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Appleの秘密主義や新製品、NSAの監視プログラムに関してティム・クックCEOが語る


2014年1月24日、AppleはMacintosh発売から30周年を迎えており、特別ページを開設して30周年記念コンテンツやムービーを公開しています。アメリカのABCニュースはMacintosh30周年を記念して、ティム・クックCEOを含むAppleの幹部3者へインタビューを実施。クックCEOはインタビュー内で「Appleの秘密主義」「新製品」「NSAの監視プログラム」についてコメントしています。

Exclusive Apple's Tim Cook on NSA, What's Next as Mac Turns 30 - YouTube


インタビューはカリフォルニア州クパチーノにあるApple本社で行われました。


インタビューに参加したのは左からAppleのティム・クックCEO、ソフトウェアエンジニアリング担当上級副社長のクレイグ・フェデリギ氏、ソフトウェアテクノロジー担当副社長のバド・トリブル氏の3人です。


まずはクックCEOにMac Proについて質問。


クックCEOは以前に「Mac Proの製造をテキサス州・オースティンにある工場で開始した」とツイートしていました。


アメリカ国内でMac Proを製造していることについて聞かれたクックCEOは「オースティンの工場でMac Proを製造するというのは、とても大変な取り組みでしたが、我々はもっと大きなことが可能だと考えています。まだ正式に目的などを発表していませんが、アリゾナ州の工場にも多大な出資をしました」と返答。


クックCEOの回答に対してインタビュアーの男性は「それはサファイアガラスを製造するための工場でしょうか?もしかしてサファイアガラスを大画面の新型iPhoneやiWatchに使うつもりですか?」と聞き返します。これはAppleがコンクリートで擦っても傷が付かないといわれるサファイアガラス製のスクリーンをiPhone 6で採用するというウワサがあるため。


クックCEOは「今は何も言えません。言えるのはサファイアくらい素晴らしい発表をするということですね。あえて言うなら指輪でしょうか」と笑いながら答えていました。


新商品の次は、Appleが以前から貫く秘密主義について「黒いカーテン」という言葉を使って質問するインタビュアー。


クックCEOは「秘密主義がAppleの文化であることは事実です。ユーザーはワクワクする気持ちを盛り上げるサプライズが大好きなので、秘密主義はとてもいいことだと思います。黒いカーテンか、その通りかもしれませんね。Apple本社には、しっかりと施錠されたドアがいくつも存在してますから」と発言。


インタビューに同席したフェデリギ氏も「私がオフィスで何をしているのか、妻でさえ知りませんよ」とAppleの秘密主義について笑顔で回答しています。


また、アメリカで話題になっているという監視プログラムについて「個人的な意見としては、どのようなデータが収集されていたのか、何人が影響を受けたのか、はっきりと明示する必要があると思いますが、現在かん口令が敷かれているため多くは語れません。世間で言われていることの多くは真実ではありませんよ。Appleにバックドアなど存在しないし、アメリカ政府はAppleのサーバにアクセスしていません」と語り、さらに、今後アメリカ議会に情報の明示について強く訴えることを約束。


インタビューはトリブル氏が得意のピアノを披露して、和やかな雰囲気で終了しました。

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in メモ,   ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

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