学習するときにとても大切な6つのこと
By World Bank Photo Collection
勉強の大切さは学生に限らず大人になってからも続きます。「あのときもっと勉強しておけば良かった……」と後悔するよりも「これからはもっと勉強しよう」という姿勢でいたいものです。そんな学習について大切な考え方が6つあるといいます。学習する人にも教える人にも役に立つ考え方とは。
You'd think with all my video game experience that I'd be more prepared for this: The most interesting things I've learnt about learning
http://jchyip.blogspot.jp/2013/08/the-most-interesting-things-ive-learnt.html?view=classic
◆1:習得は進級よりもずっと大切
By arbyreed
学年が上がるにつれて学習内容がどんどん難しくなっていき分からないままで放置してしまった問題がある、という経験は誰にでもあります。このような分からない部分は「スイスチーズ」(穴だらけの欠陥品のたとえ)と呼ばれます。スイスチーズに出くわしたとき、学習の限界に達してしまうものです。チーズの穴は、たとえペースを落として時間をかけてでも完全にふさぐ必要があるのです。
◆2:うわべではなく本質を学ぶことが大切
By Jason Mrachina
表面的な勉強ではありきたりな知識しか身につきません。応用の利く知識を身につけるためには、奥深くの本質的概念まで学ぶ必要があります。たとえこれまでの解法が通じなくても問題の本質は同じという状況に直面したときに解決できるかどうかで、その人が本質まで理解しているかどうか分かるのです。
◆3:基礎は一人でゆっくりと
By Peter Voerman
先生と生徒が向き合ってするレッスンは、演習やチェックには向いているものの、基礎的な学習には向いていません。基礎的な学習をするには、生徒が好きな時に自分のペースで落ち着いて学習できるオンラインで行うべきです。
◆4:間違った考え方を捨て去ることから始める
By Bart
学習とは、間違った考え方を捨て去る事から始まります。すでに間違った考え方を身につけている場合、単に正しい考え方を教わったとしてもあまり効果がありません。なぜなら、教わった正しい考え方を、今ある間違った考え方にマッチするように再構成してしまうからです。人に教えるときは、考え方が間違っていることを指摘したり、正しい考え方について語る前に、まず反証を例示することでその考え方が間違っていることを伝えることから始めてください。
◆5:一度に教えることは一つだけ
By Adam Foster
教えたいことがたくさんあっても、一つのことに焦点を絞りましょう。生徒の間違いに気づいたとき、はっきりと間違った考え方を見抜けることが大切です。また、どんどん枝分かれしていくような話は避けることが大切です。
◆6:弱点に目に向けることが大切
By Ben Raynal
成果が達成されたことに注目させるために、あえて弱点を人目から遠ざけることが現実的かもしれません。しかし、より専門的な知識を発展させていくためには、練習では弱点をさらされ指摘されることが大切です。
これら6つの大切なことには耳が痛い内容もありますが、中には意識することで勉強方法自体が劇的に変わるものもあり、何か新しいことを学ぶときに覚えておけば役立つはずです。
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