Googleが歩行ロボットメーカーのボストン・ダイナミクスを買収
12月初頭にロボット企業7社を買収したGoogleが、二足や四足で歩行するロボットを作ることで知られるボストン・ダイナミクスを買収したことが明らかになりました。
Google Adds to Its Menagerie of Robots - NYTimes.com
http://www.nytimes.com/2013/12/14/technology/google-adds-to-its-menagerie-of-robots.html
ボストン・ダイナミクスは、マサチューセッツ工科大学の元教授であるマーク・レイバート氏が1992年に設立したロボット開発企業。商業向けではなく、国防総省の高等研究計画局(DARPA)などに対して荒れ地でも使えるロボットを開発してきました。
これは「BigDog」という四足歩行ロボット。
BigDog Reflexes - YouTube
不整地での輸送用ロボットとして開発されているので、たとえ横から蹴られても……
倒れずに歩き続けます。
動きはちょっとぎこちなく、不気味。
のちに改良が行われて、安定性が向上しています。
BigDog Evolution - YouTube
雪山を歩くBigDog
のっしのっしと力強い歩み
BigDogに重い荷物を持たせることで、兵士の負担が軽くなります。
浜辺のように走りづらいところでもこの通り。
同じく四足歩行ロボットの「WildCat」。BigDogとは異なり「速く走ること」というコンセプトで作られています。
Introducing WildCat - YouTube
待機状態の姿はBigDogに通じるところがあります
助走をつけて、思いっきりダッシュ。
体を傾けてのコーナリング。時速16マイル(約26km)ぐらいで走ることができます。
コレは壁をよじ登るロボット「RISE」
RISE - YouTube
ぺたっと壁に貼り付いて……
そのままずりずりとよじ登っていきます
そして、二足歩行ロボット「Atlas」。
Atlas Update - YouTube
不整地を難なく歩くことができます
バランス能力が高いので、片足立ちができ……
おもりをぶつけられても転倒はしません
現在、ボストン・ダイナミクスが作っているロボットは軍用のものだったりしますが、Googleには軍事産業に乗り出していくという意図はなく、また、ボストン・ダイナミクスが現在軍などと交わしている契約を破棄することもないとのこと。Googleとしては商用ロボットの実用化を目指していく予定だそうです。
なお、この買収報道の記事をRTしたGoogle役員のアンディ・ルービン氏は「The future is looking awesome!」とコメントしています。
The future is looking awesome!
http://t.co/iFA53b9qDC
— Andy Rubin (@Arubin) 2013, 12月 14
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