わずか数百円で好きなものが作れる自動販売機型3Dプリンター「Dreambox」
3Dプリンターでオブジェクトをプリントアウトしようとすると、通常15ドル(約1500円)ほどコストがかかってしまいますが、カリフォルニア大学バークレー校にわずか数百円でオブジェクトがプリントできる自動販売機型3Dプリンター「Dreambox」が設置されました。
dreambox: 3d printing vending machines
http://www.3dreambox.com/
Dreamboxの仕組みを簡単に説明すると、まず、Dreambox上でオブジェクトのデザインを選んだり、デザインをサーバにアップロードしたりします。印刷物は自販機の待機列に並び、完成したらメールを受け取れるようになるというもの。
実際にDreamboxを使って3Dプリントを行う様子は以下のムービーから見ることができます。
Dreambox: The 3D Printing Vending Machine - YouTube
倉庫の真ん中にあるのは側面にDreamboxと書かれた棚。
一見家庭にありそうな棚なのですが、中には3Dプリンターが入っており、使用の際は液晶画面で操作するようです。プリントアウトするオブジェクトは1000のモデルの中から選択できるようになっています。
また、自分でデザインしたオブジェクトをアップロードしてプリントすることも可能。
ディテールにまでこだわったオブジェクトが作れます。
実際にオブジェクトを作っている様子はこんな感じ。
コロコロ……と半筒を通って完成したオブジェクトが落下。
完成したらメールが送られてきます。
メールが送られてきてから15分間自販機はアンロックされるので、その間にオブジェクトを取りに行く仕様。もし15分の間にオブジェクトを取り損ねた場合、メールに記載されているリンクをタップすれば、タップしてから5分間は再びアンロック状態になるようです。
棚の引き出しを開けると……
オブジェクトをゲットできました。
こちらがDreamboxを開発したリチャードさん、デイビッドさん、ウィルさんの3人。Dreamboxは実際にカリフォルニア大学バークレー校のエチェベリ・ホール3階に設置されているとのこと。作成可能なオブジェクトの最大サイズは14cm×20cm×14cmで、素材はABS樹脂、PLA(ポリ乳酸、トウモロコシを主原料とした植物由来のバイオベースポリマー)、ナイロン、木材、金属から選べます。費用は形を作るだけなら0.35ドル(約35円)、オブジェクトの中を完全に材料で満たすと1.75ドル(約175円)。サポートが必要な時は別途2ドルが追加されるため、3ドル(約300円)程度でオブジェクトを出力して作ることが可能です。
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