レビュー

手のひらサイズのボディにフルサイズセンサーを搭載したソニーのコンデジ「DSC-RX1」実機レビュー


コンパクトデジタルカメラとしては世界で初めてという35mmフルサイズのCMOSイメージセンサーを搭載した「サイバーショット DSC-RX1」。今回はその実機をソニーから借りることができたので、プロ用ハイエンドカメラと同等サイズのセンサーを備えたこのカメラで一体どのような写真を撮ることができるのか、街中に持ち出していろいろと試してみることにしました。

DSC-RX1 | デジタルスチルカメラ Cyber-shot“サイバーショット” | ソニー
http://www.sony.jp/cyber-shot/products/DSC-RX1/


フォトレビュー

編集部に届いた貸し出し用カメラのパッケージは真っ黒で、実際に販売されている物とは異なるデザインでした。


内容物はカメラ本体の他にACアダプターやUSBケーブル、布製の保護袋、ストラップなどです。


カメラを保護袋に入れてみるとこんな感じ。


ACアダプターの挿しこみ口は折りたたみ式で携帯に便利。


ケーブルをカメラの側面に挿すことで充電やデータ転送ができます。


ケーブルの反対側はノーマルサイズのUSB端子。


PCなどと接続して充電を行うことも可能。


家庭用の電源コンセントに接続して充電している様子。


本体を手に載せてみるとこんな感じ。コンパクトデジタルカメラと言うにはやや大きめな印象もありますが、フルサイズセンサーを搭載したカメラとしては他の機種を凌駕するコンパクトさ。


バッテリー、記録メディア込みの実測重量は約469グラム。実際に首から下げて1時間ほど歩き回って撮影をしてみても特に負担を感じることは無い重さでした。


レンズキャップはこんな感じ。


正面。


フォーカスモードの切り替えスイッチ。


ドイツの老舗メーカー、カールツァイス製レンズを搭載。


レンズに備えられたリングを回すことで絞りを調節可能。


F2.0から22までの値が選べます。


別のリングを回すことでマクロモードと通常撮影モードを切り替えることも可能。


側面。


底面。


三脚を取り付けるための穴は金属製でちょっとやそっとの事では壊れなさそう。


ディスプレイの表示を高画質に設定した場合、内蔵のバッテリーで最大約220枚の連続撮影が可能。また、対応の記録メディアはSDXCカード、メモリースティック PRO-HG デュオなどとなっています。


背面。


3インチ(122万9000ドット)のTFTディスプレイを備え、明るい日差しの下でも撮影した画像をクリアに見ることができます。


雷のようなマークが描かれたボタンを押すと上部にあるスピードライト(フラッシュ)がポップアップ。


上部。


シャッターボタンの前に電源のオン・オフスイッチがあるので素早い操作が可能。


モードダイヤルを回すことでフルオート、シャッタースピード優先、絞り優先、マニュアルなどの切り替えができます。


マニュアルモード時には背面上部にあるダイヤルを回すとシャッタースピードの調節が可能。


上部にある「C」ボタンを押しながら背面中央にあるダイヤルを回すとISOの設定になります。


ISO感度の表示は以下の通り。


撮影してみた

実際に「DSC-RX1」を外に持ち出して撮影してみた写真と映像は以下の通り。今回は全て手持ちで撮影しており、特に記載が無い場合は設定はオートとなっています。なお、サーバーやYouTubeにアップする際にデータが圧縮されているため、撮影時の画質とは異なっている点は注意が必要です。

逆光で撮影しても影の部分の黒つぶれは少なめ。


高架と高速道路が交差する風景。


上の写真を思いっきりトリミングして、橋に留められたボルトの部分を拡大しても十分な画質が得られています。


別の角度から撮影した高速道路。


同じ場所をムービーで撮影するとこうなります。

フルサイズセンサー搭載コンデジ「DSC-RX1」で風景を撮影してみた - YouTube


ムービーで花を撮影してみた所は以下の通り。

世界初のフルサイズセンサー搭載コンデジ「DSC-RX1」で花を撮影してみた - YouTube


F2.0まで絞りを開けると背景が思いっきりボケた写真が撮影可能。


逆にF22まで絞り込むと深くピントが合います。


「止まれ」の先にいるおばちゃん。


ろうそく1本の明かりでどれくらい撮影が出来るのか試してみた様子は以下の通り。

※上の写真は別のカメラで撮影

ろうそくの光だけて「DSC-RX1」で撮影した画像は以下の通り。ディテールの損失が少なく手持ちでもブレることなくクリアな写真が撮れています。


DSC-RX1」はコンデジのような外観はしているものの、センサーサイズだけを見ればニコンの「D600」やキャノン「6D」などのハイアマチュア向けデジタル一眼カメラと同等となっているだけあって、記事作成時点の実売価格は税込み23万4000円と手頃とは言い難い値段。というわけで、金額は気にせずとにかく大きなセンサーを積んだコンパクトなカメラが欲しいという人や、尖った技術が詰め込まれた製品にたまらなく魅力を感じるという人におすすめの製品となっています。

Amazon.co.jp: ソニー デジタルスチルカメラ Cyber-shot RX1(35mmフルサイズCOMS) DSC-RX1

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in レビュー,   ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

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