2度とカバーしてはいけない歴史に残る名曲10選

by Guille.17
歴史に残るような名曲たちは万人に愛されているが故に、どれも数多くのミュージシャンによってカバーされています。当然、良いカバー曲もあればあまり優れていないカバー曲もあって玉石混交の様相を呈しているわけですが、中には決定版と呼んで差し支えのないカバー曲も存在するわけです。「このカバー曲さえあれば他のはもういらないよね」「むしろ下手なカバー曲が増えると原曲の価値を落としかねない」という観点で、それぞれの名曲ごとに選ばれたカバー曲は以下から。
Flavorwire ≫ 10 Songs That Should Never Be Covered Again
1:ジョン・レノン「イマジン」
「平和」を題材にした世界で最も有名な曲とも言えそうな「イマジン」は、たとえジョン・レノンの名前を知らないとしても一度は聴いたことがあるのではないでしょうか。
YouTube - John Lennon - Imagine
「イマジン」はクイーンや桑田佳祐など国を問わずによくカバーされる名曲ですが、アメリカ同時多発テロ事件の直後に放送が自粛されていた「イマジン」をあえて歌ったニール・ヤングのカバーなどが有名です。
YouTube - Neil Young - Imagine
2:ジョイ・ディヴィジョン「ラヴ・ウィル・ティア・アス・アパート」
イギリスの老舗音楽雑誌NMEがロック史上最高のシングル曲に選んだ「ラヴ・ウィル・ティア・アス・アパート」は、バンドのフロントマンであるイアン・カーティスが23歳の若さで自殺する数週間前にリリースされました。
YouTube - Joy Division - Love will tear us apart
この曲もさまざまなアーティストによってカバーされていますが、フランスのバンド「ヌーヴェルヴァーグ」によるバージョンはボサノヴァ風にアレンジされていて新鮮な印象を受けます。
YouTube - Nouvelle Vague - Love Will Tear Us Apart
3:ローリング・ストーンズ「サティスファクション」
「サティスファクション」は、1960年代から現在に至るまで1度も解散せずにアルバムを2億枚以上売り上げているロックの代名詞的な存在、ローリング・ストーンズの初期の代表曲の1つです。イントロから繰り返されるギターリフはロック史上最も有名なリフと言えるほどに有名なので、たとえ曲名を知らなくても聞き覚えがある人もいるのではないでしょうか。
YouTube - Satisfaction-Rolling Stones
ニュー・ウェイヴ・バンド「ディーヴォ」のファーストアルバム「頽廃的美学論」に収録されているカバーバージョンは、その大胆なアレンジによってよく知られています。
YouTube - Devo-Satisfaction
4:ニルヴァーナ「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」
ニルヴァーナのセカンドアルバム「ネヴァーマインド」はこれまでに全世界で2600万枚を超えるセールスを誇っており、冒頭を飾る「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」は現代にいたるまで若者の爆発的な支持を受け続けています。90年代で最も重要な曲の1つと言っても決して過言ではありません。
YouTube - Nirvana - Smells Like Teen Spirit
やはりこの曲もたくさんのアーティストがカバーしていますが、パティ・スミスが61歳の時に発表したバージョンでは、まるで自分の楽曲かのように歌いこなしていてベテランならではという感じがします。
YouTube - Patti Smith - Smells Like Teen Spirit
5:クリケッツ「アイ・フォート・ザ・ロウ」
「アイ・フォート・ザ・ロウ」は、英語圏はおろか日本でも真島昌利による日本語カバーや、さらにそれをライブでカバーしているザ・ボヘミアンズなど、これまでに世界中のバンドからカバーされている名曲ですが、最初にレコーディングしたのはバディ・ホリーのバックバンドをつとめていたクリケッツです。
YouTube - I Fought The Law - The Crickets 1959-(ORIGINAL VERSIONS)
数あるカバー曲の中でもとりわけ有名なのがザ・クラッシュによるバージョンで、日本でも日産・エクストレイルのCMで使われていたので聞き覚えがある人も少なくないと思います。
YouTube - The Clash - I Fought The Law
6:フランク・シナトラ「マイ・ウェイ」
史上最も多くカバーされた曲とも言われるのがフランク・シナトラの「マイ・ウェイ」。荘厳なメロディに乗せ、死期が近づいた男が誇りを持って自分の歩んできた人生を友人に語っているという内容の歌詞が歌われます。なお、シナトラのマイ・ウェイがリリースされた1969年の2年前にあたる1967年に発表された、フランスの歌手クロード・フランソワによる「Comme d'habitude」という曲が原曲で、シナトラバージョンとは歌詞も異なっています。
YouTube - Frank Sinatra My Way
そしてマイ・ウェイのカバーといえば、よく知られているのがセックス・ピストルズのベーシスト兼パンク・ロックアイコンとして有名なシド・ヴィシャスによるパンクカバーバージョン。荒々しく歌った1曲となっています。
YouTube - The Sex Pistols - My Way
7:ジョニ・ミッチェル「ビッグ・イエロー・タクシー」
グラミー賞を9回も受賞している女性シンガーソングライター、ジョニ・ミッチェルの3枚目のアルバム「レディース・オブ・ザ・キャニオン」に収録されている「ビッグ・イエロー・タクシー」は彼女の代表曲の一つです。
YouTube - Big Yellow Taxi - Joni Mitchell
ビッグ・イエロー・タクシーは1970年に発表されましたが、同年にボブ・ディランがいち早くカバーしています。
YouTube - bob dylan big yellow taxi
8:ザ・リーブス「ヘイ・ジョー」
天才ギタリストのジミ・ヘンドリックスによるカバーバージョンが圧倒的に有名な「ヘイ・ジョー」は、ザ・リーブスが65年の11月に発表しました。
YouTube - The Leaves- Hey Joe
そして本家よりもずっと知られているジミ・ヘンドリックスのバージョン。
YouTube - Jimi Hendrix - Hey Joe
9:ドン・マクリーン「アメリカン・パイ」
アメリカのシンガーソングライター、ドン・マクリーンが1971年にリリースした「アメリカン・パイ」は8分36秒もの長尺にかかわらず、ビルボードで4週間ランキング1位を記録しています。
YouTube - Don McLean- American Pie (with Lyrics)
このマドンナによるカバーバージョンではポップでアップテンポなアレンジとなっており、世界的なヒットとなりました。
YouTube - Madonna - American Pie - Music
10:レナード・コーエン「ハレルヤ」
カナダのシンガーソングライターであるレナード・コーエンの「ハレルヤ」は、何度も英語圏の映画やドラマなどのサウンドトラックに使用されているので世界的には非常に知名度が高い曲です。
YouTube - Hallelujah - Leonard Cohen
そしてオリジナルよりも人気があるとも言われているのがこちらの、ジェフ・バックリィによるバージョン。
YouTube - Jeff Buckley - Hallelujah (Original Studio Version)
おまけ:ジーノ・ワシントン「アウト・オブ・ディス・ワールド」
知名度はありませんが、優れたカバー曲が存在する名曲という意味では「アウト・オブ・ディス・ワールド」も負けてはいません。こちらがジーノ・ワシントンによる原曲。
YouTube - Gino Washington - Out of this world
名曲のカバーを中心に活動しているバンド、デトロイトコブラズによるカバーはバンドのテイストと曲調がピッタリと合致していて良好です。
YouTube - DETROIT COBRAS - OUT OF THIS WORLD
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