26種類のお酒・アルコールの名前についてその由来がわかる「26 Alcoholic Drink」
毎週水曜日にYouTubeでいろいろなことに関するトリビアを放送しているジョン・グリーンさんが、マルティニやピニャ・コラーダやマティーニなど26種類のお酒の名前の由来を説明してくれています。
26 Alcoholic Drinks - mental_floss on YT (Ep.16) - YouTube
こちらは司会である自称知識ジャンキーのジョン・グリーンさん。今回は26種類のお酒の名前の由来を教えてくれるとのこと。
◆01:ピニャ・コラーダ
By Mike
スペイン語でピニャはパイナップル、コラーダは裏ごしする、という意味とのことです。
◆02:ミント・ジュレップ
By Kenn Wilson
14世紀に中東で人気を博していたバラと水を混ぜたローズウォーターという飲み物があり、アラビア語ではローズウォーターのことをジュレップ、またはグレップと呼んでいたとのこと。中東だけではなく地中海沿岸でも人気を得始めたころに、ローズの代わりにミントをいれたものが現在のミント・ジュレップの起源だそうです。その後1800年代に競馬をアルコールなしで見ることができなくなったアメリカ人が、アルコールをミント・ジュレップに入れて飲みだしたことが現在のカクテルとしてのミント・ジュレップの由来だそうです。
◆03:サングリア
By Leslie
サングリアは、フルーツと赤ワインを混ぜたスペインのドリンクで、1964年にニューヨークで開催された国際博覧会を機にアメリカで人気が一気にでたとのこと。
◆04:ワイン
By Daniel Go
ワイン(Wine)の語源はラテン語でブドウ酒を意味するVinumから来ました。
◆05:ファジー・ネーブル
By Benjamin Kerensa
ファジーネーブルは、1980年にニュージャージーのバーテンダーレイ・フォリーさんによって考案され、ピーチのうっすらと毛の生えた皮を意味するFuzzyとネーブルオレンジ(Navel Orange)を合わせた造語とのこと。
◆06・07:ブラック・ルシアン・ホワイト・ルシアン
By cyclonebill
ブラック・ルシアンのブラックはコーヒーの黒い色、ホワイト・ルシアンのホワイトはクリームの白い色で、ルシアンはロシアンウォッカから名付けられたようです。
◆08:マンハッタン
By Raquel Van Nice
いろいろ諸説があるようですが、マンハッタンのバーテンダーによって1860年代に考案されたという説が1番有力とのこと。
◆09:マティーニ
By Don LaVange
マティーニの名前の由来にもマンハッタンと同様に諸説がいろいろありますが、カリフォルニアにあるマルティネスという街で作られたという説と、アメリカの伝説的なバーテンダーであるジェリー・トーマス氏によって考案されたという説が有力のようです。
◆10:アラバマ・スラマー
By Tim Evanson
1975年にアラバマ大学で作られたことが名前の由来であるアラバマ・スラマー。スラマーはお酒を一気に飲み干した後にグラスをテーブルにカンッと勢いよく置く様を表すSlamという単語から来ているとのこと。
◆11:トム・コリンズ
By mobil'homme
ジェリー・トーマスが考案したというジンベースのカクテルであるトム・コリンズは、バーのお客さん同士のジョークから名付けられました。
◆12:トム・アンド・ジェリー
By John Fladd
ラムと卵を混ぜた温かいカクテルであるトム・アンド・ジェリーはイギリスの小説家ピュレス・イーガン氏によって考られたそうです。
◆13:アイリッシュ・カー・ボム
By Manuel W.
ギネスビールを注いだビールグラスにベイリーズを混ぜて、ショットグラスで一気に飲むアイリッシュ・カー・ボムは、2つのアルコールを混ぜて飲むボムショットというアメリカ式の飲み方からきています。
◆14:アイリッシュ・コーヒー
By Jason Rodman
アイリッシュ・ウイスキーをベースにコーヒーや生クリームを混ぜた温かいドリンクであるアイリッシュ・コーヒーの由来は、1940年代のアイルランドで飛行場のパブで働いていたバーテンダーが、飛行機を待っている乗客に体を暖めてもらおうと発案したのが始まりとのこと。
◆15:モヒート
By GraceOda
キューバの飲み物であるモヒートは、Mojo(モホ)と呼ばれるキューバの調味料から名付けられたという説と、ぬれるという意味のMojado(モハド)からきているという説があります。
◆16:マイタイ
By Chelsea Nesvig
ラムベースのマイタイはポリネシア語でGoodの意味を表すMai-Taiに由来しています。
◆17:ベリーニ
Asbjørn Log
イタリアで考案されたベリーニの由来は、ドリンクのきれいなピンク色がジョヴァンニ・ベリーニの絵に出てくる女性の肌の色にそっくりだったからとのことです。
◆18:ダイキリ
By Kenn Wilson
ラムベースのダイキリはキューバのダイキリという街の名前から名付けられました。
◆19:スクリュー・ドライバー
By takashi kamachi
ウォッカとオレンジジュースを混ぜたカクテルのスクリュー・ドライバーの由来は、ドリンクを混ぜるときに工具のスクリュー・ドライバーを使ったことだそうです。
◆20:ハリケーン
By Kevin Galens
ニューオーリンズでラムの販売方法について悩んでいたパブのオーナーが試行錯誤の上、作ったドリンクがハリケーン。
◆21:グラスホッパー
Bill Walsh
グラスホッパーもハリケーン同様ニューオーリンズで生まれたカクテルで、殿様バッタ(Grasshopper)の緑色をしていることからGrasshopperと名付けられました。
◆22:ミモザ
By Susan Lucas Hoffman
シャンパンとオレンジジュースをミックスしたミモザは、ミモザという花に色がそっくりなことから命名されたとのこと。
◆23:ロングアイランド・アイスティー
By Guillermo Ruiz
ロングアイランド・アイスティーはテネシー州のロングアイランドという場所の名前、もしくはニューヨーク州のロングアイランドから名前を取ったと言われてます。
◆24:ブラッディ・マリー
By Kenn Wilson
トマトジュースとウォッカを混ぜたブラッディー・マリーの由来には、イングランド女王であったメアリー1世、カナダ出身の女優メアリー・ピックフォードなどいろいろな諸説があるとのこと。
◆25:ゾンビ
By Chip and Andy
ラムとフルーツジュースをミックスしたゾンビは、二日酔いを治すという目的で作られました。二日酔いでゾンビのようになっている人の目をシャキッと覚ます、ということからゾンビと名付けられたそうです。
◆26:サイドカー
By Ann Larie Valentine
第1次世界大戦中に産まれたサイドカーは、バーの常連客であった軍隊の将校がいつもサイドカーに乗っていることに由来しているとのことです。
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