ビックカメラがコジマを傘下に収め家電量販店業界第2位に
家電量販店業界第5位のビックカメラが業界第6位のコジマの株式を取得して傘下に収める方針であることが明らかになりました。両社の売上高は合計は1兆円超となり、業界第2位へと浮上することになります。
ビックカメラ コジマを傘下に NHKニュース
ビックカメラは東京や大阪などでおよそ40店舗を展開している家電量販店で、売上高は6121億円と業界第5位。一方、コジマは約200店舗を展開しており、売上高は4494億円で業界第6位の家電量販店です。
ビックカメラの店舗
by BJP039
コジマの店舗
by RJD
現在、家電量販店は出店競争やエコポイント制度終了での家電需要低迷、テレビの価格低下などによって全体として経営環境が難しい状態にあります。そんな中で、仕入れや物流の共通化によってコストを削減して生き残るべく、ビックカメラがコジマの株式の過半数を取得して傘下に収める方針が固まったとのこと。
両者の売上を合計すると1兆円超となって、現在業界第2位のエディオン(ミドリ電化、デオデオなど)の8200億円を抜いて新たに第2位に浮上することになります。
2001年まではコジマが業界最大手でしたが、2002年以降はヤマダ電機がトップを守り続けており、その売上高は現在2兆円超となっています。
by Tokyodesert
2012/05/11 16:34
ビックカメラからリリースが発表されました。今回の資本業務提携によりビックカメラグループの市場シェアが首都圏で20%を超える水準になるとのこと。
(PDFファイル)株式会社コジマとの資本業務提携及びそれに伴う第三者割当増資の引受けによる子会社の異動に関するお知らせ(PDF:208KB)
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