徳島で採れた物を徳島で食べるから鮮度が違う「徳島バーガー」試食レビュー

「徳島バーガー」という名前を聞いたことがあるという人はまだ少ないかもしれません。徳島バーガーとは、徳島の豊かな農産物を活かした地産地消を目指して、とくしまバーガー協同組合が開発中のご当地ハンバーガーです。阿波牛などのブランド牛・ブランド豚や、近郊の農地で栽培された新鮮な野菜を使い、徳島でしか食べる事のできない独自の味を追求しています。

今回は、「マチ★アソビvol.7」のグルメハント対象店となった2店舗で、徳島バーガーというのがどんなものなのか、実際に食べてみました。

マチ★アソビ vol.7 2011.09.23~10.10開催

認定バーガーリスト_徳島市（中央） とくしまバーガー | とくしまバーガー協同組合

徳島市両国本町の喫茶店「ウッドアイビス」では、「とくしま両国バーガー」を食べることができます。

お店の前ではとくしま両国バーガーの解説を見ることができます。

今回のグルメハント対象メニューは、バーガーにドリンク、焼きマシュマロ＆アイスがセットになった「マチ★アソビ限定セット」。

そしてこれがとくしま両国バーガーです。徳島バーガーは「これが徳島バーガーの具」という限定された具材は存在せず、徳島で生産された食品を各店が独自にアレンジし、とくしまバーガー協同組合が認可したものを徳島バーガーと呼ぶという特殊なスタイルを取っているため、様々なバーガーが存在するのが特徴です。

バンズを開くとメンチカツの上にカレー風味のクリームソースがたっぷり。

メンチカツは、非常に柔らかく、マッシュされた鳴門金時が入っているためかフワフワとした食感です。バンズも柔らかく、全体的に非常に優しいふんわりとした味わい。マクドナルドやモスバーガーなどの一般的にイメージするハンバーガーとはまた違った方向性のバーガーです。

焼きマシュマロは甘さ控えめのバニラアイスと程よくマッチして、なんだか懐かしい感じ。

そしてドリンクにはコーヒーや紅茶のほかにすだちジュースを選ぶこともできます。レモンよりも酸味が柔らかく、さっぱりとして飲みやすい味です。

徳島駅直結のショッピングセンター「クレメントプラザ」内にある「イル・ローザ」では、3種の徳島バーガーを食べることができます。

これは「鳴門金時コロッケバーガー ドリンクセット」。ドリンクとコールスローサラダ、鳴門金時フライがセットになっています。

バンズを開くと鳴門金時コロッケが新鮮なレタスやトマトの上にどっしりと乗っかっています。

非常にふんわりとした軽い食感が印象的です。バンズも軽めのものが選ばれているのですが、鳴門金時を使った場合の特徴なのか、ジャガイモのみのコロッケよりも口当たりが軽い印象を受けます。トマトやレタスもジューシーでいかにも新鮮な感じ。素材のうま味を感じさせるバーガーです。

コールスローは柔らかい酸味で、酸っぱいサラダが苦手な人でも違和感無く食べられそうな感じ。

鳴門金時フライは薄揚げでパリパリ。さつまいもですが、甘さはそこまで強くなく、つけ合わせとして食べやすいチップスです。

こちらは「すだち鶏のてりやきバーガー」。

鶏の一枚肉が乗っかっています。

すだち鶏はプリプリとした食感が良い感じ。これもやはりトマトやレタスの鮮度が際立ち、フレッシュな野菜が味わえるバーガーです。

これは「すだち牛と阿波ポークの合挽きETバーガー」。

ハンバーグの上には目玉焼きが乗っています。

ハンバーグが極めて柔らかく、これもかなりフワフワとした食感。肉独特の歯応えや肉の香りを感じるバーガーとは逆の方向性ですが、目玉焼きとハンバーグでボリュームはたっぷりです。見た目はオーソドックスなハンバーガーですが、味や食感に違いが出ています。

ドリンクにはゆずソーダとすだちソーダを注文してみました。

ゆず、すだちの果実そのままの味や香りがかなりはっきりと出ているので、初めて飲むとちょっと驚くかも知れません。

なお、そのほかにも徳島バーガーは多数存在しており、そのバリエーションはとくしまバーガー協同組合の認定バーガーリストから見ることができます。