カレー風味だが香りがしない「カップヌードルごはん カレー味」試食レビュー
発売日からわずか4日で一時販売休止になるほどに人気の「カップヌードルごはん」シリーズには、「カップヌードル味」「シーフードヌードル味」「焼そばU.F.O. そばめし」の3種類がありましたが、6/4(月)より新たに「カップヌードルカレー味」が加わりました。これまで定番のカレー味が無かったのが不思議ですが、満を持して登場というわけです。
カップ麺の「ごはん化」第4弾!ついに「カップヌードル カレー」がごはんになった!
こちらが「日清カップヌードルごはん カレー」(税別250円)。これまでの「カップヌードルごはん」シリーズは地域限定発売から全国展開するという流れでしたが、今回はいきなりの全国展開。日清としても自信を持って投入してきたということのようです。
調理方法はこれまでの「カップヌードルごはん」シリーズと同じく、具材を箱に投入してレンジで炊いて仕上げます。
原材料はこちら。
栄養成分です。1食(102グラム)当たり398キロカロリー。1食(102グラム)当たり398キロカロリー。もとになった「カップヌードルカレー」は85グラム当たり402キロカロリーで、内容量が微妙に増えてカロリーはわずかに減少しています。
なお、出来上がり重量はおにぎり2個分とのこと。これ一つでおなかが膨れそう。
カップの中には「ライス」「具・味付けの素」「仕上げ香味油」が含まれています。
ライスはパフライスと呼ばれるもので、独特のコシのある食感が特徴になっているとのこと。
具はこちら。
カレー専用コロ・チャー、ポテト、ニンジン、ネギが入っています。「カップヌードルカレー」には、カレー味のスープになじむよう煮込んだような味付けがされたカレー専用コロ・チャーが使用されていますが、それもしっかり再現しているようです。
では、調理していきます。まずは、カップの中に引かれた線のところまで、水を投入。
そして、「具・味付けの素」「ライス」をいれます。
そして、しっかりかきまぜれば準備完了。この時点でカレーの風味が若干漂ってきます。加熱すれば風味は強くなるはずなので期待大。
レンジで500Wで5分半加熱します。なお、フライパンで調理する方法もありますが、より手軽に調理できるこの電子レンジを使う方法を採用。
加熱が終了しました。できたてはかなり熱いので、取り出す際は注意。
フタを開けてみると、カレーの良い香りが……あまりしません。
どうやらレンジで加熱すると風味が増すどころか、飛んでしまうようです。そのために「仕上げ香味油」がついている模様。どばっとかけます。
そして、よくかき混ぜてやれば完成。しかし、「仕上げ香味油」を足してみても、カレーの香りはあまりしません。「カップヌードルカレー」のようにフタを開けると部屋中がカレーの匂いに侵食されてしまうほどの強烈な風味を期待していたので、ちょっと残念。
では、実食。風味同様、味も薄めです。何か調味料を入れ忘れたのかと思うほどにあっさりとした味で、「カップヌードルカレー」の面影はどこへやらといった感じ。中毒性のある強いカレーの風味でガツガツ麺をすするのが「カップヌードルカレー」の醍醐味なのですが、今回はそれは期待できません。「カップヌードル味」「シーフードヌードル味」は共に、「あぁ、確かにカップヌードルの味だ」と思わせる内容なのですが、今回は味の再現度は低め。風味もコクも感じられないので、これならばいっそのことカレーライスを食べているほうがまだ良いのではないかと考えてしまいます。
それでも具のポテトは割とカレーの風味が凝縮されていて再現度を感じられる内容となっていました。定番の味ながらも、長らく「カップヌードルごはん」シリーズに登場しなかったのは、風味や味の再現が相当難しいということなのかも知れません。
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