iPhone 5を超える世界最高の画素密度、シャープのスマホ向けフルHD液晶パネルの実物を撮影してみた

スマートフォン向け5インチディスプレイとしては世界最高レベルの画素密度を実現した、という5インチのフルHD(1080×1920ドット)ディスプレイの生産をシャープがスタート。その実物が幕張メッセで行われている「CEATEC JAPAN」に展示されていたので撮影してきました。
スマートフォン向けで世界最高レベルの画素密度を実現5型フルHD液晶パネルを生産開始 | ニュースリリース:シャープ
展示が行われているシャープのブースはこんな感じ。

スマホ向けの5インチフルHDディスプレイはブースの隅の方に小さく展示されていました。

「FHD」と細いフォントで割と地味にフルHDディスプレイであることを表示。

これが実物の5インチフルHDディスプレイ。

爪の先の大きさまで拡大してみても全くドットが目立たないほど高解像度。

地図を表示してみるとこんな感じ。なお、今回の展示ではタッチ操作をすることができないようになっていたので、反応速度などの操作感は不明です。

テキストを表示すると以下のようになります。

斜め横から見た所。

肉眼で見た印象としては光沢紙にプリントアウトした写真か絵ハガキのようで、全く粒の粗さは感じられず画面を見ていることを忘れてしまうほど鮮明に画像が見えます。

視野角も広いので1人がスマートフォンを持って、両脇から1人ずつ2人がのぞき込むようなシチュエーションでも写真などをはっきりと見ることが可能。

別のディスプレイを縦位置で表示するとこんな感じ。

ディスプレイの画素密度は443ppiなので「iPhone 5」に搭載されている326ppiのRetinaディスプレイよりも1インチ(約2.54cm)四方あたり117ドットも高精細な表示が可能。

上の写真に写っている闘牛士の肩の部分を拡大した写真は以下の通り。なお、今回現地で撮影した画像はJPEGの圧縮がかかっているので、実物を肉眼で見たディスプレイはこのページにある写真より、さらにクリアです。

同社によれば、一般的な液晶パネルに比べて約1.3倍の画素密度で表示できるので、なめらかな文字表示や鮮明な地図表示、リアリティ溢れるフルHDの映像表示が可能とのこと。なお、このディスプレイは2012年10月から本格的な量産を開始するということなので、5インチのフルHD画面を搭載したスマートフォンが市場に出回る日も間近のはずです。
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