2014年01月27日 17時30分取材

少女たちが希望・願望・欲望をかけてカードゲームで戦う「selector infected WIXOSS」4月放送開始

1月27日に「ワーナー・ホーム・ビデオ新作アニメ＆タカラトミー新作TCG共同発表会」が開催され、4月からオリジナルアニメ「selector infected WIXOSS(セレクターインフェクテッドウィクロス)」が放送されることが発表されました。

オリジナルTVアニメ『selector（セレクター） infected WIXOSS』公式サイト
http://selector-wixoss.com/

ワーナー・ホーム・ビデオは2011年の「ロウきゅーぶ！」「神様のメモ帳」でテレビアニメ事業に参入。2012年には「アクセル・ワールド」「カンピオーネ！～まつろわぬ神々と神殺しの魔王～」「リトルバスターズ！」「ジョジョの奇妙な冒険」、2013年には「劇場版とある魔術の禁書目録エンデュミオンの奇蹟」「ストライク・ザ・ブラッド」を送り出しています。

今回発表された「selector infected WIXOSS」はワーナー・ホーム・ビデオ初のオリジナルアニメ。題材となっているのはTCG(トレーディングカードゲーム)。

監督は「シュタインズ・ゲート」の佐藤卓哉、シリーズ構成は「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の岡田麿里、キャラクターデザインは「シュタインズ・ゲート」「苺ましまろ」の坂井久太、音楽は「とある魔術の禁書目録」の井内舞子、音響監督は「ジョジョの奇妙な冒険」の岩浪美和、アニメーション制作は「とある魔術の禁書目録」「とある科学の超電磁砲」のJ.C.STAFF。また、オープニング主題歌には分島花音が起用されることになっています。

キャストは主人公の小湊るう子役が加隈亜衣、紅林遊月役が佐倉綾音。ほか、茅野愛衣、赤﨑千夏、瀬戸麻沙美、小林裕介、久野美咲、川澄綾子、釘宮理恵らが出演します。

放送は2014年4月からTOKYO MXほかにて。

プロデューサーの川瀬浩平さんは、本作はTCGの販促を主体としたマーチャンダイジングアニメではなく、大人向けのアニメとしてタカラトミーと協業してカードを題材としたアニメを作っていくもので、これまでのTCGアニメとは異なるアプローチをすることになると語りました。

これまでタカラトミーはキッズ向けのカードゲームに取り組んできましたが、新しい挑戦としてハイターゲット向けのカードゲームを作ることになったそうです。タカラトミーカードグループの佐戸さんは、普通にやるだけでは面白くないので、ハイクオリティの面白いアニメがあってその中で使われるカードゲームという形で、新たな挑戦をすることにしたと語っています。

左からタカラトミーの山口朋さん、J.C.STAFFの松倉友二さん、ワーナー・ホーム・ビデオの川瀬浩平さん。

お話は、日々を平凡に過ごしていた女子中学生・小湊るう子が、兄から人気のカードゲーム「WIXOSS」を買い与えられたことをきっかけに、カードに宿っていた少女・タマとともにセレクター(カード所有者)の女の子たちと戦うことになるというもの。

川瀬さんによると、セレクターの女の子たちは希望や願い・欲望をかけて戦い、勝ち続けると願いが叶う「無限少女」になれるのだとのこと。真っ正面から戦う子がいる一方で、人の足を引っ張ろうとする子もいて人間ドラマが展開され、その中でるう子がどういった選択をするのか、というのが主題になるとのこと。作品の舞台は新宿で、アニメである以上はフィクションであるものの、ファンタジーとリアルが混じり合い、女の子たちのドラマが描かれることになるそうです。

キャストからは小湊るう子役の加隈亜衣さん、紅林遊月役の佐倉綾音さん、タマ役の久野美咲さんが登場。3人ともPVを見て、少し怖いような印象を抱いたとのこと。PVのアフレコの時に川瀬さんに作品に関する質問をしても「みんなも先を楽しみにしておいて」と言われて教えてもらえなかったそうで、この先の展開をキャストとしても楽しみにしていると語りました。