上空からHDムービーの撮影ができるクアッドコプター型ラジコン「AR Drone 2」ムービー&フォトレビュー
iPad/iPhoneと無線LANで接続して操作する4枚羽根を持つ「AR Drone」は飛行中に映像や写真を撮影することが可能なラジコンとカメラが合体したようなユニークな製品です。
第1世代のモデルはカメラの性能がVGA (640×480ピクセル)とちょっと物足りない感じだったのですが、今回静岡ホビーショーで展示されていた次世代機「AR Drone 2」では1280×720ドットのHD画質に対応して大幅にパワーアップ。操作用のアプリも既にアップデートが行われており、ムービーの録画だけでなくYouTubeへのアップロードにも対応しています。という訳で、販売元である京商のブースに行って実機のデモを見せてもらいつつムービーや写真にその姿を収めてきました。
展示ブースはこんな感じ。
飛行と撮影に必要なのは本体とiPadのみ。
成人男性の手で持つとこれくらいの大きさ。感覚的には大きめの座布団サイズといったところです。
下から見るとこんな感じ。
正面はこうなっています。
上から見ると4枚の羽根があることが確認できます。
新モデルの最大の特徴はカメラの性能がHD画質にアップされたこと。
これが新しいカメラパーツ。
ローターと本体をつなぐ部分はこうなっています。
新たに気圧を計測するチップを搭載し、より高い場所でも安定して飛行できるようになっているそうです。
室内で飛行する際にローターを保護する発泡スチロール製の枠を外してみました。
屋外で使用するときは別の本体カバーを装着します。
「AR Drone」の電源をオンにするとiPadからアクセスポイントとして認識されるのでタップして接続を確立すればOK。通信可能距離は約50メートルです。
アプリを立ち上げて操縦を選択。
こんな感じでカメラの映像が手元の画面に映し出されます。
「TAKE OFF」のアイコンをタップすれば自動で水平を保ったまま「フワリ」と浮き上がります。
左手の親指が当たる部分にあるアイコンを押しながらiPadを傾けると「AR Drone」の進行方向をコントロールできます。なお、ヘリラジコンと比べてかなり安定感があるので、初めてでも問題なく操縦を楽しめました。
実際に飛ばしている様子は以下の通り。
で、どんな感じで動くのか、というのがよくわかるムービーは以下でチェックしてみてください。
HD動画の空撮ができるラジコン「AR Drone 2」が飛行する様子 - YouTube
iPadで操縦している手元の様子は以下のムービーで見られます。
HD動画の空撮ができるラジコン「AR Drone 2」をiPadで操作する様子 - YouTube
撮影したムービーはライブラリーに保存されているので後から視聴可能。
映像はかなり鮮明で、薄暗い場所で撮ったにもかかわらず周囲の風景がハッキリと映っており、ガタガタとした揺れもほとんどありません。
撮影したムービーはアプリから直接YouTubeにアップロードできます。
また、公式サイトにアップされているユーザーからの投稿映像をつなぎ合わせたデモムービーが、何かとても高揚感を覚えるつくりになっているのでそちらも必見です。
AR.Drone 1 year of User Videos: Thank You! - YouTube
AR.Drone Best Of User Videos #2 - YouTube
なお、発売日や価格は未定とのことですが、5月19日(土)、20日(日)に第51回静岡ホビーショーの会場に行けば実機やデモを見ることができます。
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