外付けHDDとUSB接続するだけでスマホ・タブレット・PCとファイルを共有可能なデバイス「Plug」

大容量のファイルでもクラウド上に保存できるサービスはいろんな種類がありますが、セキュリティ面が気になったり、月額制だったりで、使うに至っていない人も多いはず。Plugは外付けHDDと接続することで自宅にVPNを作り、すべてのコンテンツを一元管理し、外出先からでもアプリをインストールしたスマートフォンやタブレット・PCからデータにアクセスしたり、ファイルを保存することができるデバイスです。

Plug: the brain of your devices
http://meetplug.com/launch/

Plug: the brain of your devices by The CGC team — Kickstarter
http://www.kickstarter.com/projects/cloud-guys/plug-the-brain-of-your-devices

具体的な使い方などは以下のムービーから見ることができます。


例えばスマートフォンで写真を撮影し……

PCで編集。

タブレットで写真を閲覧など、複数のデバイスを使い回している時に、データを毎回クラウド上にアップしたりUSBメモリにコピーしたりするのは時間の浪費になります。

そこで、自分の外付けHDDと接続して、スマートフォン・タブレット・PCなど複数のデバイスでファイルを共有できるようにするのが「Plug」。

サイズは70mm×33mm×25mm。

使い方は簡単で、まずはLANケーブルとPlugを接続。

続いて外付けHDDのUSBとPlugを接続します。

これで準備はOK。写真・文書・音楽など接続されたデバイス上の全てのデータが1箇所に格納され始めます。

あとはそれぞれのデバイスでソフトウェアをインストールすれば、デバイス間でやりとりせずともファイルをアップロード/ダウンロードすることが可能になります。

複数のデバイスが一つにまとめられるというわけです。

これによってスマートフォンもPC並の容量を得ることになります。

例えPCを買い換えてもソフトウェアにログインさえすれば、これまでのデータを見ることが可能。

何のアイコンもなかったデスクトップにファイルが現れました。

ファイルはインターネット経由で閲覧しますが、各デバイスにキャッシュしてローカルファイルのようにアクセスすることも可能。

自宅のPCに接続しておけば、外出先からモバイル端末を使ってファイルにアクセスできます。

クラウドサービスのように誰かが作成したファイルをアップロード・複数メンバーがそれをダウンロードできるので、仕事上でも便利。

音楽やムービーはストリーミング再生されます。

右クリックからメニューを選択し、数千枚の写真ファイルをほんの数秒で友人に送ることも可能です。

作業中、ファイルが文字化けてしまいパニックに陥ってしまうこともあります。

しかし、Plugは自動的にバックアップを取ってくれているので安心。

スマートフォンやタブレットを選ぶ時、これまでは容量の選択が必要でしたが……

Plugがあれば、外付けHDDの容量さえ確保できれば、その他の端末の容量は関係なくなります。

Dropboxも同じような機能を果たしますが、容量を2000GB(2TB)とした場合、Dropboxのコストは年間795ドル（約8万円）で、一方Plugは購入時に100ドル（1万円）程度とかなり低コスト。PlugはVPNを作っている小型のLinuxマシンであり、Dropboxと違ってファイルを自宅で保存するので会費などが必要ないためです。

また、クラウドサービスと違ってデータを転送するわけではないので、PRISMで情報を覗かれることもなくセキュリティの面からも安心。

製品の開発はほぼ終了しており、現在は商品化のための出資を募っている最中。目標額6万9000ドル（約690万円）のところ、すでに40万ドル（4000万円）を集めており商品化は確実で、通常150ドル（1万5000円）のブラックのPlugが79ドル（約7900円）の出資によってゲット可能、149ドル（約1万5000円）でバックアップ用のPlugがついた2個セットがゲットできるようになっています。いずれも送料は価格に含まれており、数に限りがあるので注意が必要。発送は2014年の1月になる予定です。

なお、締め切りは日本時間で2013年9月9日午前1時58分になっています。