レビュー

クアッドコプターPhantom 2にジンバルH3-3Dを装着、GoPro HERO3で空撮してみました


安定性&操作性が抜群のクアッドコプター「Phantom 2」は、専用のジンバルZenmuse H3-3D Gimbal(H3-3D)」を使うことでアクションカメラ「GoPro HERO3」を取り付けて空中遊泳の様子を撮影することが可能です。初フライトを終えたGIGAZINE編集部のPhantom 2に、H3-3Dを取り付けてさっそくGoProでの空撮にチャレンジしてみました。

Zenmuse H3-3D Gimbal | DJI
http://www.dji.com/product/zenmuse-h3-3d

H3-3Dの外観チェック
H3-3Dはツヤ消しブラックの高級感のある箱に入っています。


箱を開封すると、H3-3D・黒い紙ケース・ノイズカットフィルターの注意書きが入っていました。


まずは黒い紙ケースを……


開けるとこんな感じ。


中には3種類のゴムブッシュ・各種ネジ・GoPro固定用パーツ・ノイズカットフィルター基板・簡単な説明書が入っていました。


続いてH3-3D本体を取り出します。


左がH3-3D本体で、右はPhatom 2とH3-3D本体の取り付けに使うパーツ(ダンピングユニット)です。


GoPro HERO3は……


H3-3Dのコネクタに合わせて……


こんな感じでピッタリと取り付けられます。


Phantom 2にノイズカットフィルターを導入する
H3-3Dの装着は、最初にノイズカットフィルターをPhantom 2に導入することからスタートします。ノイズカットフィルターを装着しなくてもGoProの装着&撮影は可能ですが、ノイズのない良好な画質を手に入れるためにはノイズカットフィルターを装着することがオススメです。

まずはPhantom 2のロッド裏面にある写真のネジを2個取り外します。4つのロッドにある合計8個のネジを取り外したら……


次にロッドの先端にあるネジを合計4個取り外します。


最後に、ロッドの付け根にある写真のネジを合計4個取り外してから……


Phantom 2の前方指示用の蛍光ステッカーをピリピリと剥がせば……


Phantom 2の天面カバーが取り外せます。


カバーにはケーブルがつながっているので強く引っ張らないように注意。


次に、ノイズカットフィルターを取り出します。


ノイズカットフィルターはこんなサイズのコネクタが2個付いた基板です。


ノイズカットフィルターを取り付けるために、まずはPhantom 2の底面にあるビデオケーブルをたどっていった先の……


Phantom 2に接続されたコネクタを外します。


そしてノイズカットフィルターに付属のコネクタケーブル(ショートケーブル)を写真の様に接続して……


先ほど外したビデオケーブルの先端のコネクタをノイズカットフィルターのもう一方のコネクタに装着します。


そしてノイズカットフィルターのショートケーブルを……


ビデオケーブルのささっていたPhantom 2のコネクタに接続すれば、ケーブルの接続が完了。


イメージとしては、装着されていたビデオケーブルとPhantom 2の間にノイズカットフィルター(+ショートケーブル)を割り込ませる感じです。


最後にノイズカットフィルター基板の裏面に付属の両面テープを貼って……


ノイズカットフィルターをPhantom 2のバッテリー横に装着すればOKです。


H3-3DをPhantom 2に装着する
付属のアダプター(ダンピングユニット)は4つのネジでPhantom 2に取り付けます。ネジ留めせずにダンピングユニットの位置合わせをするとこんな感じ。


まずは付属の透明なピンを……


ダンピングユニットに4本挿し込んで……


Phantom 2のネジ穴に合わせてセットします。


次に付属のM3*5のネジを使って……


ダンピングユニットをしっかりとPhantom 2に装着。


ビデオケーブルをH3-3Dのコネクタに接続して……


H3-3Dをダンピングユニットの白いゴムブッシュの上にセット。


白いゴムブッシュの先端をH3-3Dの丸い穴に引っかけるように挿入して……


透明キャップをパチッと音がするまでしっかりと取り付ければOK。


ビデオケーブルはたるまないように布テープでPhantom 2の本体裏面に固定しておきます。


最後にGoPro HERO3をH3-3Dに装着して……


落下防止用パーツを取り付け……


付属のM2.5*6.3のネジで……


裏側から2カ所固定すればH3-3D+GoPro HERO3の取り付けは完成。


Phatom 2の電源をONにすると、GoProが水平にセットされました。


なお、GoProは、プロポ裏面にあるレバーを操作することで水平から真下までリニアに向きを変える事が可能です。


レバーを外側に倒せばGoProはこんな感じになり、真下方向を撮影できるというわけです。


GoProで空撮してみた
H3-3Dには飛行中の機体が傾いてもGoProが水平方向を保ち続けられる姿勢制御機能が搭載されています。Phantom 2の機体の傾きを見事に打ち消すH3-3Dの姿勢制御能力は以下のムービーを見ればよく分かります。

Phantom 2用ジンバル「H3-3D」の姿勢制御はこんな感じ - YouTube


GoPro HERO3を使って難波宮跡上空を空中散歩してみました。


Phantom 2+GoPro HERO3で難波宮跡を空中散歩 - YouTube


H3-3Dの持つ優秀な姿勢制御機能のおかげで機体を大きく傾けて前進・旋回をしても絶妙に水平を保った映像が撮影できました。また、空中でホバリングする間も細かく姿勢制御してくれるおかげで、固定カメラからの映像と見間違うほど安定した映像が撮影できたのには驚くばかりです。

つづき
空撮映像をアプリで見ながら飛ばすFPVに「Phantom 2」+「Go Pro HERO3」+「Nexus 7」で挑戦 - GIGAZINE

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in レビュー,   ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

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