Google+でメールを送り接近禁止命令を破った容疑で90分後に男を逮捕
by Aimee
接近禁止命令を出されていたアメリカ・マサチューセッツ州在住の男が「接近禁止とされていた女性に対しメールを送った」として逮捕される事案が起こりました。男は「女性に対しメールを送ったという事実はなく、Google+が自動的にメールを送信した」として容疑を否認しています。
Unwanted invitation lands Beverly man in trouble » Local News » SalemNews.com, Salem, MA
http://www.salemnews.com/local/x1221263334/Unwanted-invitation-lands-Beverly-man-in-trouble
逮捕されたのはマサチューセッツ州セーラムに住むThomas Gagnon容疑者。Gagnon容疑者はフィアンセにメールを送ったという事実はなく、「Google+がサークルへの招待メールを自動的に女性に対し送った」と説明しており、弁護士のNeil Hourihanさんは「Google+はFacebookのように自分で相手を選択して招待を送るのではなく、『過去にコンタクトを取ったことがある人』に対してメールが送られる仕組みになっている」と主張しています。
Gagnon容疑者を訴えたのは元恋人の女性で、Gagnon容疑者は12月はじめに4000ドル(約40万円)のエンゲージリングを購入し13日にプロポーズしたのですが、2人は破局。2人の間に何があったのかは不明ですが、数日後、彼女はGagnon容疑者に対し接近禁止命令を出しました。そして接近禁止命令が出た3日後に彼女はウェブサイトの招待メールのコピーを持参して警察に現れ、90分後にGagnon容疑者は自宅で逮捕・拘留されるに至ったわけです。
by Mary Smith
12月20日に行われた裁判で、セーラム地方裁判所のRobert Brennan裁判官はGagnon容疑者がGoogle+の通知システムの仕組みを知らなかったことを認定。彼は500ドル(約5万1000円)の保釈金を支払うことで身柄を解放されました。Gagnon容疑者は2月6日に再び出廷する予定となっています。また、この件に関するGoogleのコメントは今のところありません。
なお、Gmailに関しては、相手のメールアドレスを知らなくともGoogle+上で繋がりがあればメール送信が可能になる新機能が追加される予定で、知らない相手からもメールが送信される可能性があるとして不安の声が上がっています。
Official Gmail Blog: Reach the people you know more easily
http://gmailblog.blogspot.jp/2014/01/reach-people-you-know-more-easily.html
・関連記事
Google Chromeはあなたの個人情報をマネタイズして儲けている!というMicrosoftのムービーが登場 - GIGAZINE
Microsoftが公式ストアでアンチGoogleグッズの販売を開始 - GIGAZINE
GoogleはGmailの中身を読むことはビジネスとして当然の行為であると裁判で主張 - GIGAZINE
スイス連邦でのGoogleストリートビューをめぐる裁判でGoogleが敗訴、プライバシー保護強化を命じられる - GIGAZINE
子どもに「忘れられる権利」を与える新法がカリフォルニアで施行される予定 - GIGAZINE
現代の少年少女の犯した若気の至りはその後一生ついてまわる - GIGAZINE
・関連コンテンツ