Appleの次世代イヤホンに「ヘッドジェスチャーコントロール」搭載の可能性
By Harry Heng
Appleが体温・心拍数・発汗レベルなどのデータ収集が可能なセンサーと、加速度センサーを搭載したイヤホンの特許を取得したことが明らかになりました。これにより、頭の動きでiPhoneやiPadなどの端末を操作できる「ヘッドジェスチャーコントロール」機能が搭載されることになるのでは、とAppleInsiderが報じています。
Apple patents sensor-packed health monitoring headphones with 'head gesture' control
http://appleinsider.com/articles/14/02/18/apple-patents-sensor-packed-health-monitoring-headphones-with-head-gesture-control
この特許は「イヤホン・ヘッドホン用のスポーツ・モニタリング・システム」として2007年10月16日に出願されたもので、2014年2月18日にアメリカ特許商標庁により認められました。特許番号は8655004。
これにより、Appleは少なくとも6年以上に渡りヘルスケア分野に関する研究を行ってきたことが明らかになっています。今回Appleが取得した特許によると、体温や心拍数を計測するためのシステムはユーザーが普段使用しているイヤホンの中に内蔵されることになりそうです。
そして、イヤホンを耳につけるだけで内部センサーが体温・発汗レベル・心拍数やその他の身体データを計測してくれるとのこと。これらのセンサーを搭載したイヤホンやヘッドホンが登場すれば、健康管理用の端末を持ち歩く必要はなくなります。
しかし、特許の中には心拍数や発汗レベルを計測するためにどのような手段が使われるのか、といった具体的な記述はないそうです。しかし、Appleは心臓の鼓動計センサーのような、埋め込み式センサーに関する技術を多く持っているので、既に何かしらの用意があるのかもしれません。
このヘルスケア関連システムに加えて、特許の中には複数の加速度センサーもイヤホンやヘッドフォンの内部に組み込む、という記述もあります。加速度センサーがイヤホン内に搭載されることになれば、Appleは頭の動きで端末を操作する「ヘッドジェスチャー」機能を搭載してくることになるかもしれない、とAppleInsiderは推測しています。もしもこのような機能が搭載されることになれば、ユーザーは音楽の選曲や音量調整を、頭を傾けたり、回転させたりすることで可能になります。
耳に引っかけるタイプのイヤホンの、アーム部分にセンサーを埋め込んだり、センサー部分を取り外し可能なタイプにしたりも可能とのこと。
また、これらのセンサーはイヤホンのコード内にマウントしてしまうことも可能とのこと。なお、コードに搭載すればユーザーの皮膚から情報を集めることができなくなってしまうので、体温や心拍数の計測は不可能になるようです。
これらのセンサーを搭載したイヤホンが登場すれば、町中でしきりに首を傾けたり回転させたりする人を見かけることになるかもしれません……。
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in メモ, Posted by logu_ii
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