世界のアルコール・お酒の歴史が約2分でわかる「Good Libations」


アルコールの歴史は古く、紀元前8500年前の古代メソポタミアでお酒が作られていた記録が残っています。人類はパンを発酵させたり、果実や米を発酵させたりと試行錯誤を繰り返しながらお酒の文化に親しんできており、紀元前から存在が確認されているお酒がそのまま現代に残っているものまであります。そんなアルコールやお酒の歴史がサクっとわかるムービーが公開されています。

Good Libations: A Brief Visual History of Booze - YouTube


◆紀元前8500年:大麦のビール
古代メソポタミアのシュメール文明で粘土板に楔形文字で描いたビール造りの模様が記録されているとのこと。乾燥させた大麦粉でつくったパンに水を加えて発酵させる、という造り方だったようです。


◆紀元前7000年:ブドウ・ハチミツ・米のワイン
同じく古代メソポタミアではワイン生産を目的としたブドウ栽培が行われていたことや、同時期の中国ではハチミツ・果実・米を発酵させたお酒が造られていたとのこと。


◆紀元前3500年:クミス
馬乳を発酵させて造る発酵乳酒で、モンゴルなどの遊牧民たちによって親しまれました。


◆紀元前150年:プルケ
「マゲイ」というリュウゼツランの1種からとれる汁を発酵させるメキシコのどぶろくのような白いお酒。現代でもメキシコで缶入り飲料として市販されています。


◆時期不明:チチャ
南米アンデス地方でよく飲まれているトウモロコシを発酵させた醸造酒。酸味があるブドウジュースのような味とのこと。


◆時期不明:パームワイン(ヤシ酒)
ヤシから採れる液体を醗酵させて作った醸造酒。


◆時期不明:トント
「バナナ・ビール」とも呼ばれるバナナを発酵させて作るウガンダの伝統的なお酒。


◆12世紀~15世紀:蒸溜酒
ウイスキー・ウォッカなどの醸造酒を蒸留して造るお酒である蒸留酒は、12世紀ごろから造られ始めたとされています。


◆1521年以降:カシャッサラムテキーラ
カシャッサはサトウキビが原料のブラジル原産蒸留酒。同じくサトウキビを原料とするラムや、リュウゼツランを原料とするテキーラは同時期に誕生したと考えられています。


◆1730年代:ポンチ
フルーツ・ポンチといえば日本ではお酒を含まない飲料を指すことが多いですが、蒸留酒・砂糖・レモン汁・水か紅茶・スパイスを混ぜたものが原型という説が有力とのこと。


◆1792年:アブサン
フランスなどのヨーロッパで造られる薬草の入ったお酒。アルコール度数が70%前後のものが多く、グラスの上に角砂糖をのせたスプーンを置き、アブサンと水を注いで砂糖を溶かし、水割りにして飲むのが伝統的な飲み方。19世紀フランスの芸術家たちによって愛飲されたものの、ニガヨモギに含まれる成分で幻覚などの症状が現れたことから、現在では当時と同じ成分のアブサンの製造や販売は禁止されています。


◆1795年:エッグノッグ
牛乳・クリーム・砂糖・アルコールなどをまぜたカクテルで、イギリス発祥といわれていますが、アメリカでは感謝祭などおめでたい日に飲まれることが多いとのこと。


◆1800年代:オールド・ファッションド・カクテル
ウイスキーベースのカクテルの総称で、アメリカが発祥の地といわれています。


◆1800年代:ジン・トニック
イギリス人に清涼飲料として飲まれていたトニック・ウォーターに、ジンを混ぜたら大好評だったことから生まれたといわれているロングカクテル。今や世界中で親しまれています。


◆1850年:ピムス
1840年~1850年ごろ、ロンドンでオイスター・バーを始めたジェームス・ピムがジンをベースにリキュールや柑橘系フルーツで作ったロングカクテル。そのままボトルの銘柄になって現在も販売されています。


◆1862年:ブルー・ブレイザー
炎が噴き出すカクテルとして知られています。スコッチ・ウイスキーと沸騰したお湯をまぜ、点火した際に立ち上る炎のラインを披露するパフォーマンスを含むカクテルで、YouTubeでもいくつか、ブルー・ブレイザーを作るムービーが公開されています。


◆1863年:コカワイン
ワインとコカの抽出物を組み合わせたアルコール飲料。コカインの禁止と同時に飲料自体も禁止になったとのこと。


◆1870年代:マンハッタン
「カクテルの女王」とも呼ばれるウイスキーベースのショートカクテル。


◆1880年:マティーニ
「カクテルの王様」とも呼ばれるジンベースのショートカクテル。


◆1905年:ダイキリ
ラム酒をライムジュースと砂糖で割ったショートカクテル。クラッシュドアイスを入れて作る「フローズン・ダイキリ」は作家アーネスト・ヘミングウェイが愛したカクテルとして知られています。


◆1919年:ネグローニ
カンパリ、ベルモット、ドライ・ジンを合わせたロングカクテル。イタリア・フィレンツェが発祥の地と言われています。


◆1921年:ブラッディ・マリー
ウォッカをベースにトマトジュースやレモンを加えるロングカクテル。セロリなどの野菜を添えたり、タバスコを加えることもあります。


◆1934年:ゾンビ・カクテル
数種類のラムにリキュールなどを入れて作るロングカクテル。アメリカ・ハリウッドのレストランで生まれたとのこと。


◆1940年代:マルガリータ
テキーラをベースにリキュールやレモンジュースを加えるショートカクテル。スペイン人女性の名前が語源であり、発案したバーテンダーの元恋人の名前、など諸説あるようです。


◆1948年:ベリーニ
ワインをベースに桃のピューレやシロップを加えた女性に人気のカクテル。ルネッサンス期の画家ジョヴァンニ・ベリーニをイメージしたものと言われています。


◆2002年:アルコール入りエナジードリンク
レッドブルなどのエナジードリンクをウォッカやジンなどで割るカクテルがありますが、元からアルコールが入った缶入り飲料として「Sparks」なども発売されています。


◆2010年:高アルコールビール
2010年に発売されたBrewDogというビールのアルコール度数はなんと55%。

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