試食

トマトが丸ごと1個入った酸味ある「トマトと四元豚のうま辛鍋」など、全10種類の秋のメニューをデニーズで全制覇してみました


トマト、カボチャ、サツマイモなどの野菜やきのこなどを使った秋のメニューがデニーズより発売されました。デニーズ初のトマト鍋、野菜を食べるドリア、香り高いソースで仕立てたオムライスなど10種類のメニューがあるとのことで、全メニューを制覇しに行くことにしました。

(PDFファイル)デニーズ 秋のメニュー第2弾 9月25日(火)よりスタート

お店に到着。


一番最初に登場したのは「ごぼうのポタージュ」(税込250円)。


「最初からごぼうはないわぁ……ごぼうの味わいがあんまり無いわぁ……どろっとしたポタージュっぷりはよいけど……」とも思ったのですが、よくよく味わってみるとゴボウチップは香ばしくなかなかの味でした。


次は「トマトと四元豚のうま辛鍋(ミニごはんつき)」(税込930円)から。ゴロリと丸々1個のトマトが真ん中に見えます。具には四元豚、キムチ、ほうれん草、たまねぎ、もやしなどが見えます。


コチュジャンがきいているとのことで、チゲ的な辛さを想像していたのですが、「少し辛味があるな」という程度。それでもトマトを崩すと酸味がよく出て、豚肉と合うようには感じました。


こんどは「ごろごろ野菜ととろろの和風ドリア ~柚子胡椒仕立て」(税込830円)。大きめにカットされたさつまいも、れんこん、かぼちゃなどの野菜がゴロゴロ。エリンギやにんじんも見えて、野菜はかなり豊富。


味付け用に柚子胡椒ドレッシングがついてきます。


これをかけて……


いただきます。酸味とスパイシーさ、さらにとろっとしたなめらかさがグッド。このメニューの組み合わせとしては奇抜にも思える柚子胡椒がいい意味で期待を裏切り、驚きと共に今まで食べたことのないような食感を得られ、「うまい!」と感じられました。


こちらは「ポルチーニ香る、きのこソースのオムライス」(税込950円)。きのこの1種であるボルチーニを使ったデミグラスソースが特徴で、具にはしめじ、ミニエリンギなどが使用されており、きのこたっぷりです。


キノコの香りがとにかく強いので、キノコのあの香りが大好きという人には向いています。ソースがややしょっぱかった感もありますが、濃い味が好きな人にはちょうど良いかも。ボリューム的にはそれなりの量を食べたい人でも満足できるレベル。


生ハムときのこのクリームスパゲティ(税込840円)。しめじ、エリンギ、マイタケ、マッシュルームなどが使用されていて、こちらもキノコが盛りだくさん。さらに四元豚の生ハムで彩りが加えてあります。


キノコの味の強さは「ポルチーニ香る、きのこソースのオムライス」の方が上。肝心のクリームがねっちょりもっちょりとしており、もう少しカルボナーラ的なクリーミーさが欲しくなります。クリームの味が濃厚なので食べ続けると飽きがきますが、生ハムをアクセントにして気分転換をすれば、なんとか食べ切れます。


趣向を変えて今度は「担々麺」(税込780円)。麺の上には、豚挽肉やたけのこ、椎茸にテンメンジャンを加えて香り高く炒めた具をトッピング。


非常にベーシックな味ですが、しっかりと辛味が感じられます。麺やスープが辛いのではなくて、上にのっている具が辛いというタイプ。なので、ずるずるーっと一気に食うとうまみが味わえます。


こちらは「四元豚のかつ煮膳」(1080円)。四元豚のロースを厚切りにし、生パン粉をつけて揚げる 「とんかつ」が味わえます。


普通のかつ煮なのですが、オーソドックスな味わいが良く感じられます。衣が適度にふにゃふにゃになってだし汁を吸い込んだあの感じがグッド。「担々麺」と同じで普通に想像の範疇の安定した味なのですが、そこが好評価。しかし1000円を超える値段はなんとかしてもらいたいところ……。


「まぐろご飯と海鮮かき揚げうどん」(980円)。


かき揚げは食感も非常に良いのですが、うどんが「テーブルマーク(旧加ト吉)」の冷凍うどん的な味わいで、家で食べるのには十分な味なのですが、外食でこれを食べると「残念」な感じがします。例えるなら、カレーを注文して食べたらレトルトカレーの某有名ブランドと同じ味が!というぐらいの感覚。逆に言えば最低ラインはクリアしているので、分かった上で注文するのであれば問題は無いはず。


まぐろご飯も食べてみます。


わさびを溶いたしょうゆをかけて……


いただきます。のっているブツ切りの赤身は柔らかく脂も適度にのっているのでグッド。しかし、量がご飯に対して少なめなので、もうちょっと量を増やしてもらえるとなお良くなります。


新メニューといいながらも夏にも全く同じメニューであった「リコッタチーズとなすのトマトスパゲティ」(790円)。


もっと濃厚に作ってもいいのではないでしょうか……意外に味が薄く感じられました。トマトの味も香りもちゃんとしているのですが、スーパーで買うソースと同レベル。リコッタチーズも「?」という感じで、全体的にかなりさっぱり目な感じになっており、正直、外食でこれに金を払うのはちょっと……。調味料の味を極力抑え、トマトの酸味やなすの甘みが感じられるように作ってある感じなので、そういった味が好みの人には良いのかも。


和風の「ぶりの粕漬け膳」(税込990円)。ぶりは冷凍したうえで、粕漬けにし2日間低温で熟成させてあるそう。


サイドメニューには「なすのみぞれ和え」……


「豆腐サラダ」……


「わかめとカリカリ梅のサラダ」の3つから好みの一品がチョイス可能。


では、いただきます。


このぶりはかなりおいしいく、西京味噌につけた魚がうまいのと同様で、粕漬けの味が実によく染みこんでおり、理想的な味になっています。ごはんがススム味付けとなっており、これに加えてサラダともよく合う。しかしながら、それでもなお、値段が少し高いように感じられるので、もうちょっと頑張ってもらいたいところ。さらに、サイドメニュー無しで値段を下げてもらえるとなお良し。


何人かで試食したところ圧倒的に高評価だったのは、「ごろごろ野菜ととろろの和風ドリア ~柚子胡椒仕立て」で、斬新な味付けでありながらも味わい深かったのでオススメです。次点ではなんと「ごぼうのポタージュ」だったのですが、これは「ごぼうのポタージュ」のレベルが高いというよりは、もうちょっと他のメニューに頑張ってほしかったというのが正直なところ。

ということで、次回は「ごろごろ野菜ととろろの和風ドリア ~柚子胡椒仕立て」級かそれ以上のメニューがたくさん登場することを期待です。

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in 試食, Posted by darkhorse_log

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