ハードウェア

あのGoogle Glassが劇的に普通のメガネっぽくなり実用的デザインになった「Titanium collection」


Google Glassは2014年後半にリリースされる予定ですが、すでに早期希望者向けの「Explorerプログラム」登録者への製品の発送が始まっています。話しかけて操作したり、ウィンクで写真撮影ができたりと多機能なGoogle Glassですが、デザイン面も強化され、度数入りのレンズも装着できるチタン製の軽量フレームシリーズ「Titanium collection」も登場することになりました。

Google Glass
http://www.google.com/glass/start/how-it-looks/


Google Glass just got a lot less geeky | The Verge
http://www.theverge.com/2014/1/28/5352592/google-glass-prescription-lenses-frames-titanium-collection

「Titanium collection」はメタリックなフレームを全4種類から選択できるシリーズとなっており、デザインだけでなく度付きレンズをはめられるようになったのがポイント。さまざまなメガネ型デバイスが販売される中で、自然な見た目にこだわったデザインとなっており、視力が悪い人でもいつもの視界でGoogle Glassを使用できるようになります。


フレームの価格は1つ225ドル(約2万3000円)となっており、すでに1つ1499ドル(約15万4000円)のGoogle Glassを購入している人は、フレームだけを購入して付け替えることも可能。また、Google Glassのフレームに取り付け&取り外し可能なMaui JimZeal Opticsデザインのサングラスモデルも3種類が発表されています。


イヤホンはGoogle Glassの「A」のロゴが入った専用のものが付属しており……


全5色展開となっています。


今のところ発売前にGoogle Glassを入手できるベータテストの「Explorerプログラム」はアメリカ国内限定で行われていますが、いち早くGoogle Glassを手に入れたい人は以下のページからプログラム希望者として登録しておくことができます。

How to Get One – Google Glass
http://www.google.com/glass/start/how-to-get-one/


The Vergeでは、新しいフレームのGoogle Glassを実際に着用したムービーを公開中で、以下からどのような見た目なのかを確認できます。

Google Glass' prescription eyewear is finally here - YouTube


男性が着用しているメガネを外して……


Google Glassに付け替えました。普通のメガネの右側にPC部分が装着されています。


Googleの担当者Isabelle Olsson氏によると、今後デザインの種類はさらに豊富になる予定で「Google Glassショップに行けば、何千というフレームから好きなデザインのGoogle Glassを選択することができます」と話しています。


今回のフレームシリーズは、新機能は追加されていないものの、デザインを改良したことで、完全にPC部分を隠すことはできていませんが、その他のメガネ型デバイスに比べると「目の周りに機器を取り付けている」という違和感はかなり軽減されています。話しかけて操作したり、着用者の視界をそのまま記録・録音できるGoogle Glassの機能を自然に使用できるようにGoogleが力を入れていることがわかります。

また、Googleは、Google Glassのデモムービーや、消防士、車いすユーザー、テニスプレーヤーのベサニー・マテック=サンズさん、HIP-HOPのDJ、宇宙飛行士の5人がGoogle Glassを実際に着用したムービーを以下のページで公開しています。

How it Feels – Google Glass
http://www.google.com/glass/start/how-it-feels/


さらに「デベロッパーをインスパイアするため」という目的から、Google Glassでプレイできるミニゲームも公開されています。

Google Glassで目の前の的を叩いたり、「バン!」と声に出してターゲットを撃つミニゲームをプレイしている様子は以下のムービーから確認できます。

Mini-Games for Glass - YouTube


自分の頭の角度を調節してドロイド君の頭にのっている四角を落とさないようにするバランスゲーム。


木などの障害物に当たると自分めがけて飛んでくるテニスボールを、丸い点線の中に収めると跳ね返るという立体的壁崩しゲーム。


飛んでくるカラフルな丸がターゲットに入った時に、「バン!」と言うと的を撃つことができます。


蜂の巣のような図形の中に目線を表す丸い点を合わせると色がついていくパズルゲームのようなもの。


飛んでくるトライアングルめがけてチョップすると……


図形が砕けてポイントをゲットできるゲーム。


GoogleはNestの買収などに代表されるように、急速に日常生活の中に溶け込もうとしており、Googleの持っている「世界中の人が少なくとも1日に1回か2回使用する製品」という意味の「toothbrush test(歯ブラシテスト)」という理念に従い、リアルへの浸食を2014年は強めていく姿勢がはっきり現れています。

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in ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

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