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Googleのオフラインでも使えるWebアプリプラットフォーム「Chromeアプリ」はモバイル向けにも提供される模様


Googleは、オフラインでもブラウザなしで使用できるWebアプリプラットフォーム「Chromeアプリ」をChrome ウェブストアの「PC 向け」欄から提供していますが、Googleはこれらのアプリをパソコンのみならずモバイル向けにも提供しようとしていることが分かりました。現在GoogleはAndroidやiOS向けのChromeアプリ開発者を助けるためのツールキットを作成中で、既存のChromeアプリもこれら2つのモバイルプラットフォームに移植させようとしているようです。

Google is building Chrome apps support for Android and iOS, beta release coming as soon as January 2014 - The Next Web
http://thenextweb.com/google/2013/12/03/google-building-chrome-apps-support-android-ios-beta-release-coming-soon-january-2014/

これはGoogleのソフトウェア開発者であるMichal Mocny氏が率いるMobile Chrome Appsと呼ばれるプロジェクトがGitHub上で発見されたことがことの始まり。The Next Webによれば「GitHub上に保存されているテキストを見れば、ChromeアプリをWindows・OS X・Linux・Chrome OS向けに提供するというのは始まりに過ぎず、近い将来にモバイル端末向けのChromeアプリを提供しようとしていることは明らか」とのこと。


GitHub上で発見されたツールキットは、開発者がApache Cordovaを使い、AndroidやiOS端末の両方で使えるネイティブアプリを作成できるよう手助けしてくれるようで、具体的にはモバイル向けにデザインを修正したり、バグを直したり、制限の中で動作させ、テストするといったことが可能。これら全ての行程をクリアできればGoogle PlayとApp Storeの両方で公開可能である、と通知してくれるとのことです。

このツールキットのサポートはAndroid 4.xから始まるだろうと予測されていますが、Apache CordovaはAndroid 2.2や2.3でも同様に動作可能。さらに、GoogleのDeveloper AdvocatesであるJoe Marini氏によると、「2014年の1月にはベータ版のツールキットを公開したい」と考えているようです。

ChromeアプリはHTML・CSS・Java Scriptで作成されるので、このツールキットがリリースされればモバイルアプリ開発の窓口はより大きくなります。

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in ソフトウェア, Posted by logu_ii

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