ソニー「α57」の秒間12連写やバリアングル液晶の使い勝手がわかるムービー&フォトレビュー
「トランスルーセントミラー・テクノロジー」と呼ばれる独自の透過ミラー機構を搭載し、一般的な一眼レフカメラが行うミラーのアップダウンを省き常にCMOSセンサーとAFセンサーに光を送ることで高速、高精度な位相差検出AFを実現したソニーの「α57」。有効画素数約1610万画素のCMOSセンサー(APS-Cサイズ)を備え、秒間最大12枚の高速連写やフルHD(1920x1080/60p)でのムービー撮影にも対応する高機能モデルながら、5万円台のお手頃な値段(記事作成時点のズームレンズキットの価格)となっているので、実機を借りていろいろと触ってみることにしました。
◆外観をチェック
ズームレンズキットは本体に加え「DT 18-55mm F3.5-5.6 SAM」のズームレンズ、充電器、ストラップ、USBケーブルなどがセットになっています。
本体サイズは幅132.1×高さ97.5×奥行き80.7ミリ。
成人男性の手で握ると以下のような感じ。
レンズを外すと……。
内部に見えるのが半透過ミラー。撮像素子に光を届けるために跳ね上げる必要がなく、同時に途切れなくAFセンサーにも光を届けられるので高速なピント合わせが可能とのこと。
電池、SDカードを含む撮影時の重量は約827グラム。
上記の内容にレンズキャップと充電機器を加えても1キロ以下。旅行などで持ち歩く際にも負担が少ない重量です。
上部にはモードダイヤルの他にマイク、オートロックアクセサリーシュー、ファインダー/液晶モニター切り替えボタン、ISOボタン、露出補正ボタン、電源スイッチ、シャッターボタンがあります。
モードダイヤルは「カチカチッ」とした堅めの回し心地で、持ち歩きの際に誤って動いてしまうことがなさそう。
底部にはバッテリーカバーと三脚ネジ穴付。ネジ穴は金属製なので、繰り返し使用しても摩耗しづらくなっています。
フル充電の状態なら背面ディスプレイを使用して約590枚の静止画撮影が可能。ムービーは約180分の連続撮影ができます。
付属の充電器は直接コンセントに挿して使用可能。
正面はこんな感じ。
撮影時に左になる側面には「α」のロゴが見えます。
端子類はリモート、マイク、HDMI、ミニUSB、DC INを備えています。
フォーカスモードスイッチを本体に搭載しているので、オートフォーカスをオフにしてマニュアルでピント合わせをすることができます。
フラッシュポップアップボタンを押すと……。
内蔵のフラッシュが「パカッ」と立ち上がってきます。
背面にはメニューボタン、MOVIEボタン、AEロックボタン、AVボタン、ズームボタン、ファンクションボタン、コントロールボタン、実行ボタン、削除ボタン、再生ボタンを搭載。144万画素で視野率100パーセントのEVF(電子ビューファインダー)も備えています。
ディスプレイを開くと以下のような感じ。
液晶モニターはバリアングルチルト可動式で可動式で縦に約180度、横に約270度回転するので、カメラを頭上に構えてもしっかりと構図を決めることができます。
ローアングルでも使用可能。
実際にディスプレイがどんな感じで動くのか、というのは以下のムービーでチェックしてみてください。
ソニー「α57」のバリアングル液晶をクルクル動かしてみた - YouTube
ディスプレイの右上にあるボタンを押すことで、ムービー撮影を一発でスタートできます。
撮影時に右になる側面にはカードスロットがあります。
メモリースティック PRO デュオだけでなく、SDXCメモリーカードにも対応。
グリップ部分にはくぼみが付けられており、安定して構えることができます。
電源のオン、オフはシャッターボタンのスグ脇で行えるので素早く操作可能。
子供やペット、スポーツなどの撮影で高速連写を使いたい人やムービーと写真を1つのカメラで手軽に撮影したい、という人にお勧めの1台です。
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秒間12連写の威力がわかる「α57」で実際に撮った写真と映像はこんな感じ - GIGAZINE
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