メモ

海に落ちたレンズをニコン修理センター担当者が鍋でゆでて修理


電子機器にとって塩分を含んだ海水は大敵です。もし落としてしまったら無事に修理が終わって帰ってくるかどうか難しいところですが、台湾のニコン修理センターで「海に落としてしまった」というレンズが持ち込まれ、担当者が知恵を絞って「鍋で茹でる」という手段を取り無事修理したというケースが報告されています。

親愛的,我把鏡頭拿去煮了 (第1頁) - Nikon單眼相機 - Mobile01
http://www.mobile01.com/topicdetail.php?f=248&t=3256808&p=1



これはMobile01というフォーラムサイトに「親愛なるみなさん、私はレンズを茹でることになりました」というタイトルで投稿されたもの。投稿主は「Nikon Repair」というIDで、本当に台中市にあるニコン修理センターの中の人が投稿したようです。

センターに持ち込まれたのは「Nikon 17-35mm f/2.8D」というレンズ、定価であれば税込25万4100円という大物です。


しかし「海に落としてしまった」ということで、ところどころ海水が乾いたのか白く塩がこびりついています。


とりあえずは分解して、どの部分は大丈夫なのか、細かくチェックしていきます。


超音波モーター(SWM)を修理する方法はないため、交換しかないというのはかなり早い段階で判明


本体内部の筒部分はかなりダメージを負っていました


しかし、集積回路などは大丈夫だったので、あとは外装部分をどうにかするだけ、ということで塩分を除去するために鍋で茹でることにしたそうです。


ぐつぐつぐつぐつ……


あとは新しいSWMをつけて、復活。


あくまでプロが修理の方法を探った上でたどり着いた手段であり、素人がレンズをお湯につけても直らないのでマネはしないでください。

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in メモ,   ハードウェア, Posted by logc_nt

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