取材

「金久右衛門」のラーメン・大阪ブラックはさすが大阪No.1評価と納得の味



かつて「食べログ」大阪府下トップのラーメン店「金久右衛門」へ醤油ラーメンを食べに行きましたが、人気店であり続けるというのにはそれなりの理由があるもの。日清から「食べログ大阪No.1 金久右衛門 大阪ブラック」として商品化もされることになりました。このカップラーメンが本日10月18日(火)から発売になったので、カップラーメンを味わいつつ、改めて金久右衛門へ足を運び、その人気の秘密を探ってみました。

まずは日清食品のカップ麺の方から味わってみます。


中身はそれほど特徴的なわけではありませんが……


焼豚だけは目立っています。大きさが500円玉4個分ほどと、通常のカップ麺のチャーシューよりも大きめです。


また、厚みもあります。


ダシを取る前の昆布のようですが、メンマです。


ネギはごく普通のもの。


さっそく作ってみます。かやくと比べた時の焼豚の大きさが伝わるでしょうか。


お湯を注いで……


液体スープをフタの上にのせて5分待ちます。


5分後、真っ黒な液体スープを注ぎ……


軽く混ぜたら完成。この時点で、あまり鼻が良くなくてもわかるほどの香ばしい匂いが広がります。焼豚は大きさだけではなく厚みもあり、非常に満足のいく一品。


しかし、太麺はほぐれにくく、メンマに至ってはかんなくずのような薄さ……。


税込285円という価格帯に合わせるため、焼豚とスープには全力を投入したものの、それゆえに麺とかやくで妥協せざるを得なかった悔しさが伝わってくるかのよう。その代わり、スープの出来は非常に良く、ラーメンスープとして飲みきれなかった分は後日、煮物にでも使えそう。


ということで、このカップ麺だけで金久右衛門のラーメンを評価してしまうのは早計だと考え、実際にお店に足を運びました。

開店が11時ということだったのでちょっと早めに行ったのですが、超人気店舗だけあって、まだのれんも出ていないのに行列ができていました。


お店の前に大きな看板を出しているわけではないため場所が分かりづらいのですが、食べログの「ラブホの並び向かって左に一軒挟んで看板も無い店に人が並んでいたらそれが金久右衛門」というのは非常にわかりやすい紹介でした。


看板がないわけではなく……


店先に非常に小さな看板がかかっています。


この看板のデザインには「言い表せない店だ」という意味が込められているそうです。


お店のメニューは醤油ラーメン中心。今回は食べ比べの意味もあるので、カップ麺にもなった「大阪ブラック」(700円)を注文しました。


店内にもカップ麺が飾られていました。


その隣にあったのが「マルハマしょう油」。これがうまさの秘密……?


注文したラーメンはだいたい5分ほどで完成。これは通常の大阪ブラックにトッピングで煮玉子(50円)を追加したもので、基本の具は巨大チャーシュー1枚+メンマ2本+ネギという構成です。


一方、大阪ブラックのチャーシューメン(+250円)になるとチャーシューが4枚に増えます。


このチャーシューが非常に巨大。


500円玉と比較してもこのサイズ。カップ麺もかなり頑張って再現しようとしたのだということが伝わってきます。


大きさはもちろん、厚みもかなりのもの。脂身がふわっとしているのは当然なのですが、身の部分も適度に締まりつつも旨みが閉じ込められており、食べていて顔がほころびます。


煮玉子は……


トロっと半熟。堅く煮た玉子もいいですが、たまにはプリプリの白身もいいものです。


麺には太麺と細麺があり、お店でベーシックなのは細麺ですが、カップ麺は太麺を再現していました。いずれもかなりコシがあり、しっかりスープの絡む麺です。


メンマはがっしりと太いもの。これもまた食べ応えがあります。


スープはイカのワタや海老のダシを使っており、海鮮系の旨みがたっぷりとしみ出しています。醤油ベースのラーメンというと無難にまとまっているイメージがあるのですが、これは醤油ラーメンの限界を一歩超えたところの味に到達しており、ラーメンスープとしてだけではなく、ご飯をそのままぶち込んでもおいしくなりそうな、凝縮された味がしていました。これほど完成度の高いラーメンを700円で提供されては、カップ麺で再現するのはかなり至難の業だったはず……。日清がスープとチャーシューに全てを賭けたのは、判断としては間違っていない気がしますが、せっかくなので麺も最高のものを揃えて出して欲しかったところ。

「金久右衛門」本店は平日11時から15時、土曜日11時から16時に営業で、スープが売り切れ次第終了です。下に貼られている駐禁情報が気になるところですが……


店内のテレビで表の道路状況が見られるのは何かと便利なのかも。ただし、近隣にはコインパーキングがあるので、車で来た人はそちらを利用するようにしてください。


金久右衛門の味のキーになっているマルハマのあま塩しょうゆはFAXでの購入が可能。1リットルが税込504円、一升瓶が税込851円です。

製品紹介 マルハマ食品株式会社



また、「金久右衛門」自身もネットショップを開いているので、大阪ブラックなどを自宅で楽しむこともできます。「行列に並ぶのはちょっとイヤだけれど、なんとかして食べてみたい」という人はぜひ活用してください。

なにわ最強醤油らーめん「金久右衛門(きんぐえもん)」ネットショップ

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in 取材,   試食, Posted by logc_nt

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