地デジへの移行が終了した今、液晶テレビの値段はどうなったのか
7月24日に一部地域を除き、地上デジタル放送への完全移行が終了してから1週間が経過しましたが、液晶テレビの価格はどうなっているのでしょうか。
エコポイントの半減を受けて駆け込み需要が殺到した昨年末は、テレビの販売価格が高騰しすぎた結果、エコポイント終了後に購入した方がポイント分を考慮に入れても安上がりだったという、恐ろしい事態となっていましたが、今回は異なる値動きを見せています。
◆2011年7月31日1:30現在のテレビのお値段は?
今回は大手価格情報サイト「価格.com」で2011年7月31日時点で売り上げトップ3となっている「LED REGZA 42Z2(42インチ、東芝製)」と「AQUOS LC-32E9(32インチ、シャープ製)」、「BRAVIA KDL-32CX400(32インチ、ソニー製)」の過去3ヶ月の価格動向をチェックしてみました。
・「LED REGZA 42Z2」
価格変動履歴はこんな感じ。地上デジタル放送完全移行による価格への影響はほとんど無く、7月1日時点と比較して1万5000円ほど値下がりしています。
・「AQUOS LC-32E9」
価格変動履歴はこんな感じ。「LED REGZA 42Z2」とは異なり、7月に入ると4万円台を上回ることが多くなり、現時点での価格も6月時点での最安値と比較して3000円ほど高くなっています。
・「BRAVIA KDL-32CX400」
価格変動履歴はこんな感じ。5月時点では3万円台で購入できるにもかかわらず、USB録画やインターネット接続などに対応した非常にリーズナブルなテレビでしたが、6月から値上がり傾向が顕著となり、地上デジタル放送へ移行した翌日の7月25日には4万9800円にまで高騰しています。
◆価格の高騰はエントリーモデルが中心、大型テレビは値下がり傾向を維持
上記から導き出される結論として「価格の高騰は32インチのエントリーモデルが中心だった」ということが挙げられます。
また、このような結果となった背景の1つとして、「そもそも大型テレビの購入を希望していた人はすでに昨年12月のエコポイント半減前に購入してしまっており、地デジ移行ギリギリまで買い替えなかったのは、あまりお金をかけずに移行したいユーザーが大半であった」ということも考えられます。
つまりエントリーモデルの購入を検討しているユーザーはもう少し価格の動向を見定める必要があり、大型モデルの購入を検討しているユーザーは欲しい時が買い時……ということのようです。
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