京都大学の中央食堂にある「ぼっち席」がどういうものか、実際に食事して確かめてみた

学食や社食・レストランで大きなテーブルを一人で使うとなると少し抵抗があり、人目を避けてトイレで食事をする便所飯という言葉も生まれましたが、1人の時でも人の視線を気にせず食事ができるという「ぼっち席」が京都大学の中央食堂に作られたということなので、果たしてぼっち席とはどんな物なのか、実際にご飯を食べて確かめてきました。
京都大学に到着。

ぼっち席が設置されたのは2012年4月に改修を行った際に新設された中央食堂。大学内をトコトコ歩いていると……

階段の下を指す「中央食堂」の看板を発見。

さっそく入ってみます。

さっそくついたてに仕切られた6人掛けのテーブルを発見しました。これが通称ぼっち席。

実際にご飯を注文して置いてみるとこんな感じ。

座ってみると、完全に仕切られているわけではないので向かい側に座っている相手の手元は見えるのですが、顔は全く見せません。

ちょっと視線をずらしてみてもこの通り。

注文したのはおくらとろろ丼。

温玉がとろろの上にのっかっています。

実際に食べてみると、頑張っても向こう側の様子はこの程度しか見えません。

混んでいる時に全く知らない人と向かい合わせに座ってしまうとどうしても視線が気になってしまうものですが、大口を開けてご飯を頬張ろうとしているまさにその瞬間に前の人と目が合うということもなく、ついたてのおかげで非常に食事しやすくなっており、使ってみると「これは便利!」と思わざるを得ませんでした。感覚的には壁に向かって食事しているようなものなのですが、ついたての隙間からチラッと人の姿が見えるので不自然さも感じません。

ということで、おいしく完食。ごちそうさまでした。

中央食堂には他にも立ち食いができそうなついたて付きのテーブルや……

通常の大テーブルもあるので、その時の状況に合わせてテーブルを使い分けられるようになっていました。

なお、このぼっち席は京都大学だけでなく、神戸大学でも採用されているとのことです。
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in 取材, Posted by darkhorse_log
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