わずか35cmから156cmまで伸び持ち歩きに便利でコンパクトだが本格的な三脚「UT-53Q」レビュー
三本の脚が180度反転して折りたたみができ、最低高353mmから全高1560mmmまで自由自在に高さを変えられる、伸縮比約5.7倍の三脚がVelbonの「UT-53Q」です。収納時は約30cmの超コンパクトサイズになり持ち運びも便利ということで、実際に購入して触ってみました。
ベルボン株式会社 UT-53Q
http://www.velbon.com/jp/catalog/ultrek/ut53q.html
ということで、これが「UT-53Q」のパッケージ。
箱から出すと、取っ手付きのカバーに入っていました。
これが「UT-53Q」です。
収納時の大きさは約30cm。
iPadよりも少し大きいくらいのサイズです。
同じVelbonから出ているSherpa 545に雲台PHD-53Qを取り付けたものと、2012年9月に発売されたミラーレス一眼向け三脚Sherpa 345と並べて比較してみると、収納時の小ささがよくわかります。
重さは約1400gです。
比強度、寸法安定度、振動吸収性にすぐれた軽量金属マグネシウムを使用しており、鉄やアルミに比べると非常に軽いのですが、見た目の小ささの割には重量感もありました。
使用する際は三本の足を開いていきます。
くるっと上下をひっくり返すとこんな感じに。
レバーを起こし、クイックシューを外します。
クイックシューの裏側にはつまみが付いたネジがついており、つまみを起こしてくるくる回せば簡単にカメラが取り付けられるようになっていました。
カメラを取り付けるとこんな感じ。
雲台はボール式なので、カメラを自由に動かせるようになっています。
また、ボディの内部にもエレベーターが収納されているので、三本脚だけではなく、こちらも伸ばすことが可能です。
脚を伸ばさずに開脚した状態でSherpa 345と比較すると、わずかにUT-53Qの方が背が高くなります。
また、UT-53Qは開脚する範囲に制限がなく、最低高は336mmとなっており、より低い位置にカメラを固定することも可能。
脚を伸ばす際は、脚先端の石突を握り、緩む方向に「カクッカクッ」と段数の節目分の抵抗が止まるまで一気に回します。
全高は1560mmで、脚やボディを伸ばしきると、2つの三脚の高さはほぼ同じです。
三脚を持ち運ぶ際、専用のバッグを使わないと三脚が一部はみ出してしまうことがありますが……
UT-53Qは女性用のショルダーバッグの中にもすっぽり入ってしまう大きさです。
カメラ、三脚、交換用のレンズ、と撮影グッズを持って出かけると荷物が大きくなってしまうことがありますが、UT-53Qは持ち運びにも便利であり、従来の三脚撮影よりも幅広い撮影を出先や旅行先で可能にする伸縮比を備えていたのでした。
なお、価格.comによると現在の最安値は2万2227円となっています。
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in レビュー, Posted by darkhorse_log
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