライを演じるマイケル・J・フォックスが設立した「マイケル・J・フォックス パーキンソン病リサーチ財団」に寄付されています。当時日本では一足しかなかった限定品を220万円で落札した猛者が存在し、18万円もの値段で転売している業者も存在しました。

これが2011年に発売されたNike Mag「Back To The Future」

このモデルは、スニーカーとしては珍しく電源アダプターがセットで販売されており、本体に内蔵したバッテリーとLEDパネルでNIKEのロゴや本体の一部分が最大で5時間光るという特殊な作りになっていましたが、残念ながら映画のように自動で紐を巻いてくれるパワーレース機能は搭載されていませんでした。シューズデザイナーをつとめるTinker Hatfield氏は「2015年にパワーレースを装着したモデルを発売する」とイベントで表明しています。すでにNIKEは2009年に自動で紐を結ぶ機能の特許を取得していることからも、技術的な問題はクリアしているようです。

このスニーカーは、バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2のワンシーンで2015年にタイムトラベルしたマーティ・マクフライが実際に履いているものと同じモデルであり、1989年に映画で描かれた未来が、26年の時を経て現実になるという非常に夢のある話になっています。なお現在のところ価格や販売方法は未定です。

・つづき
「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の自動靴ひも締めスニーカーをNIKEが2015年中に本当に完成させて発売することに - GIGAZINE